All Around Man

Bo Carter


2005-09-10 SAT.


この Bo Carter も前に採り上げたのが 2004年の 5 月25日ですから、かなり「お久しぶり」ってワケでございます。
前回の Cigaret Blues って曲は、ちょっとナニな歌詞でございました。

今回の All Around Man ではもっと手がこんでまして、まあ、職業づくしみたいなもんにからめて。「俺は⋯」と歌っていきます。
また、歌詞がどうこうではなく、言うなれば「演奏スタイル」上のことではありますが、Cigaret Blues では低音弦の「等間隔」ベース音がちと「なん」でございましたが(一度、気になり出すとどうも耳障りなんですよねー)、やはりこれでもそこら健在でございます。
どうもギターが「弱い」。
でも、歌がケッコー印象的なんで案外、気にならないかもしれませんけどね。

ホント、これ同じアコースティックでも、あの Othum Brown と Little Walter の barrel house でのセッションみたいなバックがつけば、そのままで最高の曲になるのになあ、なんて考えてはいけないんでしょうね、きっと。 なははははは〜!

音楽評論家⋯てなリッパなもんじゃなくても、自分のブログなどで、新しく入手したアルバムのレビューを書いてる方々なぞ、闇雲にホメまくるかアラ探してケナしまくるか「なんとかせにゃならん(ことなんてホントは無いんだけどさ)」ワケで、ともかく体裁だけは整えなくちゃてな自負(?)からか、どっちにしろ見当はずれだったりピントがボケた紹介してるよね。
こう言っちゃナンだけど、そのアーティストが好きじゃなきゃ判らん魅力ちゅうもんがあって、ハナからハスに構えて「どれ、聴いてやろう」てな態度では「核心に迫る」ことなんて出来っこありませんよ。あったりまえじゃん。

あ、それは音楽だけじゃなく、気楽に始めたラーメン・ブログみたいな自分の嗜好をメインにしてたハズのでさえ「なまじ」アクセスが伸びてたりすっと「変な」義務感(?)持っちゃうのかな。
それプラス「オレはラーメンを語る資格がある!」てなカン違いもあって、ありとあらゆるラーメン屋を襲撃(?)しまくって、好きじゃないラーメンにまでエラそーに寸評なぞし始めるんだよな、これが。
そのラーメンが気に入ってる常連に言わせりゃ「判ってねえなあ」でオシマイ。
好きじゃなきゃ理解できない価値ってのがあるんだよ。世界には!
それって音楽だって一緒じゃん?
マクド、最高に美味しい〜!っちゅうひともいれば、ビートルズ最高!っちゅうひともいる。

え? 悪意ある言い方だ? あらあらナニ言ってんの!
ワタシが「ビートルズ?それほど好きじゃない」つっただけでこれまでに浴びせられた罵詈雑言や人格を否定されるような暴言に比べたらどうってことねえよ。

そうゆう経験を「望みもしないのに」タ〜ップリさせられたから、ビートルズそのものより、その狂信的ファンのせいで「ますます嫌いになった」んだからね。
誰だって自分の好きなものに熱中するのはいい。でも、それに賛同しない他人を攻撃してもいい自由なんてない! 実にカンタンなことでしょ?
なのに「これの良さが判らないヤツはニンゲンじゃない!」と決めつける。
ただ単に「オレと同じ趣味嗜好のニンゲンじゃない」ってだけなのにねえ。

ワタシのほうじゃビートルズ好き、ってヤツにセンス悪い!とかバカじゃねえの!人間ヤメたら?なんて責めたことは一度もないよ。好き嫌いは「そいつの勝手だ」思ってるから!

多数決と真理はカンケ〜無えの!

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