I Wanna Know

Luther Allison


06-01-02 MON.




昨年 6 月 3 日の Bad Love 以来ですから、ずいぶんお久しぶりのよな気がする Luther Allison でございますが、これまた、なかなか味のあるリフを配したリズミカルなナンバーでございます。

ま、一緒にセッションをしょっちゅうしてた方ならご存知のよに、わたくし、こうゆうパターンで織り上げたよなナンバーが大好きでございまして、Gatemouth の Got My Mojo Workin' や Little Walter の My Babe、ロックでも Lynyrd Skynyrd の Swamp Music なんてえとこがタマらんのですわ。
ですからして、この I Wanna Know、そのイントロからして頭上のフキダシの中にハート・マーク、てな具合でございました。

ちょっと「チャカポコ」っぽいサイド・ギターは James Solberg、腰の据わったパターンでベースを弾くのは Dave Smith。まずこの二人が全体のリズムを締めてますね。
ドラムの James Robinson は意外とそーでもないかな?ばりばり「タイト」ってえのとはちょっと違う感じ。ま、かと言って「溶ける」方向にも行ってないので、そこら別にいいのですが、ただ、も少し「ビシビシ」感(?)があれば、さらにパワー・アップしたよな気はいたします。

で、リズムを崩す(?)方向はオルガンの Ernest Williamson でしょか?
ハモンドはまあいいとして、Fender Rhodes らしき偽ピアノ(なんて言うと Fender からクレームが来るかなあ?)じゃ、その「トロ」っとした音のせいもあるけど、リズムを「立てる」のにはいっこも貢献しておりませんねえ。ま、これはこれでいいんですけど。

ところで、この Sugar Pie Desanto の手になる曲ですが、通常のブルース進行で始まるんだけど、途中 IV - IV - I - I - IV - IV - V - V みたいな「サビ」が入ります。そこらがひと味ちゃいますね。
ここでの Luther Allison はどうやら Gibson ES 345 TD のサンバーストを弾いてるようなんですが、なかなかソロの出だしなんていい音しております。
う~ん、いかにも Gibson 純正の(たぶん、ね)ハムバッキングのトーン、タマには欲しくなるなあ。
でも、かって所有してた Gibson SG Special よりも、息子がダメにしちゃった Epiphone Wilshire のほーが、どっちかってえと好みの音してました。

ま、ややチープな感じではあったんですが、それが、あの薄いボディのキャラクターなんでしょか?
むしろ、あのずっしりと重量のある Les Paul なんぞより、「チープ好き」のワタクシにはピッタシ、てなトーンでしたよ。

そうそう、Red Hot にしたって、ポプラなんて「 B 級」の木材をボディに使ってる Fender MEX のストラトだから「いい」ってのも、同じよな趣向だな、きっと。
ただ Gibson 系でワタシ好みのチープなキャラクターってえと SG 系ボディやメロディ・メーカーになるんですが、やはり薄でのボディだけあって重量バランスが悪く、みんなネックが下がっちゃうんですよねー。
う~んと「滑りが悪い」ストラップでもないと⋯あ、ストラップのエンド・ピン側に鉛かなんかでバラストを仕込めばいいかもしんない!それだったらギターのボディにはカンケーないから音も変わらないし!
以前は、たとえばビグスビーなんかのフル・ダイキャストのアーミング・ユニットなんかをつければバランスが良くなる、なんて思ってたんですが、でもねえ、やってみると、それじゃあせっかくの「チープな」音が変わっちゃうのよ。
つまりボディに重量を足したりしちゃダメなのよねー(って、フツーのひとは「音が良くなった!」って思うらしいんですが)。薄っぺらで軽いボディと組み合わせたあのハムバッキング・サウンドじゃなくなっちゃう!

なんて、こんなこと言ってると、なにバカなことを!って言われそうですね。
だって、みんなそゆチープさとは逆方向を目指してドリョクしてるんですから。そこ、わざわざ薄いボディがいい、なんて言ってるのはナットクいかないかも。

ところで以前っから気になってるんだけど、ストラトでポプラ・ボディのヤツ改造して「もろハムバッキング」のピックアップを二個つけて配線はポール・リード・スミスみたいに 5 ポジションで

P1 - フロント PU のハムバッキング
P2 - フロントのリアよりコイルとリア・ピックアップのフロントよりコイル
P3 - 上の二つのコイルをシリースにしたワイドベース・ハムバッキング
P4 - フロント PU のネック側コイルとリア PU のブリッジ側コイル
P5 - リア PU のハムバッキング


ってヤツにする!P2 でストラトのハーフポジション的サウンド。P4 じゃテレキャスターの F+R サウンド⋯

これだといわゆるギブソン系の 3 ポジションを上回るサウンド・キャラクターになるっ(ハズ⋯)!どや?
え?どや?言われましても? なははは、だよねえ。

ま、カネに糸目はつけねえよ!なんてエラそにオーダーできるくらいロト 6 でも当たったらストラト版だけじゃなく、ジャズマスター版もやりたいねえ。
な〜んてこと言い出すと収拾がつかなくなるからこんくらいにしといたろか(?)

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