Going Back to My Hometown / Hal Paige

03-07-10
まだ、The JUKE JOINT という( B5サイズ 8 ページ、ガリ版印刷の!)無料のブルース情報誌
を発行していたころ、The Blues 誌から高地・日暮の両氏を弘前にお招きし、ブルースのレコード・コンサートを Cavern で開催したことがありました。
その際に「お土産(?)」としていただいたシングルの中にこの曲があったのです。
その 45r.p.m. EP が Fury 1024、Hal Paige & The Whalersの After Hours Blues / Going Back To My Home Town( 1959 )でした。
この Fury には Tarheel Slim や Wilbert Harrison、そして Sammy Myers の You Don't Have To Go / Sad, Sad Lonesome Day( Fury1035/1960 )に Elmore James の Everyday I Have The Blues / Up Jumped Elmore ( Fury 2000/1972 )もあります。
また、Gladys Knight & The Pips が Every Beat Of My Heart / Room In Your Heart ( 4/1961 )」、Lee Dorsey の Ya Ya / Give Me Love(1961 )」なんてとこもあるのですが、(音を聴いたことはないのですが)The Kodaks ってえちょっと気になる「名前の」グループもリスト・アップされてますよ。マジで企業名をつけてるグループってのもスゴいなあ。きっとコマーシャル・ソングとか歌ってたんでしょね(?)

ま、そんなことはともかく、Hal Paige ですが、フツー、ブルース好きのミナサマならばとーぜん After Hours Blues のほうを云々するのでしょうが、そこらアタマのネジが何本か脱落してるワタクシのこと、そのカップリング曲 Going Back to My Hometown にヤラれてしまいました。
バックのリフがめっちゃ調子いいイントロから
I'm going back, going back to my hometown〜
とキモチ良さそに歌う「軽やかな」ナンバーは、キャッチーでポップでお茶目!でございます。
うっとおしー梅雨空を一瞬でも忘れさしてくれそうな「パッパラパ〜系(?)」のいいキャラではないでしょか。
ヘヴィでダルなコテコテのブルースを聴いて疲れたココロを一発でリフレッシュ!え?疲れたりなんぞせん?あ、そーゆうタフなお方には、この曲は不要でございましょう。ココロおきなく求道者としてマイシンしてくださいませ。

Bobby's Harlem Rock Vol.2/ N.Y.on Fire( FIRE / P-VINE PLP-6101/2 )でこの曲が聴けます(あ、ついでに、っちゅーかメインの After Hours Blues も入ってますよ)。
他にも ATLANTIC に Drive It Home / Break of the Day Blues や Thunderbird / I'm Through With You などのシングル
そしてオムニバスながら、Rockin' And Jumpin' ( ATLANTIC / WARNER P-6191A )に Big Foot May が収録されています。
さらにヒマとカネに不自由してない、しかも Hal Paige が好き、なんてゆーキセキテキな諸条件が揃ったお方は、COLLECTABLE のオムニバス、Harlem Rock'n' Blues, Vol.1( COLLECTABLE CCL5208 )に Pour The Corn が収録されておりますので、根気よく探してみてはいかが?(なお、このシリーズの Harlem Rock'n' Blues, Vol.2 COLLECTABLE CCL5209 には After Hour Blues が、そして Harlem Rock'n' Blues, Vol.3 COLLECTABLE CCL5210 にはこの Going Back To My Home Town が入っております)



ある新聞を見てたら、いまは「自分以外みんなバカ」っていう風潮がはびこってるんじゃないか?みたいなこと書いてるコラムがありました。
特にバブル崩壊後その傾向が強まっているのではないか?というブンセキがなされていましたが、なるほどねえ、「ワタシゃあナニも悪いコトしてないのに、世の中ドンドン不景気に転がり落ちてってるじゃねえか、セキニンシャ出て来い!」みたいな気分がベースにあるのかもね。
まあ、たしかにそーゆうのもあるとは思うけど、どーも、「自分以外みんなバカ」って路線で生きてるヤツそのものがホントは一番バカなんちゃう?ってな気がしますよん。
誰かしら気に入らないひとのことクソミソに言ってるヤツって、たいていレヴェル低そなヒトばっかしじゃん?どうも、ちゃんと「見る目がある」、さらに「ものを考えられるアタマのある」ひとは、あまし、そんなコトしないんじゃないかなあ。
だいたい、ロクでもないのに限って「自分のコトは棚にあげて」他人の悪口言って自分を正当化してるみたいです。自分ってものの中に「しっかりしたモノ」が無いから、理解出来ないモノはもうなんでも排斥してかないと「生きていけない」んでしょね。

と、こんなふーに言っても、それリカイできる知性があるよーなら、もーとっくにマトモになってるか?




Le Tour 2003:TOUR de FRANCE 90eの第 4ステージ(7/9:チーム・タイム・トライアル)は標高176mの Joinvilleから、同じく標高121mの Saint-Dizierまでの 69kmで、途中の最高標高は 3km地点の 310mで、そこからはゴールに向かって多少の起伏はあってもゆるやかに下って行く設定です。
チーム単位のタイム・アタックで、このトライアル専用のファニーバイクを使用し、チームの 9人が一列になって走ることにより、先頭以外の 8人は空気抵抗が減るため、先頭を順次交替しながら走れば、独りでは不可能なハイ・ペースを保つことが出来ます。しかし、タイムはゴールを通過した 5番目の選手で計測するため、途中でチギれたりしてしまうと、4人目までがいくら早くてもダメなワケで、チームのメンバーのバラつきがあると致命的でございます。

結果は、ってえとランス・アームストロングのいる USポスタルが 2位に 30秒の差をつけてゴールし、同チームの Victor Hugo Penaがマイヨ・ジョーヌを着ることとなりましたね。とは言っても、エースのアームストロングとのタイム差は僅か 1秒ですから、チームの戦略はやはり「アームストロングのサポートに徹する」でしょ。
でもまだ上位10人がほぼ 30秒差の中にいます。山岳コースの登りなんかじゃへーきで分単位の差ついちゃうからなあ。

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