Chicago Is Just That Way

Eddie Boyd


2004-07-10 SAT.

昨年 7月24日の Five Long Years 以来の Eddie Boyd でございます。
軽やかなブーギ・ウーギ・ピアノにちょっとクセのある Willie Lacey*のギターが愛嬌たっぷりに(?)絡んで、友達にデート用の服を貸してやったら、彼女を取られちゃった、てなちょっとおマヌケなエピソードが歌われていきます。

Eddie Boydのピアノも、なかなかに面白いのですが、Willie Lacey ってギタリストが、これまたケッコーとぼけた味を出しててホノボノして(る場合じゃないんだけど)おりますよん。
この曲が Bluebird に吹き込まれた 1948年12月24日(げ!クリスマス・イヴじゃん?)当時は、J. T. Brown のバンドのヴォーカリストで、この録音に際しては Little Eddie Boyd and his Trio の名義を使用しておりました。
ま、詳しいことは前回の日記を見てねん。

* Willie Lacey ─ Willie James Lacey; 1915年 2月25日、Alabama 州 Selma(当時の人口はおよそ 10,000人ほど)で生まれる。父は Will Lacey、母は Nicle Gunn。Alice Harrisと結婚していた。1977年 4月 8日、Chicago で死亡。
Jazz Gillum の 1946年の I'm Gonna Train My Baby、Roll Dem Bones、Can't Trust Myself、1947年の The Blues What Am、You Got To Run Me Down、Hand Reader Blues、Country Woman Blues、Signifying Woman、The Devil Blues、Jazz Gillum's Blues の吹き込みに参加(その全曲でかどうか未確認ながら、ピアノに Eddie Boyd も参加しています)し Sonny Boy Williamson I のバックでは Sonny Boy's Cold Chill、Mean Old Highway、Hodoo Hodoo、Shake The Boogie、Wonderful Time、Sugar Gal、Willow Tree Gal、Alcohol Blues などでギターを弾き、ピアノ&ヴォーカルの Willie "Long Time" Smith の Homeless Blues( recorded 27 Dec.1947 )でもバッキング。
また Mayo Williams の EBONY レーベルでは Lilacs in the Rain というナンバーが Three Brown Buddies with vocal by Bill "Sweet Williams" Lacey 名義で残されており(録音日時は不明。バックにこれも特定できないピアノ、ベース、ドラム)EBONY 1012( 78rpm SP )同 EBONY 1010( 45rpm EP )で聴くことが出来るようです。


「ぷ」さんと今年になって初めて十和田湖に行って来ました。

黒石から国道102号線で十和田湖の北西の外輪山の「ヘリ」たる滝の沢ってとこに出て、そっから外輪山の稜線伝いに時計回りに湖を回り、最高標高地点の御鼻部山(おはなべやま)の展望台からは下りのワインディング・ロードで「奥入来瀬渓流」の流れ出し地点、子ノ口(ねのくち)まで本来は行けるハズだったんですが、途中、ガケ崩れがあったらしく、そっちは通れません。
ので、途中から左に湖を離れ、奥入来瀬渓流の途中に出る新しいバイパスへ。



急に展望が開ける高原みたいなとこを走るんですが、ずいぶん道幅のあるリッパな道なんですが、途中、対向車に三台出会っただけ!
いつも観光客のクルマで混んでる奥入来瀬渓流沿いの道に合流して湖に戻るのですが、ここも空いてる!なんでや?
朝方、天気がハッキリしなかったから?
この後、湖に出てふたたび時計回りで休屋(やすみや)って湖畔最大の旅館&土産物店街でひと休みしたのですが、ここもお客さんがまばらじゃないの。ダイジョブ?

ま、夏休み前の「行楽控え(なんてコトバがあるかどうかは「?」なんですが)」ってヤツかなあ。
空いてるおかげでクルマも駐め放題でケッコーではございますが、なんだか「さびれた」なんて形容がフと脳裏をよぎる観光地でしたねえ。
そっからは湖の南西のヘリを駈け上がり、発荷峠(はっかとうげ)ってとこで外輪山の外に出て「樹海ライン」ってルートを下って秋田県の小坂町へ。ここも前後に車影ナシ。ごくたま~に対向車が来る程度ですよ。
下界に降りてくるにつれやはり暑い!
十和田湖ではエアコンなんて不要で、窓を開けてるだけで涼しかった(おまけに初夏の鬱蒼たる樹木のトンネルの中はひんやり)けど、陽光がモロ、の平野部じゃエアコンに逆戻りです。

そっから弘前に戻る道も空いてましたねえ。さすがに国道 7 号線に合流してからは車列の中に吸収されちゃいましたが、あんなに単独走行区間が長かったドライヴってのも久しぶりでした。
でも、このくらい空いてるときのほが奥入来瀬を歩くのにもホントはいいよね。
実際に遊歩道(歩行者専用の小道で、一部で車道を共有したりもしますが、ほぼ、別なとこ通ってて、安心。とは言っても、クルマが危なくない、っちゅうイミで、足元はケッコー起伏があるのでユダンしてるとコケます)を歩いてるひとも割りと少なかったですねえ。
修学旅行の生徒たちが多いときは、狭いとこじゃスレ違うのに手間取るくらいのラッシュ(ま、遊歩道がそんだけ幅が無いせいなんですが)になったりもするんですが、このくらい人も少ないと、ところどころにある休憩用のベンチなんかでも、ユックリと腰を落ちつけてスケッチ・ブックを広げたりするのもなかなかよさそ(やんないけどさ)。

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