Floodin' in California

Carl Weathersby


06-09-05 TUE.




ふたたび Carl Weathersby の 2000 年、Live in Japan に戻りましょ。
本日、採り上げますのは、確か発表当時、「これじゃロックだ!」と一部のファンダメンタリストたちから白眼視された「ばりばり」のパワー・ブルースでございます。
もちろん、本来は Albert King のナンバーなのですが、そのギターの「弾きまくりかた」さらにはそのロックがかったギターのトーンなどから、「あの」All Your Affection Is Gone からすでに 12 年は経過してるってのに、やっぱりこの手の「仕上げ」は「シカゴの伝統を穢すもの」としていじめられちゃうんですねえ。

ま、そんなタイプのアレンジですから、ワタクシのよな「ブルース外道(?)」にはまさに猫にマタタビ、てなもんでございまして、この曲を「もっと」ハムバッキングを「泣かせて」Dion Payton もかくや、てな「ハード」かつ「パワフル」なブルースに仕立て上げてヒンシュクを買いたい!などとバチ当たりなことを考えちゃうのでございます。
もちろん、ベースはこれよりもっとスラップ全開の(そう、あの Albert Collins ちゃんの Put the Shoe on the Other Foot での Johnny B. Gayden みたいなガリゴリ・ベキバキのベースね!)超ファンキーな仕立てで、ドラムは、ってえと「変態系じゃない(?)」ウルトラ・タイトな二倍速(??)。サイドはファットなディストーションかまして⋯ってそれがいかんのだなきっと。
てなことはともかく、この Carl Weathersby の Live in Japan, 2000 における Floodin' In California だって、相当なものですからねえ。
ただ、本来ならば、先に国内でも発売されてたらライヴももっと盛り上がったのに!っちゅう、こいつを収録したアルバム、Come to Papa EVIDENCE ECD 26089-2 での同曲は、このライヴと比べちゃうと、ちょっと拍子抜けしちゃうかも。
そりゃ、そっちを先に聴いていれば、ライヴで、「さすがナマは違う!」なんてカンドーできたんでしょうが、これ、順番が逆だと、どうもいまひとつインパクトに欠けるよーな⋯



あの田澤食堂のある茂森の通りから禅林三十三ヶ寺に別れる道にはいるとクランクにあるかつての消防屯所っちゅうか火の見櫓でもあるのですが、黒石のほーがマニア向けっつうかサマになってますよねー。
向こうのほーが高いし、それに木造って色合いが実に歴史を感じさせてくれます。
もっとも、消防ってことで言えば、木骨モルタルのほーが、表面のセメントのぶんだけ、延焼にゃあ強いかもしれないけど⋯
そう言えば公園の西濠の流れ出し口にある旧弘前警察署の紺屋町駐在所の半分が消防の屯所でもあったのですが、そちらも木骨モルタル、ってのも統一がとれてますねえ。いちお〜飛んできた火の粉程度ではなかなか延焼しないぞ!と?

日中はパっとしない薄曇りでしたが、夕方には小雨になっちゃいました。
したがって夕焼けらしきものはほとんど無い(ちょっとだけ赤みがかったかな?と思ったのも束の間、急に「暗く」なっておしまい!)ありさまでしたから「今日の夕焼け」てな画像は撮れませんでした。

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