Drinking Woman

John Brim


2005-04-26 TUE.


実にもう 2003 年の 7 月28日に採り上げた Ice Cream Man 以来ですから、まあずいぶんとご無沙汰しちゃってた John Brim でございます。

その Ice Cream Man の吹き込みが 1953 年 5 月 4 日、もちろん Chicago において CHESS に録音されたのですが(ただし、実際には Leonard Chess の無理解?により、長いことリリースされることなく、Leonard の死後にようやく例の Whose Muddy Shoes MCA Victor MVCM-22029 で Elmore James と「分けあって」アルバム化されたのでございました)、この Drinking Woman はそれに先立つこと 8 ヶ月とちょっと、1952 年 8 月22日にこれまた Chicago において JOB に吹込まれたものです。
時に華やかに、また「出過ぎ?」っちゅうとこもタマにある「陽性(?)」のピアノは Sunnyland Slim でしょか。
こと John Brim に関してはヘタな海外のサイトより信頼できる江戸川スリムさまの BlueSlim によれば、このバックのギターは Eddie Taylor じゃないか?とのことですが、うん、確かにこのギターのクリシェはそれらしい!

こちらの JOB 1011 は「お蔵入り」なんてこともなく無事にリリースされてるようでございますね。
収録アルバムは Nighthawk 107 Chicago Slickers Vol.2。他にも P-Vine の Johnny Shines, John Brim & Floyd Jones などに収録されているようです。

こんなこと言っちゃなんですが、エグくない Chicago サウンド(?)っちゅう感じで好きなんですよ。
どっか「とぼけた」感じがガッツいててなくてまことによろしい。なんて、いったいナニ言ってるんでしょうね?

ところでこの時期、桜にあやかったお菓子が増えてますねえ。
先日も某コンビニで「桜と大納言のロールケーキ」ちゅうのがありました⋯ って正直に言うと「買っちゃった」んですけどね。
ええ、いかにも桜っちゅう風味はありましたよ。 原材料を見たら塩漬け桜葉が使われてるようだしもひとつ「なんじゃそりゃ?」てな「さくらペースト」ってのが「さくら」感を増してるのかも?

もっとも「さくら」ちゅうたらやはり「さくら餅」でしょうかねえ。
薄く焼いた皮で漉し餡をくるむようにして桜葉を貼り付けたタイプと、 そうじゃなく道明寺粉を使った「それこそ」餅状のタイプと二種類ありますよね。
ワタクシはさすがに喰い意地が張ってるだけあって(?)どちらも「喜んで」いただくのですが、 強いて言えば「食べやすい」のは二つ折りだけど、味は道明寺、かな?

あ、そうそう、みなさまはあの道明寺の場合、やたら分離しにくい葉もそのまま食べるんですか?
ワタクシは執念深く「剥がし」にかかり、 それが完了した時点で「いただく」ちゅうのをしておりますが、たぶん「アレがウマいんじゃないか!」などと非難の声が寄せられそうですねえ。
いいんです。 ワタクシ「野暮」と言われようが「通じゃない」言われようが、ワタクシにとっては雑味、としか思えないものは必ず排除いたしますので。

カレーの横に「勝手に」添えられてくる福神漬けや、 焼きそばに「勝手に」載せられてくる紅ショウガなんてのがホント「よけいなことしやがって」ですからねえ。
ンなもん、客が「俺はそれが要る」ちゅうんなら自由にトッピングできるようにしとくもんでしょ。
それでも浪岡の「兼平焼きそば店」みたいな 「専門店」 じゃ必ず客に訊いてくれるんですよ。 紅生薑どうしますか?ってね。 さすが、わかっていらっしゃる。

それと同じで 「さくら餅」 の塩漬け桜葉ってのも「ワタクシは」風味をつけるための添え物と思ってますから、 食べたきゃ食べればいいし、 それで美味しさがスポイルされる、 と感じるワタシみたいなのは食べなきゃいいだけのこと。

不粋だとか通じゃないとか、そうゆう自己満足に浸るのは別に構わないけど、他人にそのくだらない基準を当てはめるるのはタダの傲慢ですよ。

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