Rockin' In The Coconut Top

Hop Wilson


2004-04-26 MON.
これもまた昨年の 7月 6日に Chicken Stuff を採り上げました Hop Wilson の再登場でございます。
今回のナンバーはこりゃもう、ロケンローと呼んでも差し支えないよなゴキゲンなナンバーでございますが、ま、難を言えば、あまりに Blue Suede Shoesっぽい、ってとこでしょか?あ、でも、イントロ部分は我が最愛の(?) Screamin' Jay Hawkins センセを思わせるミョーな異音が入り、そこらがまあ新味っちゅうことになる(のか?)かも。

ただし、カンジンの Hop Wilson のスティール・ギターはほとんど聞こえません。いっちゃん目立ってるのは派手にブローするサックスで、最初っからリフでリズムに参加、途中のソロではかなりブローしてるんですが、そっくり返り過ぎてマイクから遠くなっちゃった(?)のか音量が落ちちゃうのがザンネンざます。
そのサックス・プレイヤーなどのバックは King Ivory Lee ( Ivory Lee Semien )のドラム以外はまったく不明。録音年月日も不明のようですが、おそらく 1960年かその次ぎの年あたりじゃないでしょか?

てなワケですので、スティール・ギターでやるロケンローってどんなんだろ?っちゅうギモンにはまったく答えていただけません。それ、いっこも聞こえないんだもの。
でも、このチョーシいいヴォーカルとヒューストン系ロックンロール(ホントか?)はなかなかいい味を出しております。

ところで、その昨年 7 月 6 日付の日記でも彼の誕生日について、1921 年と 1927 年の二つの説がある、と書いておきましたが、ぬゎんとその出生地についても異説が見つかりました。前回は Houston のほぼ 100km ほど北に位置する Grapeland で生まれた、としておりましたが、Rounder Records のライナーでは Houston のそばの Crockett という小さな町である、となっており、Ray Topping の書いていた「Grapeland で生まれ、(中略)両親もいれて 15 人の大家族は Houston にほど近い Crockett に引越し~」という記述と比較すると、どうも Grapeland 説のほーが信頼できそうかな?なんて気もするんですが、ゼッタイ!と言い張るほどではございません。

さて、この Rockin' In The Coconut Top ですが、実はこの曲のタイトルについても Rounder の Houston Ghetto Blues じゃ Rockin' In The Coconuts となってます。
Goldband のオリジナルでは確か Rockin' In The Coconut Top になってたハズ。とゆーワケで多少の混乱もありますが、歌詞を聞く限りでは、どーも Coconut Top が正解でしょう。

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