Ramblin' Mind Blues Big Maceo 2005-04-20 WED. | 前回はこれぞ Big Maceo っちゅう Worried Life Blues でございましたが、今回はやや地味な(?) Ramblin' Mind Blues をセレクトいたしました。 落ち着いたヴォーカルに、これまた例によってやや「粘度の高い(?)」 Tampa Red のギターがからみ、全体的には「低空飛行」気味と言えないこともありませんが、このずっしりした重量感、嫌いではございません。 以前 Tampa Red の Crying Won't Help You のところで、ワタクシ、Big Maceo の伴奏の仕事について『 オープニング、インテンシティのある(ま、関西では「やかまし!」なんて言われるかも?) Big Maceo のピアノでガツン!と始まるこのナンバー、その発端が暗示するがごとく、全編を通して Big Maceo のピアノが暴れまくっております』やら『 ここでの彼のピアノときたら、もう向かうところ敵なし、ハジケきってるように思います。こんなんが accompanist じゃ Tampa Red もたまったもんじゃないよな。だから聴いてると、もうギターが圧倒されっぱなし!』などと述べておりますが、この Big Maceo の「伴奏っぷり」についてはあの江戸川スリムさまの HP のコンテンツ、Sweet Home Chicago に詳しく書かれてあるのですが、その中で氏は Big Maceo のリーダーとしての仕事はいいが、『あえて誤解を恐れず、かつ大それたことを言わせてもらうと、わたし自身はこれらのセッション・ワークが余り好きになれない。彼のピアノが、余りにも重量感に溢れ、力強すぎたというべきであろうか。(同サイトより*─無断引用!)』とおっしゃられておりますが、まことに「よく判ります」。 彼のピアノがバックに入っていると、時として誰が主役なの?てなジョータイになることがままあるのですよねえ。 件の Tampa Red なんて、モロそんな感じ! 誰に聞いても、「ピアノが凄えっ!」なんて印象が一番強い、ってのは Tampa Red にしてみりゃ「くっそ〜!」かもしれませんし。 それらの「後期(?)」の仕事に比べれば、この Ramblin' Mind Blues では、むしろヴォーカルに比重があるような感じで、そりゃ歌いながら弾いているんだから当然ではありますが、ピアノそのものは必要にして充分、てなレヴェルにとどまり、それがかえって「落ち着いた」いい味を出しているんですから面白いものです。 Ramblin' Mind Blues: 1941年 6月24日 Chicago 録音。 風は強いけどまあまあの天気でしたからレーサーの準備をしていたら、急に青森市まで届けものしなきゃならなくなりました。ザンネン! で、そのかわり、と言っちゃなんですが、せっかく行くんだから、と青森市の郊外、弘前寄りのとこにあるショッピング・モールに入ってるスポーツ用品の量販店に寄って、パーツを多少買ってきましょ。 で、ついでにレーサーなんてあるんかいな?と見てみたら GIANTの 7万円台ってのがありましたが、スローピング(つまりトップ・チューブが後下がり)で 500mmってのしかありませんでした。 しかもあのシフターですからねえ。ダメだこりゃ。 そしたらオール・リジッド(つまり前にもサス無し)の MTB ルック車で GIANT の真っ黄色のが 3 万円以下で売ってたんですが、その黄色がとってもいい色! でも、なんたって「 MTB ルック」ですから、チェーン・ホイールにはカッコ悪いプラスティックのガード・リングがついてたりすんですが、ま、こんな「やすもん」を下駄がわりに街乗りで使いたおす、ってのも案外いいかもしんないなあ。これだったらどんなカッコででも乗れそうだし。 タイヤはいちおースリックですからそこそこ走れそうだし、重量もリジッドだから 13 kg ちょい。 フルサスだともっと重かったりするでしょ? 26,000 円くらいなら惜しげもなく雨の中でも使えるしなあ。 レーサーにこだわるのもいいけど、これも「あり」かも? どーしたって 3 万円以下で「ほんとの」MTB が買える訳もなく、カッコだけの「なんちゃって MTB 」なんですが、それだけに惜しげもなく「酷使」できそう。 てなワケで悩んでいます。 でも、なにを悩んでいるのか?ってえと、いままで使いっ走りに酷使されてた Fuji のレーサーですが、それでもハンドル・バーは Cinelli のクリテリウムだし、シート・ピラーは Campagnolo、サドルに San Marco、ペダルは仏 LOOK と「コリコリの」パーツを投入してるもんで、それが活かせない、ってことなんざます。 それ活かすにはレーサーってことになるのよねー。 ううむ、Louis Garneau あたりじゃなく、国産の安いクロモリのフレームに移し換えるのもいいなあ。チューブ・マウントのシフターで。 なんて雑念が次々と湧いてきて、ケッキョク解決できずに、サビが出てきてる Fuji でもう一年!てなことになったりして・・・あり得るからなあ。 |
permalink
No.1093