You Got to Fix It Speckled Red 2005-02-26 SAT. | 昨日の Piano Red に続き、今日はその「お兄ちゃん」の Speckled Red でございます。 こちらはもっと久しぶり、一昨年の 12 月の The Dirty Dozens 以来でございますよ。 Piano Red はんのは 1950 年の録音でございましたが、こちらはそれをひとまわり(ってアメリカにゃあ「干支」はないと思うんで、そゆ表現はヘン?)も遡る 1938 年12月17日に Illinois 州 Aurora の Leland Hotel 最上階のダンス・フロアでの録音でございます。 このときのセッションでレコーディングされたのは 01: House Dance Blues 02: The Dirty Dozen 03: Wilkins Street Stomp 04: The Dirty Dozen 05: We Got To Get That Fixed 06: Speckled Red's Blues 07: The Right String -- But The Wrong Yo-Yo 08: Lonesome Mind Blues 09: Welfare Blues ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher 10: Down On The Levee ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher 11: Do The Georgia ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher 12: Early In The Morning ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher 13: Take It Easy ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher 14: Try Me One More Time ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher 15: Louise Baltimore Blues ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher 16: What Makes You Treat Me Mean? ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher 17: St. Louis Stomp ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher 18: You Got To Fix It ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher, Harmonica – Sonny Boy Williamson 19: They're Mean To Me ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher, Harmonica – Sonny Boy Williamson 20: So Unkind ; Guitar – Robert Lee McCoy, Mandolin – Willie Hatcher, Harmonica – Sonny Boy Williamson の 20 曲で、01 から 08 までは Speckled Red のピアノ弾き語りスタイル。 10 から 17 が Speckler Red Trio とも言われる、ギターに Robert Lee McCoy、マンドリン(19 と 20 では Speckled Red に替わってヴォーカルも?)の Willie Hatcher を加えたトリオ編成、18〜20 ではそれにさらに Sonny Boy Williamson も参加した、となっております。 これらは Document Records DOCD-5205 Speckled Red: Complete Recorded Works 1929-1938 で聴くことが出来ます(なお CD 化するに際し 1956 年の録音ながら Speckled Red の弾き語りで Dad's Piece、Oh, Red、Early In The Morning の三曲がボーナス・トラックとして追加されています)。 ま、あまり比較なぞしてもしょうがないのではございますが、あえて言えば、弟さんの Right String, But Wrong Yo-Yo はよりエンターテインメント寄りっちゅー感じがしますね。 こっちの Speckled Red はもちょっとブルース色が強いかな? そして「今日のブルース」たる You Got to Fix It ではブルース色どうこうちゅうよりも、バックでヴォーカルにもお構いなしにカブセっぱなしの(ワタシがプロデューサーだったら間違いなくイッパツお見舞いしてるな、こゆハープには) Sonny Boy Williamson のハープのせい、っちゅーことも言えるかも。 クレジットで見る限り、バックには Robert Nighthawk(ただしクレジットでは Robert Lee McCoy となっております。そこらへんのいきさつについては Sweet Black Angel / Robert Nighthawkで)のギターに Willie Hatcher のマンドリンも入っておることになっており、時々マンドリンらしき音も聞こえてくるよな「気はする」んですが、いかんせんハープがウルチャすぎてギターもマンドリンもその細部までは判りませんねん。 もちろん、ハープがヘタっちゅうこっちゃありません。そじゃなくて、ただひたすら「ウルサい」。 ウマいことはウマいし、ワタクシなんぞ、こんだけ出来るよになるんなら魂のひとつやふたつ売りトバしてもいい、っちゅうくらいですが、でも「ウルチャいっ!」 この 1938 年当時は、ヴォーカルとハープがカブらないよに、とかっちゅう「ジョーシキ」はまだ確立されとらなかったんでしょか? ま、たぶんコード・ワークのみだと思うんですが、それでも、せっかくクレジットされてるんですから Robert Nighthawk のギターだって「も少し」聞こえてたらなあ、と思いますし、Willie Hatcher のマンドリンだって、時々は聞こえてくるんですが、それだけに余計に欲求不満になりますよ。 この日は別になんの区切りにもなりそうじゃないXX歳の誕生日でございました。 ちゅうことで「ぷ」さんと一緒に黒石の「ひさお庵」でございます。 もっちろんワタクシのことでございますから、冬のさなかだろが吹雪いてようがオーダーは「もり二枚(つ〜か正確には蒸籠の二段積み!)」で、「ぷ」さんは温かい「うどん」でございます。 食後は浅瀬石川による河岸段丘を上がって黒石の市街にも行ってみましたが、さすが冬ですからねえ、土曜日でもあんまり人出はありませんでした。 もっとも河岸段丘の上に行ったのは沖野餅店で夕食用に、と「おいなりさん」あるいは「おはぎ」を買って、ちゅうことだったのですが珍しく両方あったので食事としての「おいなりさん」とデザート(?)としての「おはぎ」も買ってまいりましたよ。 なんたって誕生日ですからねえ(?)⋯ |
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No.1040