Hello There

Carlos Johnson


2004-10-27 WED.


先日から Carlos Johnson の In And Out を朝晩のお勤めのごとく(?)聴いておりますが、そうすっと、フと前のも聴こかいな、てな気持になって来るんですねえ。
とゆうことで出して来たのがこれ。
プロデュースも担当している有吉須美人(江戸川スリムさんの Blueslim 内)のピアノがリリカルで美しいフラグメントを散らし、抑制の利いた Carlos Johnson のギターがつぶやく⋯と思ってたら、江戸川スリムさまからそっとひとこと。
このピアノ、In And Out でもキーボード弾いてる Roosevelt "Hatter" Purifoy でっせ!
ありゃりゃ〜、そーだったの?

う〜ん、この Hello There、前はなんだかウエット過ぎる(?)ように思えたけど、In And Out の後だと、なんだか感じが違ってるよな気がしますねえ。
しかしまあ、あらためて Carlos Johnson のギターの「豊かさ」に圧倒されます。
普段は言わずもがなの軽口をたたいてヒンシュクを買ってばかりのワタクシも、コウベを垂れて謹聴つかまつっております。

やはり音楽はテクニックじゃなく「歌心」ですねえ。
ま、モチロン、そのせっかくの歌心をスンナリと表現するためのスキル(ワタクシ、そのよーな「必要性を伴った」テクニックを、「スキル」と表現しております)が無くちゃイミが無いのではございますが。

ただ、ど〜してもニンゲンちゅ〜もの、名誉欲やら競争心てなものからはなかなか自由にはなれないらしく、オレのほうが上!なんて自分をナットクさせやすい、テクであるとか、手数(てかずですよ。てすう、じゃなく)なんてゆう、ニンゲンとしての内面にカンケ〜なく、トレーニングで「なんとかなる」表面的な技巧で武装しちゃうんだよね。

だから見てみんしゃい。ムダなテクばっか磨きをかけて、おヤマの大将つ〜か、井のなかの蛙っちゅうか、意味の無い「誇り」でそっくり返ってるギター小僧ばっかぎょ〜さんおる⋯
おっとっと、また脱線しかけちゃいましたねえ。Carlos Johnson のギターの話でした。なははは

そして、この手の非ブルース進行の曲ではいっそう輝きを増す Roosevelt "Hatter" Purifoy のピアノが、まるで芳醇な香りも高いコニャックのように、静かだけど上質な「酔い」を浸透させつつ、そこはかとなく都会のナイト・シーンの秘められた誘惑を匂わせる⋯

P-Vine PCD-25020、Billy Branch & Carlos Johnson Don't Mess with the Bluesmen( I like "Bluesman" better!)収録

久しぶりにこの世界に心遊ばせて、さ、また寝る前に In And Out 聴こ。

ところで、ちょっと面白いサイトを見つけました。
文二郎帽子店[http://www.panamaya.com/others/bluesman.htm]というところなのですが、タイトルを見ていただけば判るように帽子屋さんです。

そこにぼくの好きなブルースマンと帽子というコンテンツがあって「ブルース CDで見つけたパナマ帽」として、この Billy Branch and Carlos Johnson が載っているんですよ。なんだか嬉しくなりますね。

そして、もひとつ、こちらは時計屋さんのサイトで
Wrist-Watch-Store.com[現在は消滅しております( Oct. 2008 )]ってとこの Chase-Durer Mens の Item 17 に Don't Mess with the Bluesmen が載っていました!
そしてそれにインプレッションを書いておられる David G. Lucas さんというのが、どうやら筑波在住で、先の Otis and Carlos も見に行っているようです。

こうやってネットを浚っていると、ときとしてこんな発見があるから楽しいですよね。
異業種(?)のひょんなとこでブルースのことが記載されてたり、逆にブルースのサイトで他の(蕎麦とかね)ことを発見するのも楽しいものでございます。

きっと、そうゆうヘンなコダワリのプラス・アルファ、みなさまそれぞれにお持ちなのでございましょうねえ。
むしろそゆとこにそのひとの個性がよく表れてくるよな気がいたします。

っちゅうリクツでワタシんとこにも要らんコンテンツが多いのでございますが、そもそも弘前周辺の味ガイド、だなんて「ブルースのサイトに含めるイミあるのか?」言われると⋯ん〜⋯返すコトバがございませんねん。

だいいちブルースと蕎麦、はたまたラーメンなんて「まったくカンケ〜無い」ですよね?
なんかついでに採り上げてるけど、そんなニーズはどこにもないじゃろ!ちゅうお怒りはごもっとも!
でもね、だからっちゅうてヤメちまえ!ゆうほどのもんでもないんじゃ???

ただ、なかにはもう消えた店なんかも出始めてますから、その意味で考えなきゃいけないな、とは思っております。

いつまでもあると思うな店と味!でございます(?)。

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