Howling At The Moon

Kenny Neal


06-03-02 THU.




前回の Deja Vu のときには『こりゃまた 2003 年 10月 1 日の Look But Don't Touch 以来の Kenny Neal さんでございますから、まあ実に 19ヶ月ぶりてなもんでしょか?
でも、彼のヴォーカルではありませんでしたが、いま話題の Billy Branch センセと共演いたした I Just Keep Loving Her で 2004 年 5 月17日には登場しておるのですが、それからだってもはや 1 年以上が過ぎておりますねえ。
いえいえ、興味が無い、なんてことはございませんことよ。どころか、どちらかってえと好みのタイプに入ってるんでございますが、日常に流されて、ついその存在を忘れておった、ってえとこでしょか。
』てなことを弁解しておったものですが、ま、今回はなんとか 7 ヶ月っちゅーことですから、かなり早いローテーションで登場でございます。

さて、これまた前回、『冒頭から表面で活躍しておるハープはどうやら Kenny Neal 本人の演奏らしく、なかなかにシャープなノートを散らしております。
かなり「しつこく」聴き込みましたが、ヴォーカルとハープが「同時に」鳴っている瞬間も「発見」いたしましたので、やはり、ベース・トラックの録音にはギターを手にヴォーカルで入れて、後からハープをオーヴァー・ダブしたものと思われます。』
ってのが、今回もまったく同じで、こりゃヒョっとしてハープを手に歌ってる可能性もあるかなあ?なんて思い始めた最後の方、やっとヴォーカルとハープがカブってるとこを発見し、これまた後から録れたらしい、っちゅー感触を得たのでございます。
Teralc での録音、What You Got 同様、ドラムには Ken( Kennard ) Johnson、ベースには Noel(あるいは Darnell?) Neal、そしてヴォーカル、ギターにハープを Kenny Neal 本人がカヴァーし、ハモンドとピアノだけは Anthony Geraci に代わって、これまたおなじみのマルチ・プレーヤー、Lucky Peterson が務めております。
ただ、難癖をつけるワケじゃないけど、その Lucky Peterson のキーボードはハモンドにしてもピアノにしても「サイドにまわり過ぎて(?)」なんだかあまり活かされていません。
ま、誰がここじゃ主役か?ってのを際立たせる、って意味ではいいんでしょうが、ワタクシ個人の好みとしちゃあ、せめて Carey Bell の Deep Down で聴かせてくれたよな「個性がキラキラ輝いているような」プレゼンス程度は主張してもいーんじゃないか、って気がするんですけど、この曲ではそこら、ちょっとスカされますね。
あ~、もしかすっと敗因(?)は、ピアノの替わりに Fender Rhodes を使っちゃった、ってとこにあるのかもしれません。
あのトロトロの音じゃ、まったく粒が立たないし、アタマのアタックより、一瞬遅れて音量が大きくなるよな ADSR 特性のせいで、「もの凄~くリズム感の悪いピアニスト」みたく聞こえてない?
でも、逆にあの Deja Vu みたく、あんまりピアノがカツヤクし過ぎちゃうと、ご本人のプレゼンスが薄れちゃいますからねえ、そこらバランスが難しいのでしょうが。

けっこう味のあるクリーンなトーン(歪んでません!)のハープで始まるこのナンバーですが、キーは A でいきなり G に行き、続いて D を経て A に帰ってくる、というユニットを持っていますが、これは途中のハープ・ソロのところで再登場する他は「用は無い」ってヤツです。
本篇に入りますってえと、いわゆる「二つ目上がるよ!」ってフツーのパターンかいな、と思ってると、およよ、9 小節目、E に行く代わりにいきなり B に上がり、そっから早いペースで半音ずつ刻んで D まであがってくんですねえ。もちろん 11 小節目には「何事も無かったように」 A に戻ってくるのでございますが。
一方、前述の通り、まずハープ・ソロのアタマでは A→G→D→A ってのを入れてから、「今度はフツーの」ブルース進行で、ハープ→ギターとソロが進みます。
ただ、ワタクシの中では、あの Billy Branch との I Just Keep Loving Her のイメージが支配的であるためか、ハーピストっつうよりはギタリスト(ま、どのアルバムのジャケット見てもギターを持ってるし⋯)だと思っておるのでございますが、う~ん、なんだかねえ、この曲でのソロを聴いてますってえと、どーもハープでのソロのほーが面白いよな気がしてしょーがないんですけど、う~、そこら、やはりハーピストが聴くとちゃうのかなあ?

もちろん、彼のギターだって、別に破綻も無いし、まったく文句は無いんですが、もーちょいハチャメチャでスットコドッコイなとこがあったら、と思ってしまうのはバチ当たりっつうものでございましょか?

収録アルバムは Alligator Records ALCD 4809、Bayou Blood

FirefOSX(?)⋯ 一時的に iBook G4 がダウンしたときにリリーフとして登用した不実な FMV っつー XP マシーンでしばしネット作業を行っていたのですが、I.E. =つまりインターネット・エクスプローラのあまりのドン臭さ、かつセキュリティ・レヴェルの低さにあきれ、とりあえず Firefox を入れて、外観も iFox っちゅう Safari もどきにして iBook G4 が帰ってくるまでの寂しさをまぎらわしておったものでございます。
そのときはまあ、臨時雇いの「お手伝いさん」ですから、こちらもさほど期待もせず、「あ、いいよいいよ、出来ないの無理しなくてもいいから」なんて大目に見ていたのですが⋯さて!
iBook G4 がブジ手術も成功して退院して帰って来ますってえと、やはり現実に Safari ってゆう「標準」が目の前にあるワケですから、「直接」比較されちゃうんですねえ。
最初は、いやいや、これは FMV っつーベッドの問題ではないか?なんても思っていたのですが、どれ、れーせーに比較するには iBook G4 でも Firefox を入れてみないと、と試してみました。

そしたらまあ、やはり!なんか変だ、と思ってたら、環境設定でフォントを Lucida Grande に指定すると、日本語部分がぜ〜んぶ文字化けしちゃうじゃないの!げげっ、ばっかじゃねえの?
言語で[日本語]を選択してたら、フォントがなんであろうと、日本語部分はちゃ〜んとヒラギノなどに「自動で」する、っちゅう「常識」が通用しない!
それじゃあ日本語を使用してるサイトに含まれる欧文はあの「みっともない」フォントでしか表示されないんじゃん!それだったら、せっかくの Mac のメリットを「捨てる」ことになっちゃう。
確か、この Firefox をゴリ押ししてた「どアホ」が、知り合いの Mac ユーザーも Safari から Firefox に変えたぞ、なんてこと言ってましたが、おそらくその変えた、って方は美的方面には関心が無いか、あるいは Safari から、ではなく I.E. for Mac から、のマチガイじゃないの?
RSS. とか「そっち」のニーズからは「いい」のかもしれんけど、当たり前にブラウザーとしてペケ!
ケッキョク FMV には Safari for WINDOWS を入れたら「マトモになった」よ。

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