Feelin' Good

Junior Parker


2004-04-12 MON.
おそらくこの曲は Magic Sam のヴァージョンで多くの方々に親しまれてることと思います。
が、ここで採り上げますのは、そのベースとなった 1953年、Sam Phillips の Sun Records に吹き込まれた Junior Parker のものです。
と言っても元を辿れば、これ、ジョン・リーのプリミティヴなブーギを下敷きにした作品で、そのイミじゃデトロイト発、メンフィス経由シカゴ行き、っちゅうオモシロいルートを辿っているワケですね。
Junior Parker については昨年12月18日の日記もご参照くださいませ。

この Junior Parker の Feelin' Good、良く聴けば聴くほど、Magic Sam がこれをかなり「忠実に」トレースしてるのが判ります。それだけにこの両者の仕上がりの対比っつーか違いがより一層はっきりと意識されますね。
どっちがいいとかってゆーことじゃなく、この二つの Feelin' Good を楽しんでいただきたいものでございます。
Magic Sam の方の曲、I Feel So Good ( I Wanna Boogie )の収録された West Side Soul がリリースされたのが 1967年ですから、その時間的な隔たりもそこに感じることが出来てワタクシはオモシロかったですよん。
あ、もっと隔たったのじゃあ The iNMaTES ってのもあるみたい(と言ってもワタシゃあ聴いたコト無いんですが。
ま、ワタクシの嫌いな某「ポップス・グループ」のナンバーなんぞやってますから、あんましキョーミ持てんのよねー)。

さて、よーやく American Folk Blues Festival の DVD が国内盤でも出るようですね。
で、全然カンケー無いハナシだけど、これって Reeling In The Years Productionってなってるのねん。そ、あの Eliot Randahl のギターでお馴染みの⋯ってのは Steely Dan のほーなんですが。
permalink No.718

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