Illinois Central

Sunnylamd Slim


2004-08-10 TUE.


これまで登場してないのがフシギなくらいの大物でございます(ま、あたしのバヤイ、そゆのケッコー多いんですが。なんせ偏ってますもんで)。
どっちかってえと、ワタクシの苦手なファルセット系を多用したりする歌いっぷりなどから「後まわし」にされてたんですが、ここんとこのクソ暑さに、ちょっと酸っぱい梅干しでも、っちゅー感覚で(どこがじゃ?)タマにゃあええか?と登場でございます。

以前から、折りにふれて言っておりますが、やや高めの声で語尾を伸ばす(しかもヴィブラート付き)ってのが、どーもあかんのですわ(かと言って、ドス効かしたのもヤなんですがね)。同じキーが高いんでも J. B. Lenoir なんてのはへーきなんで、もっぱら語尾の扱いがモンダイなんでしょうねえ、ワタクシの感覚にとっては。
その意味では、この曲でもタップリと語尾を震わせつつ伸ばし放題でおます。
しかし、さほどキョヒハンノーが出ないのは、メインがピアノで、かつお馴染みブルーバード系のタルいシティ感覚(?)だってことで、エグさが薄れておるせいじゃないでしょか。

その飾り気の無いピアノで始まる落ち着いたテンポのこの曲ですが、ヴォーカルに比べると、そのピアノは派手さが無く、なんだか「伴奏としちゃピッタリ」みたいな気がいたします。ま、そこら Bluebird の意向もあったのかもしれませんが、ピアノをバリバリ弾いて、っちゅうスタイルじゃないのね。
ま、だからといってピアノとしてショボいのか、ってえとそんなことはございません。ピアノ・ソロじゃケッコウそれらしく転がしてはおりますが、それに耽ってない感じ、と言ったらいいか、そこらのスタンスがなかなかいいよな気がいたします。

なんてエラそーに書いてますが、ハープ同様に、ピアノについてもなんだかんだ言えるよな立場ではございません。したがいましてその道の専門家から見たら、噴飯ものかもね。

Albert "Sunnyland Slim " Luandrew は 1907年 9月 5日に Mississippi 州 Vance で生まれています・・・と書きかけたところで、ん?この不吉な予感は?と急いで確認に行ってみたら、そ!ありましたねえ、江戸川スリムさまのサイトに、それはもー実に詳細な解説が!
ワタクシ、常々「ケンキョであれ」、をモットーといたしておりますゆえ(ダレだ、そこで腹抱えてるのはっ!)こゆ場合には、とーぜん江戸川スリムさまの解説に及ぶハズもございません。
それゆえ、どうかみなさま、そちらをゼヒ参照なさってくださいませ。
けっして「これさいわいと」手を抜いておるのではございませんですよ。やはりシカゴと来たら江戸川スリム!これ、ジョーシキでございましょ。

なんたって Yahoo USA で Sunnyland Slim を検索しても 19番目に江戸川スリムさまのページが出てくるんですからねえ。スゴい!

たしかアメリカのウエスト・コーストあたりからだと思いましたが、Land Sharkってのロード・レーサーを乗ってるひとのことなんだそうで、自転車って、走ってる間は風が体温を奪ってってくれますから意外と涼しいんですよ。
でも、信号なんかでストップしちゃうととたんにもわぁ~っと暑くなっちゃう。だから信号待ちしてる間も、青になるまで弧を描いてグルグルそのヘンを回るんですね。それが泳いでないと鰓に水が流れないから泳ぎ続けなきゃいけないサメと一緒だ!っちゅうワケで Land Shark ─陸上の鮫になったらしい。

ここんとこ弘前も、メデタく 32 度まで上がり、ミゴトな暑さでございますが、それでも風があるのが「救い」になっているかも?でございます。
いつものプロムナードを HARO F-1で走り抜けていると、街路樹がザワザワと揺れているさまが、それを目にするだけでも(?)多少は涼しさを感じさせてくれますね。
もーこんだけ暑いとヤケクソでドたっぷり汗かいてもシャワー浴びればいいじゃん、てなもんで、クルマなんぞヤメて、手持ちの中でいっちゃん短い(薄手のジーンズで、ヒザが破れちゃったヤツを自分でカット・オフしたんざます。涼しいよん)ショート・パンツに、上はユニクロのドライ・ウエアで、メッセンジャー・サーヴィスみたくバッグを斜めにかけて走りまわります。
暑くないか、って?これがねえ、走ってる間は意外と涼しいんですよ。
それに、今日のように風があると、どこ走ってても向かい風みたいで(って実際には、んなワケ無いんでして、土淵川沿いの自転車道を上流に向かった時は「追い風」っつーか、体感としちゃ「無風」でしたけど)ケッコー爽やかでございました。

さて、そーやって走ってると、そろそろ他県ナンバーが目につきますねえ。
早めのお盆休みをとってるんでしょか?
ところで、お盆の期間中は東京がガラ空きになる、なんていいますが、ホントかなあ。
毎年、「ああ、いま行けば都内も走りやすいだろなあ」って思うんですが、でも実際に行ったら、「空いてる」かどうか、なんてことより、あの「バクレツな暑さ」でダウンしちゃうんでしょね。
たかが(?)32℃ ごときで、久しぶりに「陸上のサメ」って言葉を思い出しちゃいましたが、都内はもはやサウナみたいなもんかもしれない⋯

弘前じゃ、32度以上あっても、走ってさえいれば意外と平気なんですよ。風を受けて。
でも、モンダイは冷房の効いたオフィスに入って出て来たときですね。
この時、一番暑さがコタエます。
で、HARO F-1で走ってるうちに慣れてきて、でもまた冷房のとこに入って・・・う~んこの落差がイチバン体に悪そ!


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