Crosscut Saw

Albert King


2004-01-16 FRI.
1968 年 7 月27日 San Francisco の Fillmore West でのライヴ。
前にも書いたとおり、この Crosscut Saw についちゃあ『 Ready for Eddie 』での Eddie Taylor のがいっちゃん好きなんですが、次がこのライヴ・ヴァージョンです。
James Washington のオルガン、Willie James Exon のギター、Roosevelt Pointer のベース、Theotis Morgan のドラム、というバックは畳みかけるようなリズムが快いのですが、他の Albert King のナンバーに比べると、ややベースが弱いかな?でもその分(?)主役の Albert King のヴォーカル&ギターが前面に出て聴き易くはなってるよな気がします。
そのギターもクリアーで時々聞こえる(よな気がする?)スプリング・リヴァーブのピキュン・ピキュ~ンてな響きとあいまって独特な「鳴り」をみせてますねえ。殆ど歪ませてない音のほーが「大物感(?)」が滲み出ますねえ。

ジョニー・ラングにしてもスー・フォーリィにしても、白人でブルースやるひとって、スグ歪ませちゃうよね?
これも前に書いたんですが、プリセット・タイプのプログラムされたマルチ・エフェクターに「Blues」ってえプリセットがあったら、「必ず」ハンパに汚らしく歪んでるんだな、これが。
たしかにアメリカ南部のジューク・ジョイントなんかじゃ、ロクなアンプ使ってなくて、ちょっとヴォリューム上げると歪んじゃうってのはあるのかもしれないけど、それは結果論であって、「彼ら」だってカネさえありゃもっとちゃんとしたアンプでクリーンな音を出したいかもしんないじゃん。
ま、そりゃそうと、二人ギターがいて、両方ソロとってるとき、歪んでる方がたいてい格下(もちろん例外もありますが)みたいですよ。それって、いいアンプはエラいほーに取られちゃうからかなあ?面白いですね。
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