I Make Love

Big Time Sarah


2004-04-02 FRI.
New York Times によれば、"A younger, more flexible Koko Taylor" と評された Big Time Sarah のモダーンなテイスト溢れるパワフルなナンバーです。
I don't drink, I don't smoke ⋯と始まる抑制の効いた(でも、ところどころリキみも見えて、そんな時は声が濁って、ワタクシのあまり「お好きではない」タイプのディストーションっぽくなっちゃうんですけどね)ヴォーカルと、もしかすっと白人かも?っちゅうバックが、案外チョーシいいテンポで腰の軽いシャッフルを走らせていきます。

さて⋯画像を見る限り、Big であることはマチガイないっす。
ウェストでゼッタイ 120cm 超えてますね、こりゃ。
しかも、それがいわゆるスリー・サイズの中で最大値じゃないか?っつー気がいたしますよ。 でも他の Big のつく女性シンガー、例えば Big Maybelle や Big Mama Thornton と同じように、(その体躯もさることながら)やはり、その「歌」のパワーから「Big」という愛称を冠されるようになった、とゆーことになっておるようで⋯
いやいや、そのよーにむやみに太っておるからといって侮ってはいけませんねえ。
ただ、ブルース・イグロアが言ってましたでしょ?太った黒人女性が Sweet Home Chicago を歌うのが「ブルースだ」みたいなイメージをなんとかしたい、と。彼の言うことも判るんですよねー。
でも、フェスティヴァルのシメみたいなシーンじゃやはり、Sweet Home Chicago が登場するのもまあ、やむを得ないか、と思います。
でも、彼が言うように、それ何度も歌うってのはちとハナシが別で、よーするに聴衆がナメられてる、っつーことなんですよね。これくらいなら知ってるでしょ?ほ〜らね。てなもんで。
しかしブルースウーマンってどして Fat な方が多いんざましょ?
そのほーが声がいい、なんてえ医学的なコンキョでもあるんでしょか?

Sarah Streeter は 1953 年 1 月 31 日、Mississippi 州の Coldwater に生まれ、7 才で Chicago に来ています。
そしてサウスサイドにあった教会の聖歌隊の一員としてその音楽キャリアをスタートさせたようでして、そこでゴスペルをメインとしたヴォーカルのトレーニングを受けています。
ただし、これには異説があって、教会で歌っていたのは彼女が 7 才で家族とともに Chicago に出てくる「前」だ、としている資料もございます。いずれにしましても、10 代に入るころには早くもブルースクラブのステージに立っていた、という記述もありますが、そのよーにトシワもゆかぬコドモ、それも女児となればなおさら、そのよーな悪所(?)に出入りが許されたのであろーか?といささか疑問も無いではないのですが、Myers 兄弟や Magic Slim の手助けがあって出演してた、ともいいますから、もしかするとマスコット的な扱いだったんでしょか?
また別な資料では、他にも Junior Wells や Buddy Guy、Magic Sam などとも共演したことがある、となっておりました。
やがて彼女は自分のバンドを立ち上げて、Kingston Mines や、Biddy Mulligan の店、そして B.L.U.E.S. といったクラブにも出演するようになってゆきます。
また、Sunnyland Slim とともにツアーを経験しているようで、彼女自身は 1970 年代に Airways レーベルに紹介してくれた、Sunnyland Slim を一番の恩人、と捉えているようです。
そんな彼女の初吹き込みは、その Sunnyland Slim と訪れていたギリシャで行われました。
アメリカでの吹き込みは 1989 年 Undecided らしく、この時から、パック・バンドには BTS Express という名が与えられています。
Big Time Sarah & BTS Express は 3 枚のアルバムをリリースし、2002 年には Blues Roosters のギグに参加し、以後もその関係は続いているようですが、ライヴなどでは( Humming Birds のかつさんが何回か実際にアメリカでライヴをご覧になっておられます)また違うセットに参加もしているようです。

先日の土曜日、お昼ナニ食べようか?ってなったら「ぶ」さんが一番食堂の炒飯が食べたい!と言うことで行ってまいりましたよ。
その少し前には五所川原市内にヨーカドーをキー・テナントにしたショッピングモール「 ELM エルム街(なんか事件が起きそな名前⋯って、それは考え過ぎ?)」に、横浜だったっけ?あのラーメン博物館たらいうのあるでしょ?それにインスパイア(うぶぶ!)されたのかも、っちゅう「いろんな有名っぽい(??)」ラーメン屋さんを集めた「ラーメン村」とかゆうのがオープンしたばかりなんですけど、そうゆう「クドい」系ラーメンにはまったく興味が無い、いえ、キョーミ無いどころか「好きじゃない」ワタクシ &「ぶ」さんでございますから当然「スルー」。
旧き佳きラーメンを楽しめる一番食堂めざして「ラーメン村」には目もくれず、森田村(あ、当時の行政区分ね、後には大合併とかなんかで「つがる市・森田」ってのになっちゃいましたが)に直行でございます。
そうそう、いつもならワタシがチャーシュウメンかラーメン大盛りで「ぶ」さんが野菜ラーメンで行くのですが、そのちょと前にペーサーMが一番食堂の炒飯を食べて美味しかった言ってたよ、てのを「ぶ」さんに教えたせいで「それ、食べてみたい!」となったようでございます。
で、さっそくラーメン大盛り&炒飯でオーダーして(例によって)途中とっかえっこして食べてみましたが、さすが一番食堂、炒飯もめっちゃイケるじゃないの!
ただ、その炒飯、めっちゃピンク色です!
なんでか?ちゅうとめったやたらと切り刻まれて入ってるナルトの色なんですねえ。
あ、ワタクシと「ぶ」さんはヒジョ〜に美味しい!と思いましたが、よくいますよね?炒飯は飯粒がバラけてなきゃダメだ!なんちゅう「正統派(?)中華料理本流(??)」の炒飯マニアのみなさまには「なにこれ〜!」かもしれませんよ。
だってパラパラじゃないもの。
ワタクシ(および「ぶ」さんも)炒飯はパラパラしてなきゃ!なんてくっだらな〜い(?)価値観には毒されておりませんので「旨けりゃいいのじゃ~!」なのでございます。
別に多様な価値観はあっていい、と「こっちは」思っていますが、向こうが「そうじゃない」ときはムカつきますねえ。

ビートルズの良さが判らんなんて人間じゃない!
炒飯は飯粒がパラパラっとしてなきゃいかん!
お好み焼きはテコで喰え!


うっさいわボケ〜!

ととと、コーフンしちゃいましたねえ。要は「美味しかったら」いいの!
あ、そうそう、その美味しい一番食堂のあと、わざわざエルムに寄って「ラーメン村」っての見てきましたけどね。
ナゼかそのときは和歌山ラーメンだけ、客が「ひとりも居なかった」のはどうして?
もしかしてマズいの?それとも場所が悪い?あるいはこのヘンのひとのおクチには合わなかったんでしょか?
え?試しませんよ。せっかく一番食堂でマンゾクしてるんですから、その「余韻」が台無しになっちゃうかもしんないでしょ?
permalink No.708

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