Matchbox Blues

Blind Lemon Jefferson


2004-06-03 THU.



どうもキーは A# のよな気がすんだけど、断言するものではございません。
コード進行はトニックからサブ・ドミナントに上がって戻って来て、ドミナントからまたトニック、という構造みたいですが、あの Lightnin' がそーだったように、トニックでは「 4 小節」なんてことじゃなく、進行として歌詞を歌い切って、それに対するカウンター・メロもギターで充分に入れたところで次のサブ・ドミナントへ、とゆう自由な流れらしく、サブ・ドミナントだって 2 小節、なんてコダワリは無く、必要なだけ居て、そしてトニックに帰る、っちゅーテキサス伝統の(ほんまかいな?)気楽なフォームをとっておりますが、なに、自分ひとりで演るぶんにゃあ、いっこうに差し支えは無いワケでございますよ。

前回、採り上げた(昨年 8 月 7 日付)Jack O'diamond Blues に比べますってえと、こちらはかなり「ちゃんと聞こえる」と言ってよいのではありますまいか。
なんせあちらはスクラッチ・ノイズという厚い雲の隙間からかすかに洩れてくる薄日のごとき「はかない」音が時折り(?)聞こえてくるよなもの凄い Lo-Fi でございましたからねえ。

ま、彼の Biography はいまだに不完全なもので、あまり彼を知る助けとはなっていないようですが、それでも一応のとこは前述の Jack O'diamond Blues のとこで書いてありますので、興味がおありのかたはそちらもどうぞ。

今日の午後はヒマが出来たので、HARO F-1でちょっと郊外まで走ってまいりました。
今日もいい天気で自転車日和です。
ここんとこ連日、HARO F-1で街中を移動してるんで、どんどん日焼けがススんでますよ。
元々は色白だったんですが、レーサーで走るようになってからはかなり色黒になっちゃいましたねえ。
最初の頃は、日焼けすると真っ赤になってヒリヒリしてたもんですが、いまじゃあ皮膚が記憶してるのか(んなアホな?)紫外線を浴びるとサッサと自主的に(?)黒くなってくれます。
もし、ひとがすべてガンになるとしたら、あたしゃあ皮膚ガン率が高いだろな。

土淵川という、あまり水量豊かとは言えない(ま、ハッキリ言ってあまり「美しい」とは言えない)川に沿って作られているサイクリング・ロードを遡って、久渡寺山(くどじ、って読むんだよ)のふもとまで行くルートです。
全体に緩い「のぼり」が続きますが、どうやら追い風らしく、走ってると無風状態みたいになっちゃってかなり「暑い」のでございます。「のぼり」じゃあ運動量のカンケーで発熱量も多いため、向かい風が望ましく、逆に下りじゃ風で体温を奪われますから追い風が望ましいっつーのに、これじゃ「真逆」じゃないの!ブツブツ・・
なんて言っても仕方ないので走って行きますが、途中、ハリエンジュの白い花が咲き盛っているところではデジカメでその白い花を撮影いたしましょ。BLUES 日記付属のほーの bbs のバックが、まだリンゴの花なんで、差し替えないと、っちゅうワケですね。

さらに遡って行くと前方に輝きを見せているのは「カワセミ」じゃないの!
エメラルド・グリーンの光沢のある羽根が陽を受けて、一瞬きらめくさまは本当に「空飛ぶ宝石」の名に恥じない美しさです。
そしてこちらが近付いていったものだから、一旦川筋を離れ、木の杭の上にとまって様子を窺っているその姿も小柄な体に不釣り合いなデッカイ嘴がアンバランスでかわいいんですよ。
以前は 600mm の望遠を三脚にセットして現れるのを待っていたものでしたが、600mmってのはササゴイのクラスにはいいんですが、こんだけちっちゃい鳥だと全然、役に立ちませんでしたね。
それも人家に近いとこだから、ってのもあるんですよ。ケッコウひとや自転車が通るもんでカワセミ君もちとシンケーシツになってまして、あまり近寄れないんですわ。
もっと「のどかな」シチュエーションにいるんだったら、もすこしおっとり(?)してるのかもしれないんですが。

ここらも開発が進み、だんだん野鳥の相も都会型になって来たあたりで、そっちのシュミもあきらめちゃった(なんせ他にもやることイッパイあるもんで)んですが、それでもカワセミを見つけると、いまでも胸がときめきます。
今日はさらに上流でキセキレイに道案内もされたし、まるでバード・ウォッチングしにいったみたいな行程でございました。
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