Things I'd Do For You

Junior Wells


2004-11-04 THU.


今日はちょと届けものがあって正井さんの BLUES'N に行ってまいりました。
とあるスジからナニされた件を正井さんのとこに持ち込んだところ、ウマくナニしてくれたもんで、それに例のスジからナニのお礼っちゅうナニを⋯って、よ〜するに説明する気なんてち~とも無いのに、この書き方が面白いからってワザとやってるだけざんす。うはは

そんなことはともかく、BLUES'N でかかってた Junior Wells のライヴ、面白かったですねえ。

モチロン、どー転んでも Junior Wells ってえ「濃ゆ~い」個性どっぷりで、これまでにも何度か書いておりますとおり、ど~も好きになれない割りには、また聴きたくなるんですねえ、Junior Wells って。

もー、スロー・ブルースなんて、憎たらしいほどの上手さで曲に入ってく。
あのもったいのつけ方、徐々に力を入れてくコントロールの巧みさ、また力の抜き加減、どれをとっても「狡猾」と言っていいくらいのスキルですよ。

ふつう、そうゆうテクが見え見えだと、イヤミになって鼻につくもんですが、彼の場合、確かに鼻につくことはつくんだけど、なんと言うか、そう、ある種の「クサさ」が、ときとして「また嗅ぎたくなる」っちゅうことあるでしょ?あれに似てるのかもしんない(あ、これはワタシが Junior Wells をイヤだイヤだ、と言いながらナゼ聴くのか?っちゅう案件についての推察であって、「一般論」ではございません。みなさまが Junior Wells を好きな理由は、もっとリッパなバック・グラウンドがおありのことと思いますよ)。

てなゴタクはこのくらいにして、今日のブルースはその Junior Wells が、1960 年 2 月に Chicago で録音したこの Things I'd Do For You、( Chief 7030。カップリングは I'm A Stranger 。Red Lightnin' では Things I Do For You と表記)でございます。
これ、どっちかってえと彼らしさをちょっと抑えた(ホントか?)仕上がりで、あのブラスてんこ盛りの Little by Little にも似通った味があるよな気がしませんか?

そして、こいつの場合、なにより特徴的なのは、Junior Wells が「歌」のみだ、っちゅうことでしょう。でありますからして、フツーなら、ここぞ、と入るハズの彼のハープの替わりにソロをとってるのはサックスなのよねん。
そのサックスは Donald Hankins と Jarrett "Gerry" Gibson の二人がクレジットされており、どっちがソロとってるのかはちと判りませんでした。
バックでファンキーな和音を流してるのは John Walker のハモンド。そしてワタシ好みなリフを入れてるギターは Earl Hooker でございます(あ、ついで、と言っちゃなんですが、ベースは Jack Myers、ドラムは Fred Below ね)。

なんだか、こってこてのブルースよりも、こんな R&B 色の強いナンバーのほうが「いい」と思うのは Junior Wells 一本!っちゅう熱狂的なファンじゃないせいかも・・・

アメリカの大統領選挙ですが、オサマ・ビン・ラディンの「脅し」のおかげで決まったようなもんだよな。
ヤツが要らんことするから「気が変わった」っちゅうケースがスゲえ多いんじゃないかなあ。ミゴトな逆効果ってヤツ?

それとも、これが狙いだったりして。おー怖っ!

さて、それとはまったくカンケー無いおハナシではございますが、ETVで「未来少年コナン」の再放送が始まったんですね。
宮崎アニメの初期の代表作、ってとこでしょか。

その最初の放映からかなりの時間が経っていますが、我々のこの世界はその間に、いったいどれだけ「進歩」したでしょうか?
いえいえ、それどころか、果たして「前に」進んだんでしょうか?

アメリカのある街では、それまでは見過ごしていた細かいこと、例えば未成年者の飲酒や喫煙、ヘイキでどこにでもゴミを棄てる、なんて行為を「容赦なく」取り締まってみたところ、悪質な犯罪そのものの発生率も減少したんだそうです。

つまり、小さいことだから、と黙認してしまうと、それだけ「好きなことをしていいんだ」という風潮が強まり、それが犯罪に直結していたらしいんですね。

空き缶の投げ捨てを「取り締まれない社会」は、それだけ犯罪にも寛容である、と宣言してるのと一緒だ、っつーワケ。

やはり小さなことからコツコツと、っちゅーのが大事みたいね。

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