The Days of Screamin' Jay Hawkins Strange Steps.6 2003-11-11 TUE. | 1964 年、New York で Roulette Records への吹き込み。バッキングは Sammy Lowe Orchestra.。 「The Whammy 」( Roulette 4579 ) 18174 「unknown 」( unissued ) 18175 「Strange 」( Roulette 4579 ) 18176 「Feast Of The Mau Mau 」( unissued ) 「A Hard Days Night 」( unissued ) 「Party Girl 」( unissued ) 1965 年 1 月はじめ、Screamin' Jay Hawkins は New York、Apollo Theatre の『The All Gold Oldies Show 』に Charlie & Ray(1955年、「I Love You Madly 」がヒット。おおっぴらにゲイを演出してたらしい。おすぎとピーコの R&B 版みたいなもんでしょか?)とともに出演。イロモノ同士(?)で新年早々だよ。 この 1 月には、12日に「あの」 Nina Simone の「I Put A Spell On You 」が New York で録音されています。後にアルバム『I Put A Spell On You ( Philips PHS 600-172。ただしモノラル盤は Philips PHM 200-172)』として発売されました。暗く、重く、思わせぶりなイントロから、一部のジャズ・ファンからは「なんだこりゃー、歌謡曲じゃん!」と言われてたの思い出しますねえ。なるほど、歌謡曲ってのは蔑むべき対象なのか、と驚いたもんでしたが。 1965 年はまた John Cann によって Screamin' Jay Hawkins が Don Arden の Galaxy Entertainments のプロモーションに乗り、英国ツアーを行った年でもあります。 彼本人に先駆けて「I Put A Spell On You 」はとっくにイギリス上陸をはたし、例えば Guy Stevens( Procol Harum:詳しくは http://www.procolharum.com/guystevens2.htm で。)の Scene Club あたりにたむろするモッズにはバカ受けしてたようです。 彼の英国初登場は税関から自分のアゴひげに火をつけて出て来る、っちゅーものだったようですが、文章だけからではどーもよく判りません。空港からホテルに向かう Don Arden の Jaguar の中から Screamin' Jay Hawkins は沿道の見物人に向かっていきなり骸骨のヘンリーを突き出したり、奇声を浴びせたりして驚かせていたようです(って、Screamin' Jay Hawkins ですから当たり前でしょうが)。その時同じクルマの後部座席に乗っていた Bill Miller と Cliff White は Screamin' Jay Hawkins にファンみたいな質問を浴びせてたようです。 好きな男性歌手は? ─ Roy Hamilton、Frank Sinatra に Nappy Brown!("Man, that cats got so much soul") 女性歌手では? ─ Big Maybelle と Brenda Lee だね。(ここで Brenda Lee が出てきてワタシゃ爆笑しちゃったけど、Bill & Cliff はどーだったんだろ?きっとマジメな顔して聞いてたんでしょね) 好きなグループは? ─ Chantels に the Four Lads、そして the Kingston Trio かな。(うひゃひゃ、Kingston Trio だって!知ってますか?) その時 Screamin' Jay Hawkins がしてくれたサインには名前とともに「 I Love You Madly 」って Charlie & Ray のヒット曲のタイトルを書き込んだそうです。クルマの中では次々とヨタ話(?)をトバしてたようで、殺人を企んでた Little Willie John や Screamin' Jay Hawkins からネタをパクった Huey "Piano" Smith(彼がそー主張してるだけ?)のこと、自分を下痢気味のサルと一緒に棺桶に閉じ込めた Larry Williams(1935年 New Orleans 生まれ、Lloyd Price の運転手からキャリアをスタートさせた R&B と R&R 系のシンガー・ピアニスト。Roy Brown と Percy Mayfield のバンドを経て1957年「Short Fat Fannie 」でブレーク。「Bony Moronie 」や「Dizzy Miss Lizzie 」など。しかし1960年、麻薬で逮捕され服役。1962年にカムバックした時は Johnny Guitar Watson をギタリストにしていた。このひとの「Bad Boy ( Eddie Taylorのじゃないよん)」は、Cowboy Junkies、Rush などもカヴァーした。1980.1.7、銃による負傷が原因で死亡。)、Ginny と一緒にいた Regents Park のアパートメント・・・ 理想的な聴衆を得て(?)語りまくる Screamin' Jay Hawkins が目に浮かびます。 1965 年 2 月 2 日、Wallington Town Hall で英国ツアーの皮切り。一部の熱狂的なファンと、いつも火曜日も夜はここで Freddie & The Dreamers や Dave Berry & The Cruisers を聴いて、酔っ払ったりいちゃついたりしてた地元の若者たちからのブーイングが衝突し、乱闘も始まったらしく、スタッフは会場のトイレやら駐車場から脱出するハメになったようです。 1965 年 2 月 3 日、この日の Screamin' Jay Hawkins は London の Flamingo Club でライヴを行っています。 ほぼ 45 分間のセットを「疾走」し、この日はほぼ思いどおりの演出で終れたようです。 1965 年 2 月 7 日、この日は Bromley Court Hotel で演奏しています。Feast Of The Mau Mau とWhatd I Say がメチャメチャ盛り上がったようでございますよ。 1965 年 4 月 6 日、Larry Williams が Sue Records のために行ったライヴ・レコーディングに参加しています。 ところで、Screamin' Jay Hawkins は昨日のとこで Virginnia Sabellona と結婚した、と書きましたよね?しかるに、どーしたことか、Bill Millar によれば、このころの彼の妻は Ginny という女性なのでございますよん。Bill Millar はリージェント・パークを望む彼らのアパートに滞在してるし、一緒に動物園などにも行ってるんですねえ。 1965 年 5 月 3 日、London で Planet Records のためのレコーディング。バッキング・ミュージシャンは不明です。 「Night And Day 」( Planet LP-1001 ) 「Why Dream 」( Planet LP-1001 ) 「I Wanna Know 」( Planet LP-1001 ) 「Your Kind Of Love 」( Planet LP-1001 ) 「Change Your Ways 」( Planet LP-1001 ) 「Servin Time 」( Planet LP-1001 ) 「Alright, OK, You Win 」( Planet LP-1001 ) 「Please Forgive Me 」( Planet LP-1001 ) 「Move Me 」( Planet LP-1001 ) 「Im So Glad 」( Planet LP-1001 ) 「My Marion 」( Planet LP-1001 ) 「All Night 」( Planet LP-1001 ) 「Better Than Nothing 」( unissued ) 「Ill Be There 」( unissued ) 「The Pass 」( unissued ) 「If You Were But A Dream 」( unissued ) 「I Feel Alright 」( unissued ) というところでまた明日につづく・・・ 今日はちと冷え込んだのでポトフにいたしました。 メイ・クィーンと人参、それにタマネギをベーコンと一緒に炒め、タマネギが透き通って来たらコンソメ・スープをさし、沸騰したら伊藤ハムの「あらびきグルメ フランクフルト」を入れてしばらく弱火でコトコトと。その間に別なおナベで 1.1mm の極細のパスタ茹でましょ。これ茹で上がったら湯切りしてバターとコネコネして「アル・ブーロ」にするざます。それとポトフっちゅーメニューね。 基本的に「暑がり」なんで、あまり熱い汁ものは摂らないのですが、案の定すっかりカラダが温まり(過ぎ?)汗ダラ状態でございますよ。こんなんじゃ「おでん」なんて真冬の極寒期でなきゃ喰えないなあ(?)。 |
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No.567