The Blues Night 2

All Stars ( ? )

2004-06-28 MON.














さて、さらに The Blues Night Vol.2 のことをも少し!

面白いことに、昨日のステージではぜ~んぶ違うギター!っちゅう奇跡(でもないすけど?)が起きたのでございますよん。
たいてーはストラトあたりがダブってたり、ヘタすっと 5人がストラト、なんてことだってあるもんですが、ストラトはワタクシの Red Hot の一本だけ(あ、水野さんの 1/3スケール、ナチュラル・ボディ&ローズ・ネックってのがあるけど)でございました。
そまっちのイエローのギター(フィンガー・ボードはローズ・ウッド)は知らないひとが見たら同じストラトに見えるかもしんないけど、もち、あれは Sadowsky TOKYO っちゅうまったく別なモデルでございます。
ストラトよりも「暴れ」が少ない、クレヴァーな音で、いかにも「現代の音」って感じかな?

実は同じ Sadowsky TOKYO のレッドと、PU が HB となり、ボディがキルテッド・メイプル、っちゅうウォルター・ベッカーが持っててそうな Sadowsky NEW YORK を持っているりっきーさんは、お昼頃までは Fender Mexico の Telecaster にしよか Sadowsky TOKYO にしよか悩んでたハズだったんですが、現れたのを見ると、よよよっ!そのイカレたオフセット・スタイルのケースは・・・Oh, Yeah!なんと Gibson FIREBIRD のシングル PU のヤツじゃないの!
ワタクシの視線に気付いたりっきーさんが言うには、Sadowsky にしようと思ったんだけど、弦がだいぶヤレてたんで、当日、張り替えた弦じゃ安定しないから、こっちにした!だそーでございますよん。でも、おかげで Sadowsky TOKYO がダブることが無くなったのですねえ。

MACさんはモチロンいつもの Gibson Les Paul のダブル・カットを Fender のアンプで(あ、りっきーさんとそまっちはローランドの JC ね)。そして Tokyo Shyness Boys のもひとりのギタリスト、「あんちゃん(本名は?尋くの忘れちゃった)」は、ボディ・カラーこそレッドで違うけど、フロントにクロームのカヴァーっちゅう Fender ハムバッキングを搭載した Albert Collins スタイルのテレキャスターです(ところで、Fender 社からナチュラル・フィニッシュに白ピック・ガードの Albert Collins Model ってのが出てて、たしかそれ、43 万円で売ってたハズ!高えっ!!)。それも Fender のアンプに差してました。

そんなワケで、こっちのセッションじゃ、タマにギター三人がストラト、なんてシーンもちょくちょく出現すんですが、ここ大久保水族館じゃ、ミゴトにぜ~んぶ違うギターが揃ったのでございました。
そしてその効果はこれまた明らかでございまして、両バンドとも二本のギターのサウンド・キャラクターが違いますから、その描き分けが実にハッキリしております。
ま、同じギターでだって個性は出せる、とは言うものの、やはり、まるっきりちゃうものの組み合わせとはイミが違いますからね。
ともに歪ませない Firebird と Telecaster の音の違いは、ナチュラルなだけに「かえって」際立つみたいで、これにディストーションとか掛けちゃったら Fender も Gibson も「さほど」違いは無くなっちゃいます(まったく無いってワケじゃないよ!)。

ま、そんな中ではワタクシめの Red Hot はコンプレッサーをかけてるせいもあって、それら役者揃いのギターたちからすっと、なんとも異次元チックなサウンド・キャラクターでしたねえ、やはり。
良く言えばスペイシー(???)、悪くいえばスケベったらしい(!!!)その音はりっきーさんに言わせると(あ、セッションの部では Red Hot 弾いてたワタシと、ベースやってたりっきーさんが楽器はそのままでポジションを交替しましたからね)、「うわぁ~っ!危ないねこれ!」だって。ウマいっ!実にいい表現でございますよん。ヤクザなことでは当日イチバンだったんじゃないでしょか。

ん?ワタクシに合ってる?・・・うう、喜んでいいのか?

一夜あけて、思い返してみれば、ケッキョク昨日の The Blues Night Vol.2 にしたところで、やはり大事なのはひととひとのつながりだなあ・・・と(イマさら?)ながら思いましたよ。
MACさんの「ぶるうすまにあの巣」に出入りさせていただくようになって、そこから次々と新しい交流の輪が広がっていって、ついには東京でのオフ会や催しにも参加させていただくようになり、そうなると、さらに新しいネット・ワークが生まれていきます。

地元ではこれまで、お付き合いのある HP っての無かったんですが、BLUES'N の HPが立ち上がったことにより、月二回のセッションがいわばプチ・オフ会ってことになりますが(え?違う?にゃははは)、でもそれ以外ではあまり交流も無いのが実情で、そこら対照的ですよね。
ネット社会の特徴として、隣に住んでるひととは何年たってもアイサツすらしない、なんてのザラなのに、まだ会ったこともない何百キロも離れたひととは親しく情報を交わし、イロんなことだって相談できる・・・
そのことを「異常だ」とか「マチガってる」なんて言う考え方ってのも「理解はできます」が、たまたま隣り合わせただけの偶然を重大視しすぎて「なにかの縁」って括っちゃうのも、郷土愛やら「愛国心」なんていう押し付けがましいものの温床のような気がいたします。

ま、そんなことはともかく、ネットってものが無ければ、おそらく一生知りあうこともなかっただろうひとたちと、ちょっとしたキッカケで知りあう、ってのがもうまさに「ドラマ」じゃありませんか。りっきーさんの存在を知り(ダディ竹千代&東京おとぼけキャッツの映像がある、なんてハナシが契機だったよに記憶してます)、そして初対面の前に、お店を取り上げた番組のヴィデオで、あるいは公開セッションの画像での勇姿などで先にお姿を拝し、ますますお会いするのが楽しみになったものでした。
そんなふうに画像が先にある場合は稀で、やはり会ってみるまで判らない、ってのもこれまた別な楽しみがありますね。

でも可笑しいのは、ケイジさんでしたか、ワタシのことを「おっかないオヤジ」なんじゃないか?と思ってたらしく、見たら、いささか拍子抜けしちゃったかもしれませんねえ。
え?ホントのとこはどうなんだって?
そりゃあ寿家のりっきーさんにでも尋いてみてくださいよ。
きっと「あんな悪いヤツはいねえ」なんて言われそうだなあ。ぎゃははは!

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