Hard Grind

Wild Jimmy Spruill


2005-07-06 WED.


たしか前回も『昨年 8 月22日以来ですから、ずいぶんとご無沙汰しておりました Jimmy Spruill の「忘れた頃の」登場でございます。』なんてことを冒頭で述べておりましたが、今回もまったく同様でございますねえ。

なんだか、たま〜に思い出す、ってのがこのひとのトクチョーらしくって⋯ などとアホなこと言ってますが、逆に言うと、かな〜りクセが強いですから、一度「こってり」聴いちゃうと、しばらくは「いいや」ってなっちゃうんでしょね。

この Hard Grind もミドル・テンポですから、さほど「ギンギン」ではないハズなんですが、そのぶんセンセ張り切ってまして、まあ、そのギターのエグいこと!
ま、これに歌心を加えれば Hubert Sumlin 師に近づける(ンなワケあるかっ!)とこなんでしょが、そこら「ヘ」とも思ってない、この突っ張りぶり、実に「いさぎよい」ギターということが出来るでしょう。

愛想もクソもないハードな Instrumental でのナンバーなのでございますが、かなりリキが入ってまして、ムラサキウニのごとく(?)全方位にトゲトゲを突出さしておるよーなこのギターがまあ、フシギな色気を持っているよに聴こえてくるのはワタクシの「耳の迷い」でございましょか?

ただ、この過剰感を「苦手」とされる方も多いようで、ま、ありていに言って、「私、実は Jimmy Spruill のギターに憧れてるんですよ」なんて言う方にはまだ一度も会ったことがございません。
同じギターを弾きまくるんでも、ロック方面にも通用する(?) Buddy Guy あたりと違って、この Jimmy センセのは、言わばブルース界のニッチ・マーケットじゃなかろか?てな気がいたしますねえ。
実際、こーやって採り上げてるワタクシにしてからが、この Jimmy Spruill センセのギターってのは、口あけて聴いてるだけで、あまし、こゆ世界を自分でもモノにしたい、なんてふうには思わないもんなあ。

いや、スゴい、とは思うんですよ。
でも、なんか、こんな生活も〜イヤ!みたいに途中で投げ出しちゃいそう(?)。
でもねえ、やはりタマに聴きたくなるんですよ。

聴いて「うへ〜」って言うのが楽しい、みたいな⋯

雨はほとんど降らないんだけど、空はどんより、でございます。

実は昨日、友人が探しておったモノを市内某店で発見し、店員に袋叩きにされる危険を冒して(おーげさ!)そのブツを隠し撮りし、さっそくメールで送ったのでありました。
そしたらいたく喜んでくださり、さっそく本日、その命を受けて購入してまいったのですよ。
で、フと思ったんですが、これこれこーゆうワケでこの商品を撮影してメールを送りたいのですが、とちゃんとお店に申告したらはたして許可するだろか?ってこと。
だいたい、なんで店内撮影禁止にしてるか、ってえと、セール商品の価格が他店に洩れると、対抗価格を設定されるおそれがあるからでしょ?

ま、中にゃあ、裏再販取引を破ってるのメーカーあるいは卸筋にバレちゃうとマズい、なんてのもあるかもしれません。
そんな店側からしてみたら、友人にどんな商品か見せてやりたいんで撮影させてください、なんて言われても、ハイいいですよ、とはなかなか言えないでしょうね。
ホントに相手は友人なのか?確認のしようがありませんし!
さらに撮影した以上、その画像は内部メモリ、あるいは記録媒体に残るワケでして、それ以後だって「悪用」しようと思えば、いくらだって出来ちゃいますから。
てなことをイロイロと勘案した結果、バレないよに隠し撮りしちゃえ!となったものでございます。
でも、そのおかげで○万○千円の商品が「ちゃんと売れた」んですから大目に見ていただきましょ。

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