ブレイクダウンから

2002-07-19
ex津軽屋ブルース・バンドのヴォーカルだった玉川さんからメールをいただきました。
ホームページの中で、ブレイクダウンのライヴが行われた店の名前が憶い出せない、と書いたら、当時主催者のひとりだった彼が情報を提供してくれたものです。
イメージ・バンクという店名と、彼の名前をページ内につけ加えさせてもらいました。
HPの方は、こんなふうに、色んな方々からの情報や、ご教示をいただいて、少しずつヴァージョン・アップを続けております。ま、カンジンのワタクシは・・・?

ところで、ブレイクダウンでもっとも印象深いのは、私の場合、房の助の歌った「Night Life」でした。そして、その記憶は実に長い間、静かに眠っていたのですが、Austin City Limits のアルバムの存在を知った時、そこに B.B.King によるその曲が含まれている事に気付き、(さらにアルバート・コリンズの "Travelin' South" も収録されていたこともあり)珍しく発注してのとり寄せをしたものです。
歌詞を手に入れ、コード進行もとりました。そして自分でも歌い始めたのですが、B.B.とはかなり違う歌い方だったと思います。
やがて、BLUES'Nで聴いた、アレサ・フランクリンの "Night Life" に傾き、歌い方もそちらに接近いたしました。より「歌心」を感じたのです。

ところが、最近、某 bbsで、W.C. Clark が話題になっていたおりに、例の「Austin City Limits」に一曲だけとはいえ、収録されている、ということを知り、先日あらためて聴いてみました。すると、名前や写真から勝手に想像していた、ダウン・ホームなブルースマン?というイメージを見事に裏切って、とてもナチュラルな、滑らかなヴォーカルで、しかもハート・ウォーミングな世界を作り上げているのです。
そして、この経験が "Night Life" の歌い方に、変化を与え始めています。
もちろん、あんなに声がいい訳ではないし、歌唱力だって遠く及びませんが、基本姿勢、とゆうか向かうベクトルを微妙に修整したくなりました。
伝えよう、伝えよう、という意欲が場合によっては「歌のチカラ」を削いでいるのではないか?と、W.C. Clark を(一曲だけ、とは言え)聴いてから、考えています。
もっともベーシックなレヴェルでの「歌うこと」の意味、その辺を考えてみる、良いキッカケとなりました。
まだまだ学ぶコトはゴマンとありますね。

というワケで、Night Life、房の助のスタイルからはどんどん離れて来ていますが、ワタシはワタシ、房の助にはなれないし、B.B.にもアレサにも W.C. Clark にもなれるワケはないので、自然と「自分の」身のタケに合った、私なりの"Night Life"に落ち着いて行くのではないでしょうか。せめて、自分でも納得できる程度に歌えればいいのですが。
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