Parade

Jaques Tati


2004-05-05 WED.
天気は回復に向かう、なんて言われてたけど、朝、起きてみると、もう空は明るく晴れ上がり、これだったらもう「好天」と言えるレヴェルでございますよん。
予報がちょっと「控え目」だったんで、ヤメようかと思ってた海辺の町へ「急に」行ってみる気になりました。
でも、こんないい天気だと、そこで暮らしてる友人も「マチガイなく」林道の奥深く、山菜やらなにやらを採集しに入ってて自宅にはいないと思うけど、ま、そんならそれでいいや、と気楽に北上を開始いたします。

最初は幹線国道で隣町に入りましたが、そっからは例によってマイナーなルートばかりを選んで五所川原市に接近。でもそのあたりから「連休ならでは?」のドンくさいクルマに前を塞がれて一挙にペースが落ちます。それでも、そこを抜けると少しはペースも上がり、津軽半島の日本海側に開く汽水湖にして岩木川の河口でもある十三湖を左に見るあたりまで行ったころには、交通量自体もグンと少なくなっており、オープンで走っていてもキモチがいい!

津軽山脈から権現岬へとつながる隆起を大きく越える道を下れば、そこはもう小泊です。
まずは友人の家に行ってみると、やはり無人のようですが、玄関は開けっぱなし!
いいですねえ。この町では、まだそんな暮らしが出来てるんだ、とカンドーしつつも、玄関の上がり框に、彼のために持ってきた Jacques Tati の 1973 年の作品で、TV 用に撮影された「 Parade(パラード、と読みます。おフランス語なもんで)」を置いてきました。
これだけで山から帰ってきた彼はダレが来たのかスグ判るハズです。

玄関の入ってすぐ右が居間になってて、以前に置いていった、同じ Jacques Tati のこちらは 1971 年の作品、Trafic もそこのヴィデオ置いてる棚を探せばある、ってのも勝手知ったる他人の家(?)で判ってはいるんですが、いくらなんでも、そこをゴソゴソやってるとこに回覧板を届けに来た隣人に目撃されエラい目に・・・ なんてゆうコントそのままの場面なんぞになったらたまりませんから早々に退散いたしましょ。

そこからはさらに北に山を越えてゆくと折腰内とかゆう海岸に出ます。
ここ、早春が美しいんですよ。それがもう今ごろになっちゃうと道の駅とかってのも営業を始め、そーなるといきなり賑やかになるもんだから、あの「ひっそり感(?)」が薄れちゃうんですよねー。

この先、さらに進んで竜飛まで行くのもいいんだけど、そーなると帰りがまたメンドーなんで、こっから戻りましょ。
ここ折腰内の光が見たくて来たよなもんですから。

帰りは途中から農道を駆使して、かなりなスピードで(とは言っても、たかが軽自動車、そんなバクレツな高速走行が出来るワケないけど)、一気に五所川原まで南下し、そこで以前から気になってた「いなりずし」を買って、郊外の公園に移動し、そこで昼食でございます。
「いなり」となると理性がトぶもんで、うっかり「桜いなり」ってのを買ったのが運の尽き、モロ裏目に出て、ミゴトな「ハズレ!」でございました。
例の紅しょうがの色でピンクになっているものを想像していたのですが、どうやら塩漬けの桜の葉を刻んで酢飯に混ぜ込んであるらしく、その風味が「すし酢」と合うと、なんでかやたら「梅干チック」なんですよ!
ま、ホントに梅干を使ってるワケじゃないんで味はなんとかなるんですが、後味がよろしくないっ! ううむ、シッパイだ!


途中そんなことをしながら弘前に帰ってまいりましたが、某掲示板にエロ・サイトの勧誘の広告が投稿されてるんだって!ゲっ、その掲示板って携帯からじゃ削除できないの?
ホント使えねえなあ!と激怒したワタクシはさっそくドトーのようなレンタル掲示板調べに突入!すぐさま良さそーなのを発見して細部の設定にとりかかります。

と、そこで「ぷ」さんから晩御版食べに行こ!とゆうお誘いがっ。
いいですねえ。桜いなりで「汚染(?)」された味覚をリセット(?)しなきゃねっと一緒に草之庄に向かい、ふたりして「ぶっかけそば(あ、ワタクシは「と〜ぜん」それプラス「ざる」ですけどね)」でございます。よしっ、これで気分も直ったぞう。
帰ってスグに板の最終設定を終え、HP からのリンクも打ち直し、どっちみち過去ログとしてでもダメ掲示板に残しておくのもけったくそ悪いんでそれまでの投稿を移しちゃいました。なんだか一日でいろんなことやった忙しい(?)祝日でしたね。

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