嫌んなった

Valerie Wellington


2004-05-29 SAT.



先日えどすりちゃまが板に書き込みをしてくださった Valerie Wellington の「嫌んなった」、そのものでございますよ。
途中、このコード進行を利用して(?)、あの名曲 Trouble In Mind にさ迷い出ていきますが、またちゃんと帰ってきます。

ここでのギターは、いま話題の Carlos Johnson と Rico McFarland、ピアノ(他の曲ではハモンド B-3 も)は Fred Rakstraw。ベースが Nick Charles、ドラム Brady Williams で、その Carlos のトリッキィなギターで滑り出す曲は、いきなり Valerie の「ちゃんと」した日本語の歌詞が斬り込んでくることで、一気に背景が、シカゴのレークサイド・ドライヴから道頓堀川の川面に映るネオンの瞬きになったような鮮やかな変身を遂げます⋯なんて感じてるのはワタシだけかもね。

ただ、この CD、GBW の GBW-002 Life in the Big City ってヤツは Disc Union から発売されたものらしく( by ダディ正井)、もはや市場にはまったく出回ってはいないようでございます。
したがいまして、お聴きになりたい、ってえ方は(市内、あるいは近隣の町などにお住まいでしたら)、ゼヒ BLUES'N でリクエストしてみてくださいませ。

正式な(?)音楽教育を受けていながら、ブルースを歌うようになった彼女の、自国語では無い、というハンディを感じさせないこの唄いっぷり、出来れば陽も落ちて、街の灯火が恋しくなる頃、ショット・グラスでも傾けつつ、じっくりと聴いていただきたいものでございます。

えどすりちゃまによれば、この「嫌んなった」、このアルバムの他に、ライヴ盤にも収録されているらしいのですが、そちらはモチロンまだ聴いておりません。
なにやらそちらには「 Sukiyaki 」も収録されてるらしいです。

さて、ここでも、このギター、トロトロのややメロウ寄り(?)なトーンで、憂歌団とはまったく違うベクトルにこの曲を導いていますが、もう、あり余るクリシェから吟味してサラっと出してるみたいな、ある種の余裕みたいなものをひしひしと感じます。
このアルバムでも他の曲では、時々ブラスのチューニングが甘いんじゃない?と、気になるよなナンバーもあるのですが、さいわいこの曲ではブラスのみなさんが「お休み」してるので、そこらのシンパイがございません。

録音は 1991年 6月 6日、Chicago Paragon Studios。

昨日の弘前は気温 27度くらいあったのかなあ?
例のイカレた小径ファニーバイク、HARO の F-1であちこち移動しておりましたが、も〜「汗ダラ」もんでジーンズじゃ暑いのなんのって。
でも夕方からは小雨になっちゃいましたっけ。
そっかあ、気温だけじゃなく湿度も高かったからベトついてたのかもしれませんね。

さて、今年の梅雨はどんなかな?
この辺じゃ、トーキョーほどには雨が続かない、って感じなんですが、でもそれにも「当たりハズレ(?)」があるからなあ。
出来たらハズレてほしい⋯ え?どっちがハズレなのか、って? さて⋯
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