Heat of the Night

Blues? talk


2004-08-01 SUN.


普段、首都圈より 5〜10 度は低い気温で「過こしやすい」なんて思ってましたが、週か西方に位置する台風に吸われ、太平洋高気圧から奥羽山脈を越えてフェーン現象気味の熱風が襲ってきてますねえ!
みなさま「かなり」へこたれておられますようで今日からねぶたも始まるし、しかも「月末」となると、イロイロとお忙しかったことでしょう。
それでも板どんにタクロン & 松宮、少し遅れてドラムの松っつん、と板どんバンドが最初っから揃っておりましたので、松っつんが来るまではワタクシがドラムを。
板どんは白ストラトとセミアコの二本立て、タクロンは Jazzmaster で、松宮は Ovation のラウンド・バックのベースで登場ですが順番を Jazz Bass のゴローちゃんに譲ってました。
その最初のセットの途中でドラムの Tetchi と松っつんも到着です。
松っつんのドラムでの板どんバンドではワタクシ、キーボードに移動。
いきなりの I Shot the Sheriff、あれ?これってどんなオルガン入れてたんだっけ?と思ってる間に始まっちゃったんで、ま、やりながら思い出すとしょ⋯なんか思い出せん!しかたないのでアドリブじゃ!なんてやってるうちに、あっ、こんなフレーズだった!てのを「偶然」弾いて、そっからはそれを採用でこざいます。
でも、一番オモシロかったのはタクロンを毅える(?)っちゅ一ことでソロをばんばん取らせたんですが、準備してたフレーズ(?)が尽きてからのほ一が味のあるフレーズが出て来るんですねえ。
ソロも最初の 2 コーラスくらいは、前もってレンシューしてたギターで行けちゃうんですが、それじやいつまでたってもライヴに強いギタリストにはなれません。それを使い切った先なんですねえ、勝負は。
なんてやってる最中にもベーサーMと藤井クンの到着です。
この板どんセットの後で両名ともステージに上がるのですが、その前の休憩タイムに、つい先だって、板どんバンドが遭遇した、南津軽郡某町における「営業(?)」のバンドスタンドでエラいめにあったエピソードで盛り上がったのでこざいますよ。

どうやらクブトンからカブト虫へ、っちゅうブリティッシュな流れ(?)で行く予定だったらしいのですが、聴衆(というよりは「吞み」に来てた「ただの酔っぱらい」)は、タイヘンにご不満だったらしく、サザンやれ!とかヴェンチャーズも出来んのか!やら、五木ひろしやれ!などと騒ぎ(ちゃんとバンフレットには「クラブトンから拓郎まで」って書いてあったのに!)、板どんが言うには、あの300人くらいの中でクラブトン知ってるの一人でもいたかなあ?てな様子だったらしく、それでもタクロンが拓郎を唄い出したら、客がやっとステージに注目してくれたそうで、「なんとか逃げ切った」のだそうでこざいます。

やはり「吞む」のがメインの客で、かつ弘前よりも「ルーラルな」ディープ・サウスでこざいますからね。そりゃ Have You Ever Loved A Woman なんて聴いてくれそもないよねえ。
本来なら、ある種「災難みたいなもん」ですが、メンバーのみなさん、それを楽しそうに話されて、おおいにウケてました。
教訓:ビア・ガーデンでスロー・ブルースはいけません。

さて、替わっては藤井クンがキーボード、ベーサーMがドラム、そしてゴローちゃんがベースでワタクシがフロント、サイドには板どん & タクロンで、スローなんぞをしっとりと。
Night Life やら Jelly Jelly Jelly といったとこなんですが、初回にリキんでノドが荒れたのか(っちゅうより、日中の暑さのせいで冷たいものの摂り過ぎだな、きっと)トツゼン喉に「来ちゃいました」⋯
仕方ないんで、板どんに後を託し、ギターでのサポートに徹するといたしましょ。
さて、ラストでは、ドラムに Tetchi が入り、ベーサーMはベースで、そしてゴローちゃん が板どんの白ストラトを借りてギターで登場です(あ、ここでタクロン、松っつんは先に帰りました。松宮はその前のセットのとこでお仕事に帰って行ったのかな?)。そーなったら、なんとかゴロ一ちゃんに Caldonia を、ってんでワタクシと板どんがなにかってえと Caldonia のリフを弾いて誘いをかけるんですが、ゴローちゃん、なかなか乗せられませんねえ。
でも、Sweet Home Chicago を唄ってくれましたよ。「ハネ」系のややファンキーなリズムで始まるのですが、こゆ曲ではペーサーMのベキバキバッチコ〜ンのベース・ソロが「必須」でございます。う ~ん、快感!

てなワケで前半ではタクロンにリフものをたっぶり味わってもらい、さらに「これでもか攻撃」のギター・ソロ「もういっちょう!」で锻え(本人はイジメられたと思ってるかも?)、将来への布石として(?)、なかなか意義のある夜でこざいました(か?)。

ま、ようは、人数が多けりゃ多いなりの楽しみがあるし、昨夜のように少ないなら少ないで、実験的なことや、練習みたいなことも出来るし(あ、聴くだけのお客さんがいなかったからね。いたら、ちゃう方向で行きます)、そこがまさに「ブルースならでは」かも。

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