Crazy Mixed-up World

Little Walter


06-02-03 FRI.




実に昨年の 6 月23日の Blues With A Feeling 以来ですから、まさに半年ほどのご無沙汰でしたが、久々の Little Walter でございます。
しかもその曲は、これも昨年の青森ブルース・フェスティヴァルの Billy Branch で「たっぷりと」聴かせていただいた Crazy Mixed-up World。
言わばそのプロトタイプですよね。曲そのものは確か Willie Dixon が書いたものですが、これを 1958 年に、Luther Tucker と Freddie Robinson のギター、ベースはモチロン Willie Dixon で、ドラムが George Hunter という顔ぶれで吹き込んでおります。

ソースはやはり?のアナログ・ディスクで、1977 年にリリースされた Chess CHV 416 Confessin' The Blue
まもなく 30 年になろう、という老兵で、かつこれまた、いったい何度、針を降ろされたことか⋯ でございますから、多少(多少じゃねえ!っちゅうツッコミも来そうですが)盤が荒れており、それがまた、なかなかにミョーな「飽和感」みたいなのを演出してくれてまして、どことなく息苦しいような緊張感をハラんでおりますねえ。

Little Walter – Confessin' The Blues : Chess CHV 416 : 33⅓ rpm

A1- It Ain't Right recorded 1956
A2 - Rocker recorded 1954
A3 - I Got To Find My Baby recorded 1954
A4 - Lights Out recorded 1954
A5 - One More Chance With You recorded 1956
A6 - Crazy Legs recorded 1953
A7 - Temperature recorded 1957
B1 - I Got To Go recorded 1955
B2 - Crazy Mixed-Up World recorded 1958
B3 - Quarter To Twelve recorded 1954
B4 - Confessin' The Blues recorded 1958
B5 - The Toddle recorded 1958
B6 - Up The Line recorded 1963
B7 - Rock Bottom recorded ?
B8 - Mean Old Frisco recorded 1959

Guitar - Buddy Guy( B6 ) / David Myers(A1,A4~A6,B3) / Freddie Robinson (B2, B4, B5, B8) / Louis Myers (A2~A4, A6, B3) / Luther Tucker (A7, B2, B4, B5, B7, B8) / Robert Lockwood Jr. (A1 to A3, A5, A7, B1)
Bass - Jack Myers (B6) / Willie Dixon (A1 to A6, B1~B5, B7, B8)
Piano - Lafayette Leake (B6) / Otis Spann (A3, B5, B7, B8)
Drums - Al Duncan (B6) / Fred Below (A1 to B1, B3~B5) / George Hunter (B2, B7, B8)

でも、この曲での Little Walter のハープは「広がり」と陰影が感じられて好きですよ。
なんか、複音で吹いてる(あるいは吸ってる?なんたってかなりノイズでマスクされてるんでハッキリとは識別しづらい⋯)よな気がするんですが、これってクロマチックってやつでしょか?ま、ハープについてはなんだかんだ言えるほど詳しくはございませんので、そのくらいにしておきますが、この曲、青森でやった Billy Branch のも良かったですねえ。
なんたってこんな本州の北端で「だけ」やったライヴなんてのが年に一度、すぐに聴きにいけるんですから、「青森をブルースの街に!」っていう青年会議所とかゆう方々に「感謝」でございます。
さて、今年はどんなのをシカゴから連れて来てくれるんでしょ?楽しみざんす。

それはともかく、いくらなんでも、この Chess CHV 416 の Confessin' the Blues も、もはや物理的に「限界」ですねえ。
ジャケットもだいぶスリ切れてきてますけど、盤質にいたっては前述のとおり、 Blind Lemon ほどはヒドくないけど、だいぶノイズでマスキングされてきております。

なんでかワタクシの中では、「 CD が似合わないブルースマン」第一位(?)だった Little Walter ですが、ことここに至っては仕方ありません、とりあえず、この一枚だけでも CD で買い直しましょか?

でも、なんでこの盤だけこんな荒れたんだろ?当時日本「ビ」クターから供給された国内盤のほーのチェスの『ベスト・オブ・リトル・ウォルター』はそんなでもないのに⋯ うっ、もしかして盤質がヤワだとか?


さすがに二月らしく(?)よく冷え込んでおりますね。
大雪というほどではございませんが道路もところどころ白くなっておりますからスパイク装着でお出かけ。
今日は出先で使うので iBook G4 を持って行きます。
接続はもちろん Air H"の AH-K3001 経由でね。
ネットで入手した「タダ(!)」のドライバー・ソフトのおかげで、本来なら iBook G4 には非対応のハズの AH-K3001 をバリバリ使えるんですから、まことにケッコー!
こうゆうのって iBook G4 や Air H" のカタログしか見てないと「あ〜ダメなんだぁ」で終わっちゃいますよね。
Macの場合、ソフトが⋯なんての、実際に質・量的にそうなんですが、でも少しすると、どっかの「有志」がちゃんと作ってくれたりするので、そこらは案外「なんとかなる」場合があります。

ま、なんにしてもワタクシの場合、みんなが使ってる、とかシェアが大きい、なんてのが「なんの魅力にもならない」どころか、むしろ「けっ、んなもん使えるかい!」てな方向に行くワケでして⋯
え?だから iPod じゃなくワケ判らんメーカーの MP3 プレイヤー使ってるのか、って?
ん〜、そればっかりはちょと「ちゃう」理由があるんですよねー。つまり音声信号を MP3、そして WMP に変換してくれる「ダイレクト・エンコード」機能が欲しかったのよね〜。
そりゃ確かに iPod より「う〜んと」安いのは確かだけど・・・

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