It's So Strange!
Session?
2004-04-25 SUN. | | なんだか昨日のセッションはいつもとちゃいました。 とゆーのも、ライヴ・ハウスで直前までやってた別なイヴェントが「押し」ちゃって、開始時間を一時間、遅らせます、と連絡があり、夜10時スタートとなったのでございました。 んなワケで、10時に行ってみたら、まだ前のイヴェントから残っておられた出演者やらお客さんが少しおられて、なんだかフンイキがいつもと違っております。 さらにリーゼントをキメたおにいちゃん(ま、実際のお年は「おにいちゃん」を過ぎてそうでしたけど)が、なにやら「唄いたい曲があるんですが」と交渉しております。 いわゆるオールディーズ系のクラブなどの専属バンド、って判りますか?ポニー・テールの女性シンガーなども擁して、アメリカン「懐メロ」を次々演奏するバンド。そのあたりのヴォーカリストじゃないか?と思うんですが、お馴染み Stand By Meを、っちゅうことでした。 どーやらギターも連れて来てるみたいなんで、ワタシのギター・アンプを貸して、キーボードにまわりましょ。 ベースは松宮選手ですが、なんだか調子が出ないご様子。 それに曲も曲だし、ワシら一同、なんだか、おそるおそる演奏してるよな具合で、なんともグズグズな Stand By Meではございました。
いやあ、あゆクラブ専属バンドのクォリティからすっと、その演奏はおそらく「も~んだ~いが~い!」だったことでございましょう。 あ、でも、別にケロっとしてましたが。ワシらのほーは。 だって、そゆのにあましキョーミ無い、っちゃあ悪いけど、そゆクォリティっての、酔客が「うん、ちゃんとオリジナルどーりだ!」ってナットクしてくれるかどーか、が基準なワケでしょ? こちとら、そんなことより、どの曲でも、それワシだったらこー解釈する、ってえそこがオモシロいワケですから、セッションの場で会話しとるのでございますよ。音でもって、ね。
お、そー来たか?じゃあ、こっちはこんなんでどう?ってえ「やりとり」があるから楽しいんで、オリジナルどおりでなきゃ、ってのは「セッションじゃない」。 ま、考えようによっちゃあ、昨日、たまたまそんなヴォーカリストが現れて、あんな経験をしたおかげで、またひとつ、セッションの意義みたいなもんを問い直すキッカケになったような気がします。
いつもセッションに参加している常連たちの間では、「基本であるブルースというフォームを採用することで、共通フォーマットの上で初めて同士であっても、一緒に演奏を楽しむことが出来る」という前提のもとに行っているワケですから、それを知らない、さらにはそれに興味が無い、なんてことになると、まったくもって「楽しむ」どころじゃあございません。 せっかく弘前には BLUES'Nってお店があって、そんなホンモノのブルースがタップリ聴けるワケですから、なんとか実際のブルースに触れていただきたい、と思うのですが⋯
単にここでなら好きな音量で楽器が弾ける、なんて誤解してるのがイチバン困るんですよ。しかもギタリストって多かれ少なかれその傾向がありますでしょ? フダン自分ちじゃでっかい音出せないから、ってゆうストレス発散のためにセッションに来てるんじゃないの?ってギタリストとかは、その曲がシカゴ・スタイルだろうがサザン・スタイルだろうが知ったこっちゃない。 自分の弾けるフレーズを羅列するだけ。 こりゃもうブルースがどうこう以前の「オンガクですらない」ジョータイになりがち。 ま、セッションすら出来ない状態だった時代を思えば、今は恵まれてるんでしょうけどね。
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