Locked Out Of Love

Lucky Peterson


06-01-05 THU.




昨年 7 月 7 日の Let's Go Get Stoned 以来ですから、ほぼ半年ぶりの登場でございます。
前回は Ray Charles のお馴染みのナンバーでございましたが、今回はミドルからややスロー寄りのブーギ・ナンバーね。

さすがは Lucky Peterson らしく、ちゃんと(?)ハモンドも使われておりますが、いちおう前面に出てるのは、ナチュラル・フィニッシュ・ボディにドット・ポジションのネックという Gibson ES 335。

あまり歪ませず、シンプルなトーンですが、サイドはウォームなトーンにして、彼のギターはややトレブリィな音を選んで対比させてるようですね。
そのサイド・ギターは Bryan Bassett と George Taylor となってますが、どうゆう分担になっとるのか、は「?」。
当然、ギターにハモンドと「アコースティックではなさそうな」ピアノは Lucky Peterson 自身の多重録音で(実際この Alligator からのアルバム、Triple Play のジャケットじゃ、前には ES 335 をぶら下げつつ、右手じゃハモンド、左手じゃピアノらしきキーボードを弾きつつシャウトしてる、っつう「フリをしておる画像」が使われております⋯)、ベースが Bob Greenlee「または」Dale Harton、ドラムも William Pell Pinner III(すげえ御大層な名前!)か Jim Payne とクレジットされております。

あ、そうそう、このアルバムでは何曲かホーンもかぶせられてて、そっちは The Kingsnake Horns だそうでございます。その構成メンバーもライナーにゃ書いてありますけど、たぶん誰もそんなとこにキョーミは無いよね?
と言いつつテナーが Bill Samuel、トランペット Sylvester Polk、バリトン・サックスは Bob Greenlee(そ、どーやらベーシストでもおありのようで。あ、ついでに、この曲の共同ライターでもあるようなんで、ライナーが書いているとおりこの曲ではホーン・セクションが参加してないとすれば、ここでのベースは Bob Greenlee、ドラムはこれまたライターとして一緒にクレジットされている Jim Payne のほーでげしょ)。

いちおうライナーではこの曲にはホーン・セクションが参加してないように書いてあるんですが、どーも右チャンネルに「空耳」かもしんないけど、ブラスでのリフが聞こえるよな「気がするので」わざわざ書いておきましたが、ま、たぶんワタクシの耳の迷いでしょう。

で、カンジンの Lucky Peterson のヴォーカルなんですが、例によって「ここ」っちゅうアラは見つかりません。さほど嫌味もないし。
でも、だからと言って、「魅力的か?」ってえと、う~~~~~~~ん⋯そこら難しいとこやねえ。

前回の Let's Go Get Stoned のときにも書きましたが、やはり Lucky Peterson ならでは、ってえ個性があまり感じられません。
こんな友人がいたら、きっといい曲を書いてくれて、しかも素晴らしい伴奏もつけてくれる、いえ、それどころか丸ごとプロデュースを任せても「いい仕事」はしてくれそうなんだけど、でも本人は「売れない」ってウンメーなのよね〜。
ホントに器用過ぎるのかも。

でも、器用もここまで行くとスゴいよねー。
実はワタクシも(?)自分自身がフロントに立つよりは、陰で悪さを⋯うっぷす、サ、サポートをするほうが好きなんざます。その意味で憧れておりますよ。

permalink No.1354

Search Form