The Days of
Screamin'
Jay
Hawkins


Strange Steps.13



2003-11-18 TUE.
さて、連載が始まってはや 14 日目(初日はちゃうタイトルだったんで、左のナンバーは一つ少ないのです)、二週間にわたってお送りしてまいりました Screamin' Jay Hawkins、よーやく10 年前あたりまで来そうでございます。
ま、みなさま、とっくにアキレかえって諦めておられるとは思いますが、本日も Screamin' Jay Hawkins の足跡を辿る(?)旅に出るといたしましょ。

1992 年 4 月、彼はスタジオで映画『Saturday Night Fever 』のサウンド・トラックをパロった Dread Zeppelin(このグループ名から想像されるとおり、Led Zeppelin のナンバーをレゲエ・スタイルで演奏してヒットさせたバンド。しかしリード・ヴォーカルはデブなのにエルヴィスそっくりの Tortelvis で、キャッチ・コピーがまた "Elvis Presley meets Bob Marley meets Led Zeppelin" っちゅーフザけたもの。でも Robert Plant はこのバンドを気に入っていたみたい。しかしエルヴィス協会は「遺憾である」てな見解だったらしい。1st アルバムで「Bring It On Home 」や「Black Dog 」、「Living Loving Maid 」、「I Cant Quit You Baby 」、「Whole Lotta Love 」、「Moby Dick 」などを収録した『Un-led-Ed ( 1990 )』 IRS Records - X2 13048、「The Train Kept A-Rollin 」、「Nobodys Fault But Mine 」、「Stairway To Heaven 」などを収録した 2nd『5,000,000* *Tortelvis Fans Cant Be Wrong (1991)』 IRS Records - X2 13092 まではかなり売れていた。詳しくは http://home.earthlink.net/%7Elhoskins/dreadzep.htmlの 3 枚目のアルバム『Its Not Unusual 』 IRS Records - X2 0777 7 13161 28 の中の「Disco Inferno 」と「Jungle boogie」のレコーディングに参加しています。
Screamin' Jay Hawkins によれば、Dread Zeppelinは彼の演出を盗んだってことになってますが、そのバチが当たったのか(?)このアルバム『Its Not Unusual 』は前の二枚ほどのセールスには届かず、間もなく IRS Records は彼らを契約者リストから外し、超デブなエルヴィス Tortelvis は以前のお仕事である牛乳配達にお戻りになられたんですって。

1992年 4 月 7 日にリリースされた Diamanda Galas(歌手であり、ピアニスト、作曲家であり作詞家でもある。ギリシャの血を受けて生まれ、San Diego で育った彼女はトルコ、アッシリアやアナトリア、ルーマニアやアルメニアなどの少数民俗の音楽や詩歌を採り上げ、1979 年にはおフランスの le Festival d'Avignon でデビューして以来ヨーロッパに主軸を移す。1982 年レコード・デビュー。アムネスティ・インターナショナルや AIDS キャンペーンなど、社会的な活動に積極的に関わっている)のゴスペル、ジャズ、そしてブルースの影響を受けたとされるアルバム『The Singer 』( Mute / A.D.A.61278 )に Screamin' Jay Hawkins の「I put a spell on you 」が収録されていました。このテイクは1994年に映画『Natural Born Killers 』のサウンド・トラックに使用されています。

1992 年 9 月初め、Screamin' Jay Hawkins は Los Angeles の The Palomino でコンサート。

1993 年 1 月、なんと Screamin' Jay Hawkins は、おフランスの Paris 郊外の Levallois-Perret に移住!
その 1 月の12日には Tab Benoit の CD、『Nice And Warm 』 Justice 1201 が発売され、「I Put A Spell On You 」が収録されていました。

1993 年 4 月13日、Bryan Ferry のアルバム『Taxi 』 WEA / Warner Brothers 45246 のアタマに「I Put A Spell On You 」が収録されました。また別売りのシングル CD では「I Put A Spell On You 」が実に 5 ヴァージョンものリミックスが収録されました。その 5 つとは
the Single Mix by Bob Clearmountain / the Yage Mix / the Yage Mix Long Version by The Future Sound of London / the Haunted House Mix by Sven Taits / the Council House Mix by Richard T. Norris and Sven Taits
でございます。

