I Get the Evil

Stumble


2004-12-17 FRI.


さて、先日に引き続きスタンブルの新曲 I Get the Evil でございます。
こちらもまったく同じ日の収録らしく、杉様のギターはやはり Telecaster Thinline ですが、これ、杉様が「通販で買ったバッカスのギター」である、と教えてくださいました。ついでに、ビッチから「チェンジ」したワケではなく、今後もメインはビッチである、とのことでございましたのでひと安心(?)でございます。

やはり、その方のイメージっつうもんがございまして、本日、新たにリンクさせていただいた 968(クロッパー)さんのサイトで見られる 12/12 のハウリンバー塚本、WAR の現ハーピスト仲村氏を米国西海岸よりお招きしてのブルースセッションの画像でも、あの井上タイキ師匠がいつもの白いブルージーンズ・モデルじゃないギターをお弾きになっておられるのを見ると、やはり「あれ?」っと思いますよねー。

ま、それがありふれた(なんて言うとシツレーではございますが)レスポールやらストラトではさほどのこともないのですが、ビッチやブルージーンズ・モデルなんてえ印象的なギターの場合、特に「刷り込み」が促進されるようでして、それ持ってないと、見てるこっちが落ち着かない、てなことになります。
それに近いのが、Tokyo King のりっきーさんと Firebird、Nite Crawler のMACさんと DC、てなもんでしょか。

てなワケで、今回もまずは杉様のシンラインが唸りを上げます。
なんか F-15 がアフター・バーナー全開で急上昇してくよな(判り難いたとえですんまそん)、天を目指して昇りつめてくみたいなそのサウンドは、やや破壊的なエネルギーを発散しつつも、「確実に」快感をもたらしてくれますね。

その場で聴いてたら、もっとスゴい迫力なんじゃないかなあ。
ところで、この手の、シンコペイテッドなリズムを活かしたナンバーでも、さすがはスタンブル、ゆるやかなうねりがこれまた快い!
と、ここでフと気がつけば、星一徹はんがコード・フォームのまま 2 フレットほどスライドさすアップ・ダウンをキメてるじゃあ〜りませんか!
それがまた、実にいい「揺らぎ」でして、杉様のヴォーカルを引き立ててますねえ。

実はこの曲、板どんのヴォーカルでうちらも時々やるんですが、一緒にやるメンバーが誰も原曲(ホントのオリジナルっつー意味じゃなく、ここではゲイリー・ムーアのヴァージョン、っつーこと)を聴いたことない、なんてセットが多いもんで自然と(?)アレンジされちゃうワケなんですが、ま、それはそれで面白いと言えないことも無いけど、やはりセッションとバンドじゃ違いますからね。
もしかすっと板どんも、ホントはこのスタンブルみたいにきっちりキメてみたい、なんてヒソカに思っているのかも。

面白いのは途中のギター・ソロで、最初、星一徹はんのソロで入るんですが、次のコーラスでは杉様と掛け合い(っちゅーと漫才みたいやね)になり、3コーラス目じゃあ、あれ?これって・・・っちゅう全人類兄弟楽団の「あの曲」のパロディみたくなってますねえ。これ、TONEWORKS の PANDRA でインテリジェント・ハーモナイザー(てなおーげさなもんとちゃうか?)利かして「ひとりツイン・リード」で遊べるんですよねー。え?んな下らん情報はいらんて?すんません。
いやあ、それにしても、ここでの星一徹はん、ソロがいい味だしてます!
その「集中」の度合いが素晴らしいのですよ。
どーも、ワシら悪ズレしたじじいどもは(え?お前だけだ、巻き込むんじゃねえって?ぐへへへ)最近は「へへん」なんて涼しい顔で軽〜く弾いてるのを殊更に見せたがるものなのでございますが、いやいや、もすこし見習って、正対する姿勢も必要ですね⋯とハンセーする(どーせ三日坊主な?)ワタクシなのでございました。

いやあ、それにしても、このスタンブルの I Get the Evil、カッコいい!
特にギター・ソロの 3 コーラス目、杉様の強引な 9、10 小節目のねじ込み方も豪快でステキ!でございます。

え〜、当初はスタンブルの当時の動画へのリンクを仕込んでいたのでございますが、現在では行く先不明で立迷うことになってしまいました。
したがって同じ曲ではございますが、もっと後の時代の演奏をリンクしときます。
杉様はシンラインでもビッチでもないのですが、ま、参考動画(?)ちゅうことで⋯

I Get the Evil / Stumble

本日、西宮市の 968(クロッパー)さんのサイト、968's BLUE STREET をリンクに加えさせていただきました。
12月12日に、ハウリンバー塚本で行われたWAR の現ハーピスト仲村氏とのブルースセッションの貴重な画像もいっぱいアップされており、中にはあの HIDEKI ちゃんをはじめ、井上タイキ師匠にドラムのけーこさんなどが楽しそうに演奏されておる姿が見られますよ。

permalink No.969

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