Aftertone

Kent, why???


2004-07-24 SAT.






そこまで言わんでも、ちゅう気もいたしますが、やはりねえ、冷静に考えてみると Willie Kent をメインとする、ゆうとこ自体に無理があるのは確かだよね。
たとえ今回みたく、ただ一箇所、青森でしかライヴしない、と聴いて、なら青森に行くっきゃないじゃん!とまで思ってくれるブルース好き、いったいどんだけいると思う?
私がこれ福井県あたりに住んでるんだったら「そんなよう知らん三流のブルース(?)」のため青森までなんて行く気にはなりませんねえ。

そしてもうひとつ、必ずデブな女性シンガーをブッキングするのは淡谷のりこセンセにこじつけてんじゃないの?
青森=淡谷のりこ=ブルースっちゅう「まるでピントハズレな安易な連想がそうゆうくっだらないセットを作り上げてんだろ。

そうゆう女性ブルース・シンガーたちなんて淡谷のりこ聴いてもブルースと思うかねえ?
たぶん「なにこれ?」じゃないの?
淡谷のりこを「ブルース」と思うんなら、シカゴ・ブルースは「ブルースじゃない」し、そっちをブルースと認めるんなら淡谷のりこは「ブルースじゃない」
ヘタな駄洒落を真に受けてんじゃねえの?
淡谷のりこを日本歌謡界じゃブルースと言おうが、それは世界にゃ通用しないんだよ。
まあ、なんとかして青森とブルースを強引に結びつけるバインダーとしちゃ「無理っ!」なんだよ。

てな「マジな」ハナシはともかく、青森の商工会としちゃ「安潟まつり」を盛り上げてくれるんなら「なんだってイイ」んだろ?
だから、演奏に乗ってステージ前のスペースで楽しそうに踊り狂ってくれさえしたらブルースじゃなくてもサルサでもロケンロ〜でもなんだっていいんだよ。

そうやって踊ってくれるひとがいたかどうか?がイヴェントの精巧度を評価する重要なスケールになってる、ってのが「そもそも」イカレてるよね。
だから地元の前座バンドで客が誰も踊り出さなかったとこは次から声がかからないらしいよ、てな噂も妙な信憑性あって流通しちゃうんだろな。

そしてもひとつの「大誤解」はブルースと津軽民謡は「通じるものがある」っちゅう低脳そのものな誤解だよ。だから津軽三味線とブルースを共演させよう、なんてバカなこと言い出すワケ。
同じワケあるかバ〜カ!

ニホンでは農民が虐げられたちゅうても、それは貧富の差や出自の格差によるもので、経済力っちゅうスケールで凌駕できたら「上級市民(?)」になれる。
でも、アメリカにおけるアフリカ系黒人は「どうしようもない肌の色」でもって問答無用で迫害されてたんだよ。そんななかで発酵・熟成してったブルースってものが「単なる嘆き節でなどない」のは当たり前なんだよな。
いったい、どこをどう曲解すれば「そのふたつは似通っている」などとバカなリクツになるのか?アホか!

もっともその前に、シカゴの現地でブルースマンたちに接触し、出演交渉を任されてるヤツが「まったくブルースの知識がない」ってことが最大の「ダメダメ・ポイント」だろ。
もしワタシがその任に当たってたら、ゼッタイに Willie Kent なんて「候補にもならない」ぞ。
こんなの(こんなの?)呼ぶくらいなら、まだまだ重要なカードがたっくさんあるだろが!

まあ、こっちは青森市がカネ出してはるばる連れてくるブルースマンを気楽に楽しんでるだけだからエラそなことは言えないハズなんだけど、それにしても現地で選んでるヤツがクズ過ぎる。
ブルースがどうこう、てな視点じゃなく、なんかしら不純なエレメントが悪しきバイアスをかけてる、としか思えん⋯

関東各地の高温続きを対岸の火事みたく眺めておったら、なんと本日は朝 9時ですでに 30度を突破したじゃないの!うちの前じゃ(サーミスタを使った外気温度計がセットしてあるのでげす)午後に 33.5度をマークしておりましたよん。
うへ~、これじゃ関東とあまし違わないじゃん!
「それじゃあ」と岩木山一周ドライヴでも、と高度を上げて行くのですが、あまし涼しくなりませんねえ。スカイラインってとこ登ればそりゃ涼しいんでしょが、今日は全体にガスってて、視界が利かず、たぶん上に行っても海も見えないのは確実です。
最初は白神山地を越えてくるときの「ミニ」フェーン現象か?と思ったのですが、海まで降りてみても、熱風が海から吹き付けて来てるじゃないの!
鯵ヶ沢の海も、そんなワケでドえらい暑さでございましたねえ。
どうやら明日もまだこの暑さが続きそう。

ううう、今ごろ向島の「壽家」じゃ、先日の The Blues Night Vol.2 の打ち上げで盛り上がってるんだろな⋯
おまけに当日撮影したヴィデオも観るとかゆってたから、だれかさんのオチャラケ悪虐ベースもすっかりバレちまってるだろな!
あ、だから行かなかった、っつ〜ワケじゃないんですよ(ホントか?)。
たしか MAC さんはまだ見てない、とかゆってたから明日あたりカミナリが落ちるかもしれないぞ⋯ブルブル

ところで水のさんから「ミニ・ギター」の別な画像が送られてきました。
いやもう、その見事な仕上がりはおおsらく壽家でもセンセーションを巻き起こしてることでしょう。
左の画像をクリックすると拡大されます。(撮影は伊東敏夫さん、というかたらしいです)

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