You Are My Sunshine

Lee Dorsey


06-09-29 FRI.




うっひゃあ、なんと今を去る事三年前、2003年のクリスマスに Holy Cow を採り上げて以来ですから、これまたずいぶんとご無沙汰しちゃってました。
あ、そうそう、なんでクリスマスにそれ選んだか、っちゅうと、ま、タイトルのせいもありますけど、彼の誕生日ってのが 1924-12-24、そう!クリスマスイヴだった!ちゅうのもひとつのポイントでしょうね。
そして逆にクリスマスにお亡くなりになられた、っちゅうと 1985-12-25 の Eddie Taylor でございます。が、ここではかれへの接点は皆無ですのでそのハナシはオシマイ。

まあ、その三年前にもちと書いてはあるんですが、ワタクシもともと、この手のディストーションがかかったよな声、ってのがいささか苦手でございまして、それでボビー・ブランドも敬して(ホントか?)遠ざけておるのでございますが、ただ、この Lee Dorsey の場合、ネが New Orleans のせいか(あ、これって明らかにワタクシの「偏見」ですねえ)、どっか「おチョーシ者」っつうか、どっかユルんでるっちゅうか、そんなツメの甘いとこがありまして、それが多少はワタクシの好き嫌いを和らげてくれているのかもしれません。

もっとも、それには彼のバックもかなり影響してますよね。
いわゆる the A.F.O. Band( All For One band!! )、つまり Allen Toussant のピアノ、Roy Montrell のギター、Chuck Badie のベース、Alvin "Red" Tyle のサックス、John Boudreaux のドラム⋯こいつらが、まあ、さすがというユルユルさ(?)で、明るく陽気に料理しちゃってくれてます。

で、おまけにこの場合、曲が曲ですからねえ。どしたって深刻になんぞなるワケがない!
ま、ご存知の方も多いでしょうが、この曲はかっての Louisiana 州知事、Jimmie Davis によって生み出され、現在では、そのルイジアナ州の「州歌」となっておるのですねえ(そー言えば、Georgia 州では Georgia On My Mind でしたっけ?じゃあ、Alabama 州だと Lynyrd Skynyrd の Sweet Home Alabama ⋯なワケないか?がはははは)。
その Jimmie Davis ですが、Oscar Woods や Eddie Schaffer の Shreveport Home Wreckers との関わりで過去、このブルース日記にも登場しておりますが、州知事などになれるとこからも判るとおり「白人」でございます。

このあくまでもハッピーな(ま、悪く言えばパッパラパーな?)ナンバーを Lee Dorsey と the A.F.O. Band は、いかにも New Orleans、っちゅう「カキコキ(?)」てなリズムで骨抜きにして滋養豊富なスローフード(?)化しておりますねえ。
このちょとトボケた距離感、なかなか「来る」ものがございます。
1962 年、Fury 1066(もち、シングル)として Give Me Your Love を B 面としてリリースされました。


浅瀬石川(あせいしがわ)の河原ではすすきが光っています。
弱い北寄りの風に揺れているさまが、「秋」そのもの。
最初のアポから次まで少し間が開いたのでちょっと土手を走ってきました。
いやもう、何回クモの糸が顔にかかったことか。

なんだか最近、それくらいへーきになっちゃいましたねえ。
ロードで走ってたときは滅多に無かったせいもありますが、クモの糸を「感じただけで」めちゃイヤでしたが、土手の上をトバしてると、そんなの「当たり前」ですから。
ホント、人間って環境で変わるのね。

ところで今日は時間を前もって聞いてたので「焼きたて」のパンを買ってきました。
まだ出したばっかりでスゴい熱いパンが背中から「温熱療法(?)」みたく腰に当たり、ヘンにキモチいい⋯

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