I Ain't Gonna Suffer Mr. Bo 2004-10-29 FRI. | If Trouble Was Money でお馴染みの(って、この日記周辺では、って程度かもしれませんが) Mr. Bo の、これも Red Lightning に収録され「ちゃっ」たシングルでございます。 さすがに If Trouble Was Money ほどのインパクトはございませんが、よりオーソドックスな(でもないか?)ブルースで、彼のギターに関して言えば、こちらのほーが出来はいいような気がいたしますねえ。 彼については、B. B. のフォロワーってな表現をよく目にしますが、ここでのギターでは「それほど」色がついてるようには見えないんですが、ま、こと近代のブルースマンで、ダイレクトに、あるいは、直接ではないとしても、彼由来のギターってものの影響を受けていないブルースマンなんて(おそらくギター持って歌うブルースマンでは、ってイミね。当たり前だけど)いないっしょ? ま、それをさらに遡れば、Robert Johnson の影響下に無いブルースマンってのが、おそらく、1930 年代以前にしかいないのと同様かもしれません。 あ、ワタクシ、この日記で一切 B. B. を採り上げていないのは、単に「お好きでない」からであって、彼が無価値な存在である、などと言うことではありません。 とかく、「なんで、この良さが判らないかなあ?」などと責められますが、「良さ」も「偉大さ」もその「功績」も「ジューブンに」判っております。 ただ、好きになれんだけ! だって好き・嫌いは「生理的」なもんですからねえ。リクツでナットクさせられるよなもんじゃありません。 したがってワタクシの拙いギターにも Buddy Guy や Otis Rush、Luther Allison などを経由して B. B. のギターがマチガイなく生きておるワケでして、そのイミでも足を向けては寝られません(ま、地球は球体ですから、ワタシが足向けとるのは宇宙の彼方じゃ、なんぞとゆー屁リクツはともかく)。 ただし、この Mr. Bo のヴォーカルについては、こりゃもう、誰が聴いても B. B. の線ですよねえ。それも嬉々としてやってる、みたいな稚気が感じられてなんだか微笑ましくなっちゃいます。 もう、ここまで B. B. にぞっこんで、一生懸命やってるって様子だと、かえって文句も言えなくなります。 そして、こんなこと言うとなんですが、B. B. の持っているワタシの「あまり好きじゃない」部分ってのがありまして、それがこの Mr. Bo の歌には無いんですよ。 しっかし、彼の歌って、ホントに B. B. への傾倒ぶりが気持いいくらいに溢れ出てますねえ。 いやあ、ついにスギヒラタケに有罪が宣告されちゃいましたね。 いまだに真の原因物質は特定されてはおりませんが、どうやらなにかしらの有毒成分が存在するらしく、それは水溶性で、加熱しても分解せず、しかも、夏季の異常な高温によって、例年と比べその有毒物質が増加したのではないか?と言われています。 腎臓機能が万全でない方に犠牲者が集中していることから、本来は血液中から抽出されて排泄されるハズのものがウマくゆかず、それが脳症を惹き起こしていたのでしょうか。 もしかすると、その有毒物質はこれまでだって腎機能障害のある方には急性の脳炎として発現してたのかもしれませんね。でも、今回みたく、あっちでもこっちでも、なんて騒ぎにならなかったんで、スギヒラタケが注目されることはなかっただけかもしれません。 さらに豚レヴァーから E 型肝炎って報道もありましたね。 豚はナマで喰うな!なんてのジョーシキだと思ってたんですが、「新鮮だからダイジョーブ!」なんて、なんのコンキョも無い迷信に躍らされてるとエラい目に遭いそうです。 あと、深山の美しい渓流などで、その流れている水をそのまま呑んでるひとがいますが、湧き出して来てる「湧き口」で呑むんならいーけど、どんなにキレイに見えても、流れている渓流はエキノコックスなどで汚染されてる可能性があります。 呑めば必ず発症する、ってものじゃありませんが、かといって雰囲気だけでそんな危険を冒すこともないでしょ。 たとえ発病しても、呑むようにススメてくれたひとはゼッタイ責任なんかとってくれませんから。 ま、渓流の水をそのまま呑むよなひとは「エセ・ナチュラリストだよ」とおっしゃっておられたヴェテランは、困ったことだけど、それでエキノコックスに罹っても「自業自得だね」と笑ってましたが。 どしても呑みたい方は、アウト・ドア・ショップで売っている、高性能の携帯式浄水器を用意していきましょ。 |
permalink
No.920