What Will Lucy Mae Do

Frankie Lee Sims


2005-08-15 MON.


ここニホンじゃ圧倒的多数を占めるらしい「ブルースちゅうたらシカゴ」派(?)のみなさまにしたら、おそらく「ま〜ったく興味もないであろうテキサス・ブルース」の一画⋯たぶん「テキサス・ブルース」フアンのみなさまからもさらに注目されてない片隅(?)のブルースなのか、サザンブルースの、てな括りでもあんまり採り上げていただけない Frankie Lee Sims ⋯

なんでかワタクシ「だ〜い好き!」なんですよね。
⋯てなこと言うと、ほらほら、みんな後ずさりして逃げ出すタイミングを見計らってるでしょ?
はいはい、別にいいんです。みなさまにはキョ〜ミ無い存在だろが、ワタクシにとっては重要なキー・パースンなのでございますよ。
特に素晴らしい My Talk Didn’t Do Any Good なんて、無人島に持ってけるシングル一枚!ってなアンケートがあったら選ぶぜ!っちゅうくらい「全ブルースを凌駕するほどのプレゼンスを持っている」ナンバーとして君臨いたしておるのでございます。あ、みんな向き変えて走って逃げてく!あはははは〜!
もっともそのよ〜に Frankie Lee Sims には冷淡(?)な方々でもいちお〜存在は知ってるかな?ちゅう Lucy Mae Blues ってのがありますよね。
今日ここで採り上げてるのは 1953 年に吹込んだ Lucy Mae Blues そのものを 1957 年に Johnny Vincent の Ace Records に吹き込みなおしたときにタイトルも多少変えたってワケでしょか。

オリジナルを超えられないミュージシャンもいるし、再録音の方がいい場合もあるし、そこらひと様々かもしれません。
この Lucy Mae 同士も、一見、まとまってるよにも聴こえる最初の Specialty 原盤の方がいい、っちゅうお方もおられることとは思いますが、ワタクシは、こちらの Ace 原盤のほーが Frankie Lee Sims らしくて好きですねえ。
たぶんテキサス訛りだと思うけど、やたらクセのある発音といい、茫洋と広がる締まりの無い(こらこら⋯)ギターといい、その「おおらかな」味わいがタマらんのですわ。
そして「とってつけたよな」ブレイクも無理矢理っぽいのに、なんだかほのぼのしてしまう⋯ま、私の場合、この Ace 録音の Frankie Lee Sims には無条件降伏いたしておりますから、もうしょうがない(?)んですけど。

ただし、その Specialty 原盤での Lucy Mae Blues と、この Ace 原盤の What Will Lucy Mae Do とでは、実は歌詞がかなり違っておりますから、これは「同一テーマ」とは言えても、「同一曲」とは言い難いのではございますが。
さて、ホントなら、その Ace でかなりのヒットとなった Walking With Frankie こそ採り上げるべきじゃあ?って考え方もあるかとは思いますが、いかんせん、ワタクシ、そっちにはあまり食指が動かないのですよ。まあ、いかにもヒットしそうな曲だよなあ、ってのは判るんですが⋯
あ、そうそう、そのヒットによって一時的に知名度が上がった Frankie Lee Sims は、なんと Chicago の Regal Theatre において、我が最愛の(?) Screamin' Jay Hawkins などとともに出演していたことがあるのだそうな。スゲえ!
⋯いえいえ、どっちが?とかそうゆうことじゃなく、その組み合わせ自体が、ね。(アタマおかしい!とまでは言ってません!)

こんなこと言うとミもフタもないけど、ケッキョクいい画像が撮れるかどうか、は望遠レンズのミリ数がどんだけあるか?とか露出の正確さが、はたまた重量がどれくらい?な〜んてゆういわゆるスペックがどうってより、その日のお天気も含め「気分がいいかどうか」なんだよね。ワタシの場合。

青い空に陽を浴びて浮かんでる飛行機なんて、もうそれだけで気持ちイイ! 
ジェット旅客機だってプロペラ旅客機だって単発のセスナ、はたまたヘリコプターに鳥さんだってね。
たぶん、航空機の撮影マニアだと機体に描かれた各種サインまでキッチリ読み取れるよな「鮮明な」画像でなきゃ!てなとこあるんでしょうけど、ワタシは「空を飛んでる〜!」ちゅうその「ありさま」に感動(?)してるんだから、その状況さえ判ったらいいのですよ。
そうしょっちゅうじゃないけれど、空からジェット・エンジンの音がして見上げると意外と低いとこを各社の旅客機が通過してくこの街(あ、それは黒石は「もっと」ですけどね)の日常を撮影するのが楽しいワケで、航空機を撮ることに特化したマニア同士で集まって最新の作品を見せ合う、なんてことは「意味ない」とすら思っております。

それは街の猫たちを撮るんだってそう。
有名写真家のよに「そのため」に機材から日程から用意して撮影に行くんじゃなく、外回りに出た街でたまたま出会えば撮るし、出会えなかったらそれはそれで「そんな日だ」ってこと。
最低でも一匹撮るまでは帰らんぞ!なんてやってられませんからねえ。
そして猫でもオシドリでもそうだけど、仲良くなって懐かれたりすると「撮る」より構ってるほうが楽しいのでございます。
あ、そうそう、コンパクトカメラより S1IS を持ってくことが多いってのはバッテリーの差が利いてるのかも?専用電池のコンパクトカメラと、そこらで買える単三四本で駆動できる S1IS の違いは大きいんですよ。 
やはり安心感がね。

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