Sadie

Hound Dog Taylor


2004-07-03 SAT.

1974年11月の 22日から 24日にかけて、Ohio 州 Cleveland のクラブ the Smiling Dog Saloon(確かここでは、ほぼ同時期に「あの」マイルス・ディヴィス・オクテットも 4 日間出演してるハズ。それと Hound Dog って・・・その落差が、実にまあステキ!あ、ワタシの言う落差はマイルス?けっ!てな感覚ですからジャズのヤツらとの価値観は「逆」だな、がははははは!)で行われたライヴを WMMS( FM 放送局ざんす)が収録したものです。しかしまあ、Hound Dog が Smiling Dog でライヴ、なんて洒落が利いてますよねー。

よーするに Beware of the Dog とソースは同じ(あ、Beware of the Dog の中でも、Kitchen Sink Boogie と Freddie's Blues は、この the Smiling Dog Saloon じゃなく、1974年 1月18日に行われた、Illinois 州 Evanston の Northwestern University でのライヴをシカゴの WXRT-FM が収録したものなんですが)で、当時は選に洩れたほーのナンバーが、この Release the Hound に収録されて復活!ってワケ。
でございますから、上述の Northwestern University でのライヴからも Sen-Sa-Shun が拾い上げられてます。
他は「あの」 Ivy League の名門校、Harvard 大での 1971年12月のライヴ( She's Gone、It Hurts Me Too、The Dog Meets The Wolf )やオーストラリアでの放送のためのスタジオ・ライヴ( TV & FM )などからなっておるワケで、ま、クチの悪いひとに言わせると、「落ちこぼれ」の再利用なんだそうでございます。
でも、 Hound Dog 好きにしてみたら、スタジオで録った Walking the Ceiling や Phillips Screwdriver なんてナンバーの存在、そしてオーストラリアの音源や、この Sadie にしたとこで、ビミョー(とも言えんけど?)な違いを楽しむには「ウヒホ!」なワケで、モンクを言うヤツはおらんでしょ。
むしろブルースと来りゃなんでも買っちゃうコレクター、なんて人たちが、Hound Dog の中では、このアルバムはちと落ちるなあ・・・てなヒョーカをお下しあそばされるのやもしれません。
いいじゃないの、Hound Dog Taylor なんだから・・・ってなんの論理性も無い反論やね。

それにしても、この Sadie、期待どおり(?)のグニュグニュぶり(??)で、客が入れる「茶々」も実にいいですなあ。
ほぼ今から 30年前の音なんですが、ホント彼が生きてるうちにナマで聴きたかったなあ。
彼の死後、跡を継ごうとしても、やはり、Hound Dog Taylor のプレゼンスには誰ひとり及ばなかった(と言い切っちゃおう)んですからねえ。
彼については、3月25日付の Wild About You Baby や、昨年 8月 4日付の Crossroads でも採り上げておりますので、そちらもよろしかったらどうぞ。

また Hound Dog Taylor の運命の伴走者(?) Brewer Phillips については、3 月 7 日付の Kansas City で採り上げてますのでご参照ください。

ちょっと前からローカルな TVCM に五所川原市(クルマで 30分くらい)の新しいケーキ屋さんってのが流れてて、ちょっと気になってたんですが、馴染みのクローヌからもオープニングの応援に駈けつけた、と聞き、さらに、おフランスから 1年間パティシェが来てて、味が安定するまで指導(?)してる、っちゅーことなんで、そんなら、本場の味ってえのを試さにゃなるまいよ、と、気持よく晴れた夏空の下「ぷ」さんと一緒に北に向かいました。
と言っても、五所川原がほぼ真北(青森市は北東方向だよん)なのに対し、それよりちょっと西寄り、北西と北北西の間くらいかな?っちゅう「森田村」に一目散!
そ、お馴染みの一番食堂へ行くのじゃ~!
ちょうどお昼ころに着いて、混み始める直前でオーダーでございます。「ぷ」さんのチャーハン(その 1/3 はワタシが横取りしちゃったんですが)とチャーシューメンでございます。
う~ん、やはりウマいのう!
そっから今度は東に移動して五所川原へと向かいます。
イオンにある「ぶた屋」( Drug Store って豚キャラの店ね)に寄ってから、ケーキ屋さん探索開始!
ま、だいたいの場所は TVCM の地名から見当をつけてたんで、その辺りに行ってみたら「あった!」
白を基調とした建物に濃いブルーをあしらった店舗デザインで、けっこークリーンなたたずまいです。ただ、なんとなく「華」が無い感じはいたしましたが⋯
駐車スペースにとめて店内に入ると、ま、お店に対しての表現としちゃあちょっとヘンかもしれませんけど、なんか「テンション低い」って感じがいたします。
並んでいるケーキは、さすが「おフランスの」パティシェだからか、見慣れないものも多いですねえ。ま、それはいいんですが、なんか、あまし美味しそに見えないのはこっちがイナカモンだからか?⋯ 意を決して、基本たる(?)エクレアとシュー・クリームのヴァリエーションを買ってみます。
「ぷ」さんはどーも食指が動かないようで、他には?と尋いたら、それだけでいい、って。
さて、これを場所を変えてミルク・ティーとともにいただいてみたんですが、ヒトコトで言うと「甘いっ!」。それも過剰に甘いっ!
大小ふたつのシューをバター・アイシングで接着(?)してあり、さらにそれを絞り出してクラウン状に飾ってもいるのですが、これがもう砂糖のザラつきを舌で感じることが出来るほどの飽和ぶりで、その甘さたるや並み大抵のもんじゃありませ~ん。
ううう、フランス人って、ホントにこんなに甘いのが好きなの?イメージちゃうなあ。
エクレアもシューも中にチョコ・クリームが入ってるんですが、それもお砂糖の分量がハンパじゃない!う~ん、なんだかなあ・・これでいいんだろか?
とゆーワケで、いささかギモンも残るので店名や詳しい所在地は載せないどきます。
そのうちまた行くことがあって(そん時もまだお店があったら?)別なケーキも試してみて、それが美味しかったら、あらためてちゃんと紹介しましょ。
permalink No.802

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