Full Moon On Main Street

the Kinsey Report


2004-08-03 TUE.




まことに「本末転倒」ながら(?)、先日来、板でも話題になっておりました、あの Bourbon Street Band のアルバムに収録された「ワン・ステージめからずっと」を久しぶりに聴いてて、あれ?こんなムードの曲、割と最近どっかで聴いたぞ?と探すこと実に一週間!(ウソ。時々思い出してはテキトーに探すフリしてただけ)ついに思い出しました。

それが、このFull Moon On Main Street なのでございます!
オープニングの「泣き」のギターなんて、これ日本ではウケそうですよね。
そして引きずるようなヘヴィなドラム⋯まさに絵に描いたような(?)ヘヴィなこてこてスロー・ブルースじゃあございませんか。
B.S.B.の「ワン・ステージめからずっと」もまた、陰々減々たるギターで幕を開けて「ダウ ン」系な歌詞が湿気たライヴ・ハウスの暗がりへと誘うのでございますが、こちらも「ムチャム チャ陰気やでえ!」、では負けておりません。

廃品置き場からは犬の遠吠え
ゴミ・バケツの中の黒猫
横丁で吞んだくれれば
けったくそ悪い月が昇りやがる

表通りには満月が輝き
サイレンが不吉なお告げを吠えたてる
表通りには満月が輝き
今日も誰かがムショ入りさ

この街にゃ安全なとこなんて無えよ
ドアには鍵を掛け
寒もしっかり閉めておきな
どいつもこいつもおかしくさせる
不吉な月が昇りやがる


いやあ、ホント、「ムチャムチャ陰気」ですねえ。
この曲は前回の Corner of the Blanket と同じアルバム、1987年の Edge of the City Alligator ALCD 4758 に収録されたナンバーです。

ところで水野さんの 1/3 Scale Miniature Guitar からその作品の画像が送られてまいりました。
撮影は伊東敏夫さん、というかたらしいです。

それが置かれているホンモノのストラトがモデルとゆうワケではないようで、ネックもローズウッド指板だし、ピックアップのカヴァーもブラックになってます。
しかしまあ、これだけのモデルがすべてスクラッチ・ビルドで出来上がっているんですから凄い!
なんかリアル・サイズのカスタム・ギターだって作れちゃいそうですよ⋯



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