Rock and Roll Baby

Julius "Mercy Baby" Mullins


2005-09-09 FRI.


うひゃあ!前回の Marked Deck は 2003 年12月 8 日ですから 1 年と 9 ヶ月も「ご無沙汰」しておりました!
その Marked Deck では、なんと 24 小節もトニックのまま、っちゅう「とんでも」なコード進行でド胆を抜いてくれましたが、今回はやたらチョーシいい「ろけんろー」でございます。

まずピアノによるブーギ・パターンに飛び回るサックスが入って、そしてシンバル・レガートを利かせたドラムがバランスもクソもあるかい!てな感じでサックスを追いやり、それらの手前で Mercy Baby が思いっきり歌いまくる、っちゅう、そこらの「勢い」だけはたしかに「ろけんろー」じゃのう、っちゅうナンバーでございます。

実はこれ、前回の Marked Deck とカップリングになって ACE 528 となっていた曲なんですねえ。
録音は 1957 年の Dallas で、あの Frankie Lee Sims の ACE 吹き込み Hey Little Girl 、Walking with Frankie と同時に行われたものでございます。そちらでは当然この Julius "Mercy Baby" Mullins が Frankie Lee Sims のドラムだったワケです。

いやあ、それにしても、とことん「陽性」の曲ですよねえ。

Yeah rock and roll woman, bye bye bye

っちゅうとこじゃ、一瞬、あの久保田麻琴ちゃんの「バイバイ・ベイビー」を思い出しちゃいました。
いいですねえ。陽気に「バイバイ!」

さて、本日は山に分け入って(?)おりました⋯
弘前市と、その南側の大鰐(おおわに)町は国道 7 号線でつながっているんですが、もっちろん現在のバイパスが完成するまではメインだった旧国道も一部残っております。
その他周辺の集落を抜けてつながる市町村道もあって、一度も国道に出ずに行くことも出来ますねえ。
でも、そんなルートとは別に尾開岳という山の稜線を越えて大鰐側へ降りる林道があるんですよ。

弘前側からだとクレー射撃場のとっから入っていくのですが、不思議なことに、逆に大鰐側から来ようとすると、その道に入ってく分岐点が「見つからない」のです!
これまで三度、700×35c のクロス・バイクで山越えしているのですが、ピークを過ぎると「大地獄沢」という恐ろしい名前の沢筋の砕石だらけの道を下っていくことになります。
まだ死にたくないのでスピード・コントロールをしっかりしながら気をつけて下っていくと、右から来る別な林道と合流し、するとすぐ見慣れた光景、つまり、大鰐側からウロついたときにさんざん通ってる道筋にいることに気付くのです。
しかも、合流して振り返ると、「ちゃんと」大地獄沢、と書かれた標柱が合流点に立っているんですよね。
なあんだ、こっちから来たときはこの標柱のとこで右に入ればいいんじゃん!とナットクして、さて、一ヶ月くらい後、今日こそは大鰐側から越えよう!と意気揚々と山中に分け入って来ると⋯

無い!あの標柱が無い!
うわ〜、あれが無きゃ入り口、判んないじゃん。
さんざん迷って、でもついに入り口が判らずスゴスゴと帰ってきて、次の週。
もいちど弘前側から入って、標柱が無くても判るように、よっく見てこよう!ってんで、またひ〜ひ〜登って、冷や汗ダウンヒルやって出てくると⋯ある!
標柱は確かに前見たそれ、そのものが同じとこに立っているじゃ〜ないの!

きつねに化かされたみたいな気持ちで、ナットクできないまま、帰ってきて、おしっ!きょうこそ!と大鰐側へ回り込むと、うぇ〜ん!また標柱が見つからない!
これを三度繰り返し、大鰐側からの探索は七回以上やってるんですが、いまだに入り口が判りません。ナゾじゃ!

実は今日、朝からアポがひとつ消えて、しかもお空は「出て来〜い」と言わんばかりのド晴天でしたから、久しぶりに大地獄沢、今日こそは決着つけたろやないか!と向かったのでございました。
え?結果?ううう、それがその〜。

ま、入り口についちゃ、どっか見落としてるだけなんでしょが、今のとこ、そのミステリアスさ、を楽しんでもいるんですよね。
だって、なんか「いわくありげ」じゃない。
弘前側からは行けるのに、大鰐側からだとみつからない「幻の林道」!
現地のひとに訊けばイッパツで教えてくれるでしょが、いえいえ、これがナゾだから面白いんですよ。

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