1993 年10月24日、Screamin' Jay Hawkins はドイツ Bonn の Bonns Biscuithalle で行われた Bonner Bluesfestival に Louisiana Red や Luther Allison とともに出演しています。
この年 Screamin' Jay Hawkins は Tom Waitsのナンバーを歌った「Heartattack and Vine 」が Levis のヨーロッパでの TV コマーシャルに採用されヒットとなっています。Tom Waits は以前「そっくりさん」が歌った Frito-Lay のコーン・チップスのコマーシャルを起訴して 2,500万ドル(!)もせしめた前科があるんだけど、これについちゃヨーロッパの司法制度はそんなに甘くはなく、ケッキョク欲張りトムも謝罪広告のみで訴状を撤回する、という譲歩をせざるを得なかったようでございます。
ね?どっかで聞いたよな話だよねえ。そっくりさんを起訴するなんて、やっぱニンゲンが小さい!それに Screamin' Jay Hawkins のなんて「そっくり」ですらないんだから。

1994 年 1 月(やっと10年前を過ぎた!) Screamin' Jay Hawkins は California 州 Orange( County、つまり郡ではなく「市」のほう)の「 For The Record 」スタジオでアルバムSomethin Funny Goin On のためのレコーディング。
[accompanists─ Buddy Blue: guitar/ Mike (Michael) Keneally: guitar/ Oscar Barajas: bass/ Jeff Aafedt: drums/ Robbie Helm: sax/ Steve Ebner: Trumpet/ Felix Flanagan: harmonica/ Jim Monroe: percussion/ Donna Gast, Octavia Bostick, Erin Barton, Brynn Horrocks, Jack Duffey & Craig Mealins: background vocals]
プロデュースはお馴染みの Robert Duffey です。収録曲は・・・
Somethin funny goin on( Buddy Blue─ついでながら、このギタリストがカンタンなものだけど英文ライナーを書いてました) / I am the cool( Robert Duffey- Mike Keneally ) / Whistling past the graveyard( Waits ) / Rock the house / Scream the blues( Robert Duffey- Jung ) / Brujo ( Buddy Blue ) / You make me sick / Give it a break ( Robert Duffey- Jung ) / When you walked out the door( Robert Duffey-Mike Keneally ) / Fourteen wives
このアルバムは 3 月に発売されています。( Bizarre-Straight / Planet 40105、あるいは英国盤 Demon Records FIENDCD 750 )
1994 年 7 月31日、Screamin' Jay Hawkins は Berlin の the Tempodrom で公演。この時の模様はドイツの TV ステーション FAB( Fernsehen aus Berlin )によって録画されました。
同年 8 月26日、オリヴァー・ストーンの映画『Natural Born Killers 』が公開されました。前述のとおり、Diamanda Galas による「I Put A Spell On You 」が使用され、サウンド・トラック『Natural Born Killer ( Interscope / WEA-Atlantic)』にもそれは収録されています。

・・・と、よーやく「10年前」を通過いたしました。ウチの HP のほうで曲ごとのコメントをやっちゃいましたから、ここじゃあそれに触れないでやってますが、それも突っ込んだりした日にゃあ、二、三ヶ月は Screamin' Jay Hawkins でツブれるな、こりゃ(ダイジョブ、やらないから安心して!)。

昨日が冬みたいな(ってもう「立冬」を過ぎてるんで当たり前なんですが)日だったもんで、今日はスタッドレスに換えるぞ!と「ぷ」さんにも宣告して両方ともタイヤ交換の手筈にしてたら、この陽気だよ。ま、それでも、またいつ気温が下がるかもしれないんでケッキョク換えときましたけどね。
うわっ、軽っ!毎年、スタッドレスに換えた直後、ハンドルの軽さにビックリしちゃいますねー。夏用のはグリップ重視のヤツだから落差がスゴいざます。自分でジャッキ・アップして交換し、圧のチェックを業者のとこで、ってえのがいつものパターンなんですが、今回はリア・ホイールのバルブ・シートが経年変化で劣化しちゃったらしく、倉庫から出してきたらもうエアーが抜けててフニャフニャじゃないの。「ぷ」アルトに二台分 8 本を積み込んで最初っから業者さんとこへ!ってワケでした。
トーキョー周辺の方(それも、ワシゃあスキーなんぞ行かん!なんて方ね)はスタッドレスなんて、ナニそれ?ってもんでしょうが、こっちでは必需品なのだ。
ま、3 月ころ、東京でも雪が積もると、ドライヴァーのみなさまはドえらい目に合ってるでしょからフツーのタイヤじゃ雪の上は走れんつーのをご存知の方もおられるでしょね。
ホント、ここも雪さえ降らなきゃいーとこなんだけどなあ。(と自転車フリークのワタシは思うのでございます)
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