Voice of the Blues

Drums Talk



02-04-18 THU.




今日の午後1時すぎからNHKのスタジオ・バークって番組に、ニューヨーク在住の日本人ブルースマン大木トオルが出てましたね。
プラスx3、バック・コーラスx2、kbdにギター!、Bassとds.のフル・サイズでライヴです。
曲はストレートなブルースじゃなくって、使ってるコードも多いし、構成も複雑なソウルっぽいナンバーぱっかでしたけど。
それにしてもブルースっつうと、やっぱりこういった声じゃないとダメなのかなあ?
ムリにツプシたみたいな声がブルースっぽい、って事になっちゃうんでしょーか。
ま、たしかにウケはとりそだけど。
わたしゃあ、そーゆうのが苦手なんですよ。最近、思うところがあって、シンプルにストレートに歌う方が好きになりました。
特に、このところ人気絶頂のあるジャズ・シンガーが、あの名曲「アメイジング・グレース」を歌ってるのを願いたのですが、そのあまりな「こねくりまわしぶり」にハラが立って、「その曲の世界を伝えるより、自分のヴォーカル・テクの凄さを見せびらかす方が大事なんかいっ!」と、思わずひとりでツッコミを入れて以来、その傾向は強くなりつつあります。
ヒトを感心(感動じゃなく、ね)させよう、なんてコトより、その曲を自分なりにしっかり理解しよう、ってのが「大事」なんじゃないかなと。
で、自分の声に「酔わない」コト(その点についちゃ、我ながらヒドい、と思ってるので「酔う」どころじゃない?)。「萬能」の池田さんが、かって弘大ロック・オフィスのコの歌を聴いて言ったらしい「歌謡曲だね」ってのは、その辺をさしてる、と思うんですよ。
そうゆうヴォイス・キャラクターに頼ってるとホントの表現には近づけないよ、って。
歌は難しいです。
ごく自然にココロがそのまま出てくるように歌えたら、と思いますが、それがなかなか⋯

ところで、夜は市内のライヴハウスで石井明夫&ヤマザキ・ヤマトのライヴでした。
ジャンべっていうアフリカの太鼓を叩きながら歌うヤマザキ・ヤマトが凄かった!
表層的な意識の次元じゃなく、もっと根元的な、そう、生命の基本的な脈動に近いところに共鳴して来て、身体中に充満していく「エネルギーのようなもの」。
う〜ん内部に向かって行くって感じ。「耳」よりもね。プリミティヴなモノほど深い!

石井明夫のほうはギターのチューニングの不整合が気になってあまり音楽として入ってこなかったので、ここでは省略⋯
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