Number Nine Train

Tarheel Slim


2004-04-14 WED.
もちろん曲自体の魅力もあるけど、やはりバックで弾きまくる Wild Jimmy Spruill のギターのパワーも効いてますねえ。
ソロのアタマのクドいくらいのリフなど、確かに時代を感じさせるよなとこもありますが、逆に最近じゃあまり見当たらない不思議な迫力があるよな気がしませんか?
それは主役たる Tarheel Slim のフっ切れたヴォーカルとあいまって、どこか乾いているのに柔らかいような(?)独特なテクスチュアを演出しているように思います。
つい先月もこのひとの Wildcat Tamerを採り上げてますが、その次に、ってのがこちらの曲です。

その形態上の「見かけ」から行くと、ブルース本流より、むしろこの曲はロックン・ロールの系譜につながって行くように見えるかもしれません。
1959年という吹き込みの年代からしてその影響を受けていないハズは無いのですが、でもこの曲が持っているエネルギーってのは R&R よりはむしろ R&B に近いもののような気がいたします。
R&R のパロディとして、ちょっちそれっぽいリフも入れてみっか?みたいな余裕で。

こういったサウンドはその後のブルースにさほど影響を与えていないようにも思えますが(しかも、「ブルース」ってコトバにとかく「思い込み」を持ちやすいヴィジターにとっては、「あまりブルースを感じない」らしく、どーも正当に評価されてないようですけど)、それはちと一面的すぎる見方ってえもんでして、このリズムもまた当然、ブルースの要素には含まれております。
Joddy Williams の一連のナンバーや、Willie Dixon のナンバーなど、なかなかにヴァラエティのあるリズムを「活かして」おりますよね。
そんな中でも Hidden Charm なんて名曲もありますし、ブーギやスロー・ブルースだけがブルースではございません。ま、イメ-ジ的に、特にスローなんて「いかにも」感があって、こだわりたくなるキモチも判りますけど。

とゆーワケで(?)時代の空気をタップリとはらんだこの手の曲も、実は多くのブルースマンたちのココロにきっと「もぐり込んでる」んじゃないか?と、ニラんでるんですがねえ。

もう、一昨日の夜あたりから、HP をチョコチョコいじってまして、と言っても「まったく」内容にはカンケー無い、ちょっと見づらい、読みづらい、なんてえとこを地味~に手を加えておったのですが、アイデア倒れだったり、自動ジャンプが暴走したり、なかなかに「遊びとしてはオモシロい」のでございます。
で、時々それにも飽きてくると、あらずもがなの GIF イメージをちりばめて遊ぶ、と。

中でも大きく変ったのは、弘前コンテンツの中の某店のページです。
なるべく独立した別なホーム・ページっちゅうフンイキを出したかったので、勝手に、「らしい」ロゴまで作っちゃってイメージを一新いたしました。
ま、ロゴといっても急いで作ったもんなので「やや」粗いのでございますが、そこら大目に見てくださいませ。(なお、そのロゴは完全に手を切ったいまでもなお同店のロゴのように使われてるらしい⋯)
permalink No.720

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