I'm a King Bee

Slim Harpo


2005-04-07 THU


いやあ、ユダンしてたら、実に 2003 年 8 月 2 日に Rainin’ in My Heart を採り上げたっきり、ずいぶんとご無沙汰しちまってました Slim Harpo でございます。
もちろん前回の Rainin' in My Heart のほうがヒットとしちゃあスケールもデカいんですが、こちらは彼にとっての初リリース(初レコーディングじゃありません。ただ自分名義での録音って意味じゃあ初録音と言えますが)にして、いきなりシングル両面( c/w Got Love If You Want It )がそこそこヒット、っちゅう恵まれたスタートを切った実に重要な作品なのでございます。

1957 年の録音ということで、まだそのトーンのクォリティはやや野暮ったいよな気もしますが、これはこれで味があっていいですよね。

⋯と、やたら短い紹介で終わっちゃってますが、じつは、その文章をひさしぶりのモバイル・ギヤで書き上げ CF カード経由で iBook G4 に読み込もうとしたところ、なぜか文章がすべて消失してる!っちゅう面妖なトラブルに見舞われたのでございます。
さすがに今から書き直すのもな〜、ちゅうことで、基本的なとこだけ急いで書いたものでございます。

うん、その最初のではクイン・ビーとキング・ビーがどうたらゆうこと書いてたんですけどね⋯

ひところ、ブルース演るときはキチンとスーツにネクタイじゃなきゃ!てなことを言うニホンの「自称ブルースマン」がいたもんですが(って、まだいるのかもしんないけど)そんなこと言ったら、ホンモノのアメリカのブルースマンは「ほぼ全員」失格!だぞ。

あんた、本場のブルースマンを画像検索してみたことないの?
ジャケ写じゃなく、ライヴ・ステージでの姿を!
せいぜいおめかし(?)してもジーンズじゃなくスラックス、開襟シャツをスラックスに「イン」して上にはジャケットを羽織る、って程度だろ?

ビシっと仕立てたダーク・スーツにネクタイなんぞしてるのはドたっぷり稼いでる「もはや日常のブルースなんぞに縁がない」オオモノだけだろ。

そうそう、新宿で開かれたりっきーさんや「巣」そしてそまっちの合同ライヴのセッションに参加させていただいたとき、その顰に倣って黒のスラックスに開襟スタイルのボウラー・シャツをイン(変な表現だけど、最近じゃシャツの裾をボトムの外に「だらしなく」出すのが主流らしく、そうじゃないのはわざわざ「インして」と表現するみたい)した上にダーク・ブルーのジャケットっちゅうカッコで参加したものでした。
以来「ちょっと」改まったステージ(セッションじゃなく、その場に来たかたが「入るのに」カネとられるよなケースね)に立つときはキホンその手のカッコにいたしております。

もっとも、ジャケットの下に開襟シャツってゆうの「昔の邦画で見る刑事みたい」なんて言われたもんでTシャツにしとくようになりましたけどね。
あ、セッションですか? セッションだったらもうぜ〜んぜん気にしませんねえ。
暑かったらタンクトップに下がカット・オフ・ジーンズなんてカッコだっていいし、寒かったらブクブクに着込むだけ(めった無いですけどね)。

演奏する、っちゅう寒天⋯じゃなかった観点からしたら、腕やカラダの動きを妨げないよなラクチン系(?)衣料がいいに決まってるんですが、だからちゅうてダボっとした丸首(前にボタンがあるハーフ・プラケットちゅうかテキヤのみなさまが着ておられるよなヤツ)半袖シャツに下が七分丈ステテコなんての確かにラクそうだけど(そこまでやるならぜひラクダ色のハラマキも!)それで楽器持っちゃうと「いささか」違和感あるんとちゃう? ま、確信犯でワザと全員それで揃えるか?

オトナシク(?)ギターやベース弾いてるなら下はジーンズでもいいんだけど、ドラムだと脚を使いますからねえ、短パンとかがよさそうなんだけど、ワタシの場合、スネアのリムと打面をスティクの角度を調節して同時に叩く「カ〜ン!」っちゅうのをよくやるんですが、そのとき自分の左の腿の位置を利用して角度を決めます。すると、その部分が叩かれて色が赤くなるんですねえ。セットが終わって席に戻るためにステージおりようとすると「あ〜?どうしたの?腿が腫れてるよ?(実際には腫れてるんじゃなく色が変わってるだけなんだけど)」なんて言われたらイヤじゃん。

もっとも、セッションじゃ、行ってみて初めて今日の最初のセットじゃドラム専門のが誰も来てないなあ、てなことでドラムになるワケで、さあ今日は俺がドラムだ!なんて前もって決まってるてなことはまったく「ございません」。 ですからクソ暑いんで短パンで行ったらドラマーがまだ来てなくてドラムを叩いた、っての一回くらいしかなかったかも。
ただ、面白いのはセッションだとやたら「暑い暑い!」ってさわぐ(?)けど、前述のカネ取ってる場だとジャケット着込んでても「暑い」とは思わないんですねえ。 ささやかなプロ意識???

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