My Talk Didn’t Do Any Good / Frankie Lee Sims

03-07-26
前回、Walking Boogie を採り上げたばかりの Frankie Lee Sims なのですが、意外と早めの再登場でございます。
実はワタクシ、Frankie Lee Sims が大好きなんでございますが、Specialty 原盤には「一番のお気に入り」が入ってないんでございますよ。
BLUES’N のダディ正井さんが持ってる ACE 原盤の V/A に収録されてるこの曲、My Talk Didn't Do Any Good がもーサイコー!
わたくし、それがCD化されてないか、探しもとめておったのですが、遂に!思いがけないカタチで発見&入手するコトが出来ました。

正井さんが持ってるアナログ・ディスクは(たぶん)日本企画のオムニバスらしく、同じモノのCD化盤は存在してないよーで半ばアキラめかけていたのですが、つい先日、いつも顔を出させていただいてるMACさんの「ぶるうすまにあの巣」でキリ番「 50,000 ジャスト!」を獲得することが出来、その記念に、といただいたミュージック・チケットで、さほど深い考えもなく、タマにこんなのもいいかな?と気軽に(そ、いただきもののチケットなればこそ、でございましょう。自腹なら買ってなかったかもしれませんのでございますよ)Lightnin' & The Buddies っちゅーオムニバスを買ってみたんです。Frankie Lee Sims も入ってるし。
そしたら、ナナナナなんと!聴いてビックリ!そのうちの一曲 My Talk Didn't Do Any Good が、ワタクシのいっちゃん「お気に入り」の、あのナンバーじゃあないの!そっかあ、そゆタイトルだったのねん?

他のとこでは聴いたコトないよな、すんげ〜オモシロい独特のリズムに乗せて、Frankie Lee Sims の自分に言い聞かせてるよなヴォーカルが淡々と流れるのですが、ギター・ソロなんて、ライトニンをさらに「おーらか」にしたよなシマリのないフレーズが、これまたタマりません。
ライナーによるとサイドを固めるのは B.J. Brooks(特に記載が無いけど guitar?) Willie Taylor の piano、Jack White の tenor sax、そして drums が Julius Mullins となってます。 I warned you, baby とのカップリングで ACE 539 としてリリース。
よくあるたとえで、無人島で暮らすとして、一枚だけ持ってけるとしたらナニ選ぶ?ってんなら、迷わずコレだなっ!このアルバムに入ってる Frankie Lee Sims 8曲全部いい!もちろん、Specialty だって悪くはございません。でもねえ、こっち聴いちゃうとやはり・・・

Frankie Lee Sims は前回、紹介したように、1948年には Bluebonnet Records のオーナーに見出されて初吹き込み(このときの録音は P-VINE PCD-2427 Talent / Bluebonnet Anthology に収録されてます)。
そして1953年に Specialty に Lucy Mae 他、最大の曲数を吹き込んでいるのですが、しかし、彼のベストは ACE での吹き込みだ、という定評もあり、いつかはゲットせねば、とは思っておりましたが、こんなふーに手に入ることになるとは・・・これも「ぶるうすまにあの巣」のMACさんのおかげです!

アルバム Lightnin' & The Buddies(邦題『ライトニン&ザ・バディズ<テキサス・ブギ>』) P-VINE PCD-2732 は CD のジャケット(表裏とも)、背(?と言うのかどーか判んないけど、あの厚みの分)のどこにも「ACE 原盤」つー記載が無かったんですよ。ま、あったら「とっくに」自腹で買ってますけど。
表ジャケだってライトニンのイラストで、ま、ワタクシ実はライトニンも大好きなものですから、それもあって買う気にはなりましたが、ホント、良いめぐり合わせでございました。

ところで、前回にも書きましたが、このオッサン、生年月日がアヤしいのでございますねえ。
本人はインタビューで1906年の2月29日だ、って断言してるんですが、1906 年、つまり明治 39年は「閏年」ではございません!
つまりその年には 2月29日は存在しな〜い!!
いや、そーじゃない、1917年の4月30日だ!っつー説もあるのでございますよ。
え?どしてそーなるのか?知りませんよアタシゃそんなコト。

1970年5月10日に死亡し、Texas 州 Dallas の Lincoln Memorial Cemetery に埋葬されたようですが、実際には彼の墓碑はいまだ発見されていないようです。



TOUR de FRANCE 90e:は第18ステージ(7/25)は Bordeaux - Saint-Maixent-l’Ecoleの 200kmです。
またまた平坦な海沿いのルートでは、順位の変動があるワケもなく・・・あ、Ullrich(TBI)だけは一瞬ヤル気だして途中のポイントを取ってアームストロングとの差を2秒(!)減らすことに成功してましたが。やはり、明日の個人タイム・トライアル(I.T.T.)がサイゴのドラマになるかどうか、ですねえ。
なんたってアームストロングは後半のタイム・トライアルじゃ「なぜか」むかつくくらい「強い」からなあ・・・

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