After the Deluge 1st

Al Bell


2004-01-17 SAT.
その後 Stax の Al Bell に関する資料がまた出て来ました。
あの連載(?)では Motown Records Group の the MCA/Boston Ventures Group への売却に絡んでた件をお伝えいたしましたが、彼の得た褒章がある程度(全部かどうか確証が無いもんで)判りました。
1971 年には Executive of the Year ( Bill Gavin による Radio プログラム協議連盟による)を受け、続く 1972 年と 1973 年には連続して the National Business League の選定する National Leadership Award を授賞。さらに 1975 年には National Association for the Advancement of Colored People(全米黒人振興協会)によってNAACP Founder's Award 、1980 年にはAmerica's Music and Entertainment of Fame に殿堂入り、1993 年には Southeast Music Conference によってGospel Music Award of the Year 、続く 1994 年には同賞の連続授賞の他NARM INDIE Best Seller Award も獲得、その後もthe W. C Handy Lifetime Achievement Award 、さらにthe Arkansas Black Hall of Fame にまで殿堂入りしています。

え?Arkansas 州の黒人の「栄光の殿堂」?All Music Guide では、たしか Al Bell って 1941 年、Washington D.C. 生まれ、ってなってましたよねえ。
ま、悪い予感がして(?)それを鵜呑みすんのヤメてたんですが、別の資料じゃハッキリと Arkansas 州 Monroe 郡 Brinkley 生まれ、本名 Alvertis Isbell(!)とあるじゃありませんか。どーやらそこで生まれたあと、5 才の時に家族とともに Arkansas 州 Pulaski 郡の North Little Rock に移っているようです。ホント、All Music Guide って KUSO だな。

この資料は Al Bell 自身の言葉を基にしており、なかなか信頼出来そうな項目が並んでますよ。彼は North Little Rock の Scipio A.Jones High School に通い、やがて Little Rock の放送局 KOKY の D.J. となっています。
次いで Philander Smith College に進み、進学コース(法科あるいは医科のため?)を専攻したようですが、この時期に彼は( Memphis の WLOK で常勤のディスクジョッキーになる前に) Martin Luther King 牧師の主宰する南部キリスト教会議に関わることで脇道に逸れた、と言うことは出来るでしょう。
やがて、自身のレーベル Devore をスタートさせた後、Memphis の Stax の設備を利用するようになったそうです。
しかし、1963 年ころ(?) Bell は Washington D.C. の放送局に D.J. として移り、その間に客観的に Stax の「価値」を意識したのかもしれません。また、Eddie Floyd 側の資料によれば、この時期に二人の交際が始まっているようです。
おそらく D.J. としての付き合いから Stax の Jim Stewart とのコネクションが発生したのでしょう。Bell によれば、Jim は度々意見を求めた、と言いますから、そこから Stax の A&R マンとなるのは「必然」だったようです。

今日はセッションがあるんで、ここまででタイム・アップ!続きはそのうちにねん。

今日はめちゃめちゃいい天気になりましたよ。どーやら誰かさんが雪を首都圏に連れてってくれたようです。
あっりがっとさ〜ん!え?そりはダレじゃ、って?ダメよん、みんなにシバかれるといけないからヒミツ。

今日のセッションはまた新しい人が来てくれました。ナリちゃんの友人で小田桐さんというベーシストで、ふだんはロックをやってるみたいですが、セットに参加してすぐ「二つ目上がる」も理解してるようだし、ターン・アラウンドやエンディングの音の落とし方も判ってるみたいで、ソク、曲になってますよ。終った後でちょっとお話しも出来たんですが、まだ、どの音が使えるか?とかに迷いがある、とのことでした。でも、基本がもう出来てるようですから、 BLUES'N でベンキョーになりそなの(?)聴かせてもらえば、すぐ「セッション力(りょく)」がつくでしょ。

一番乗りは板どんで、そこにワタクシが到着、チューニングやらアンプのセッティングをしてるうちにナリちゃんが Gibsonの、え〜と、185TD でしたっけ?セミアコ、シングル・カッタウェイ、P-100×2 をハード・ケースに入れたのを抱えて登場です。その時、知り合いのベースが来ます、って教えてもらいました。やがて松宮選手、そしてそのベーシスト小田桐さんも現れましたが、とりあえず最初のセットは板どんメインでサポートのギターがナリちゃん、ベースは松宮選手、そしてドラムはワタクシめが務めます。オープニングはスロー・ブルースから。そして Pride & Joy(だっけ?)。さらにジャズィ(?)な 4ビートで Every Day I Have The Bluesではリム・ショットを連発いたしましょ。
All Your Love じゃ途中ちゃんとリズムも変えるよ。う〜ん、やっぱりドラムはキモチいいねえ。でも、今回はドラム、この最初のセットだけでした。

続いてはワタクシのセット。ごくフツーのブルース進行でやる Stormy Monday に、最近よくやる Right Time、オーソドックスなブーギで Bad Boy、そして Travelling South と、ケッキョク変わりばえのしない選曲になっちゃいましたねえ。この後、板どんバンド( g:タクロン、b:松宮、ds:松っちゃん)のセットで Hoochie Coochie Man など。
この後も板どんのセットなどではキーボード、ラストではまたヴォーカルで Rock Me Baby(ライトニンをベースにもっとヘヴィに?)など。

あ、最後まで聴いていてくださった知らないお客さんが一人いましたねえ。演奏には加わらず、でも、ちゃんと聴いておられたよーです。板どんのセットで I Shot The Sheriff なんぞやったあたり、反応が良かったような気が・・・。
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