Afterwords

STAX


2004-01-13 TUE.
あとがき(?)にかえて・・・
いつも思うことですが、ひとつのテーマを意識して追う時よりも、まったくそんなことを考えてもいない時に意外に面白い情報に出合ったりするんですよ。あるいは、あれ?この名前はどっかで見たぞ!とかね。
今回、Eddie Floyd の資料の中で、やはり目に飛び込んで来た名前があり、それが今回の Stax にクビをつっこんだキッカケとなったのでした。
・・・と言えばもうお判りでしょ。そ、Al Bell がそれ。

そしてもうひとり、以前からココロにひっかかってたのが Erwin Ellis です。
そーなると、どちらも Stax を「指差して」いるよなもんでしょ?
さらに Donald Hines の回に Hi Records に触れていますが、その時にも、「ホントはその前に Stax だよなあ」というキモチがありました。
ですから、よーやく宿題をなんとかこなした、という満足感みたいなものはあります。
ま、「みたいなもの」とやや歯切れが悪いのは、カンジンの Al Bell の出生にまつわるデータに今回辿りつけなかったからでして、それは今後も目を配っていかなきゃならないとこでしょう。

ところで今回の Memphis 詣で(?)にとっても役に立った一枚(いや正確には二枚組みなんですけどね)がありました。フダンは「曲」が主題で「アルバム」ごと採り上げることはしてないんですが、あっちこっちから CD を入れ替えせずにかなりの範囲をカヴァーしてくれた Rhino Records presents ALL ABOUT SOUL( WEA International AMCY-808~9 )ってヤツです。
だいぶ前に採り上げた King Curtis のMemphis Soul Stew や Brook Benton の Rainy Night In Georgia 、そして今回のキッカケになった Eddie Floyd の Knock On Wood はもちろん、Wilson Pickett の Mustang Sally に 634-5789 、booker T.& The MG’s の Green Onion 、The Bae-Kays の Soul Finger 、そして Otis Redding は当然 These Arms Of Mine をはじめとして I've Got Dreams To Remember、Try A Little Tenderness、Fa-Fa-Fa-Fa-Fa、I've Been Loving You Too Long、The Dock Of The Bay 、さらに Carla Thomas とのデュエット Tramp まで収録されています。
さらに Sam & Dave も Soul Man、When Something Is Wrong With My Baby、I Thank You、Wrap It Up 、そしてお決まりのHold On, I'm Coming が!
とーぜん Aretha Franklin だって I Say A Little Prayer 、セッション・リポートでよく出てくるChain Of Fools 、キャロル・キングの A Natural Woman など計 7 曲、とダントツの収録曲数を誇っております。一方、日記では採り上げてませんがコテコテの(?)名曲、Ben E.King の Stand By Me やら Percy Sledge の(はるかムカシ、某ディスコでチーク・タイムのナンバーとして、つのだ☆ひろの「メリー・ジェーン」同様にこの曲がかかってたのを憶い出します・・・)When A Man Loves A Woman 、そしてヴォーカル・グループもので「ラスト・ダンスを~」、「渚のボード・ウォーク」なんてとこも。
あ、ラスト・ダンスの The Drifters と言えば、ぜ~んぜんカンケー無いハナシで恐縮ですが、わがココロの師、Hank Marvin センセの The Shadows も最初(といっても、最初はセンセ、まだいなかったんだけど)、知らないで The Drifters って名前にしてたんだよね。で、1959 年の夏に The Shadows に改名したのでございますよ。厚顔無恥にもその名を平気で使ってたどっかの国のコント・グループとは違って・・・

それはともかく、2 枚合わせて 53 曲の収録曲は Atlantic & Atco のストックから選ばれたもので、当然 Al Bell 時代の Stax は含まれてはいませんが、それでも、それ以前の Half Decade を知るためには手間がはぶけてよござんした。
別にそんなテーマにカンケー無い方にとっては、ソウルの名曲が手軽に楽しめる「お徳用」CD として一家にひとセット(?)いかがざんしょ?そこで気なるのに出合ったら、そっから追っかけてったらいいですからね。

新聞を見てたら、通販のページにロール・ピアノっちゅう韓国製のフザけた楽器が載ってました。本体の廻りに巻いてある横長のシートをテーブルの上に広げると(平面的ながら)ピアノの鍵盤になる、っつーものです。
まあ、ネダンからいってもタッチ・レスポンスとかはついて無さそーだけど、いちおー音色も 100くらい内蔵されてるみたいなんで、それなりに遊べそうでげす。ちっちゃなスピーカーとヘッドフォン・アウトはついてるよーだから、レヴェル調整次第ではアンプからも出せるかも。
これでタッチ・レスポンスと MIDIアウト付きの、どっかで作ってくんないかなあ?
タッチ・レスポンスがダメなら、右利き用に左の袖が全部鍵盤になってる「ピアノ・スーツ」なんてどう?
鍵盤の替わりに膝上がパッドになってるドラム&パーカッション・パンツスーツなんてのもいいなあ。右足にキック、左足にハイハット・オープン用の専用スリッパ(?)が必要になりそうだけど。胸をゴリラみたいに叩くとボンゴやコンガになる、なんてシャレてるでしょ?
あ、そっか自分で手持ちの服に付けられるフレキシブルなパッドとハーネス、MIDIアウト付きのコントロール・ボックスでもいいなあ。モノズキはギターのボディに貼っといてパッカッションやらサウンド・エフェクトを出す!そんなスティッカー的なスイッチング・パッドが出来たら、ドラマーだってシンバル・スタンドの途中に貼っといて、そこ叩くとピキュ~~ン!なんてスペイシー・サウンドが出るよにしたら面白いじゃん?神保彰みたくサンプリングしといた「Good Evening!」なんて声が出るよにしたり、「パフッ」とか「お仏壇のカネ」の音、あ、除夜の鐘もいいかな?
やはりこれは CASIOさんあたりにゼヒ作ってもらいたいものでございます。
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