So bad!

2002-07-08
なんだかやたらに暑くなりましたねえ。しかも梅雨があけてないから湿度も凄いんですよ。
こんな時にゃあホントに美味いウナギが喰いたいなあ。りっきーさんの寿家が近きゃあいいんだけど。そのりっきーさんが、弘前の蕎麦に興味があるみたいです。東京でもホントに美味しい蕎麦は少ないんだって。
そうかもしれませんね。i-mode に東京周辺の蕎麦屋情報、地図込みでたっぷりストックしてあんだけど、いざ行ってみると案外「?」ってのも多いんじゃないでしょか。
現にK町のC庵は「65点」ってとこでしたからね。「カネ返せ!」って怒るほどマズいワケじゃないけど、別にまた来なくてもいーや、って感じ。
近所に住んでて、あまり遠出すんの面倒くさいなんて時には悪くない、ってクラスです。
その点、雷門の並木薮は味だけじゃなく、蕎麦文化こみ?で感銘を受けましたが、C庵にはそんな文化的バック・グラウンドがあまり感じられなかったんで、評価の面では不利だったかもしれません。
神田の「やぶ」、「まつや」あたりは歴史までひっくるめた蕎麦のありよう?みたいなものを演出していますが、それも「ある程度」の味の裏づけがあってこそ、ですからね。
肝腎の「味」がいまひとつでは「演出」がよけいにうすら寒くなります。

そういえば、この青森県、津軽地方でも北郡「I町」に出来た Mという店が、利き蕎麦や水蕎麦など、「演出には」かなり頑張っているんですが、惜しいことに味がその演出に負けているんですね。
そこも、また弘前市内のH庵も、まずつゆが問題で、(蕎麦も問題っちゃあ問題なんですけどね)ひとりよがり、と言ったらあれですが、独断で作ったような感じで、たしかに蕎麦のつゆの「ようなもの」にはなっているのですが、「蕎麦つゆ」としてのあるべき条件を満たしていないんですね。いまのままなら、マチガイなく「にんべんの蕎麦つゆ」に負けます。
意欲はあるようなんでもったいないことですよ。「もり」1枚 ¥600という価格の原因となる原材料、これをせっかくだから正しく使って「当たり前な」蕎麦を出して欲しいなあ。
まったく同じ材料を与えられても、出来てくる味ってみんな違いますよね。
そこが「料理」の面白いとこだし、怖いとこでもあります。
せっかくだから美味しく仕上げてひとさまを喜ばせてくださいよ。
材料ムダにしないでさあ。
permalink No.86

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