Brick

Albert Collins


2004-09-24 FRI.


やたらテンポは早いけど、John Littlejohn の Kiddeo みたいなブラスのブレイクがらみのリフに導かれ、かなり「追い込んだ」トーンで Albert Collins のタイトなギターがさえずり始めると、こりゃもう、お馴染みの Collins World の出現でございます。

リズム的には Travellin' South に似てますけど、ドラムがもっとベーシックなレヴェルを保っていて、あっちほどぐじゃぐじゃにはなりません。
ピアノも意外と健闘(?)してるし。
ヴォーカルは割とクリアーに行ってますよ。リキみ過ぎてないとこがかえって「活きて」ますねえ。
ギターはそりゃもう、いつもの Collins 節全開・満開でトバしております。

しかし、それにしても、ブラスをふんだんにゼータクに使ってこの手のシャッフルやらすとウマいなあ。なんかテキサス・シャッフルなんて言葉があるそうですが、そうゆう言い方をしたくなる気持ちも判りますね。

Texas 州の州都 Austin は「どちらかと言えば」ブルースよりも C&W の方が盛んな街と言われ、ブルースについて言えば、むしろ Houston の方、と言われています。

その Houston から国道 45 号線を北に辿り、Dallas へと向かう道の半ば、Houston からは北北西におよそ 160km ほどの位置にある(州都 Austin からは東北東に約 180km ほどの距離になります) Leon 郡の町で、2000 年度の国政調査では人口わずか 181人(!)の「ごっつ小さい」 Leona。
その中の黒人はわずか 25 人ですが、これでも郡全体の割合から言うと「多い」方のようです。

その Leona で 1932 年10月 1 日(ひとつだけ 3 日、としている資料がありましたが)、Andy Thomas という男のもとに生まれた男の子が Albert Collins でございます。
この Andy Thomas という父の名を挙げている資料はただひとつしかなかったため、それが正しいのかどうか、また、ナゼ姓が違うのか、などは確認出来ておりません。

その農場では二つのファミリーが暮らしており、7 才までをそこで過ごしたようです。
1939 年には、同じ Leon 郡ながら、Leona から北に 10km ほど行ってクロスする 977 号線を左に入り、20km ほど行ったところにある Marquez へと移っています。
正確な年代が特定されてはいないのですが、この Leon 郡については、昨年 8 月13日のとこで『有名な Blind Lemon Jefferson とピクニックで出会って一緒に演奏したと言いますからスゴい。
ふたりで Leon 郡の教会やビアー・ジョイント( Beer Joint )を廻っていたんだって。
レモンの後ろで自作のギターを弾いていた、と言いますから、かなりの影響を受けたんじゃないでしょか。』と紹介した Lightnin' Hopkins の存在を忘れるワケには行きませんね。

実際、Lightnin' Hopkins は「いとこ」である、としている資料も多いですね。
もっとも「なんでか」ブルース業界(?)にあっては、ニホンでなら「親戚」てな程度のつながりでもスグ「いとこ」だった、ゆうケースが多いそうで、そこら江戸川スリム氏から「本人がそう言ってるんだから」と信じてはいけません、ちゅうことを教わっております。
ま、さいわいワタクシの場合は「かの」Screamin' Jay との付き合い(?)が長いせいもあって、本人の言うことだから「むしろ疑いなさい」ちゅう経験をタップリさせていただいちょりますから、あ〜、やはりそんなもんかもしんないな!と、ミョ〜にナットクいたしておりましたが。

この Leona 時代、そして Marquez 時代におそらく Lightnin' Hopkins のブルースに触れていたことは「おおいにあり得る」ことでございます。また John Lee Hooker も聴いていたそうですが。

1941 年には一家を挙げて Houston に移っており、そこでは Third Ward と呼ばれる黒人のゲットーで暮らし、ピアノ&オルガンに親ししんだようですが、そっから先はすでに昨年 9 月25日の
Travellin' South でやっておりますので、そちらをよろしく、でございます。

今回はこれまでカンタンに済ませていた(?)出生時のもすこし詳しい資料を発見したもんで、そこを中心に「追加」させていただきました。

BMX用の樹脂ホイール( 20インチ径)って 5本スポークってのあるでしょ?
あれ、ホントは HARO F-1に装着したかったんだけど、前はいいとして、問題は後輪なんですよね。
BMXのフリーって、当然、シングル・スピードでしょ?
ところが HARO F-1はディレーラー付きの外装 6段なんですよ。

う~ん、ダメですねえ。
6段フリーを装着する方法って無いんでしょか?
ま、今のとこ、HARO F-1は後輪にフル・ディスク・カヴァーが付いているから前を換えるだけでもいいんでしょうが、でもねえ、出来れば前後とも 5 Spokesのホイールに替えたいじゃない?

とはいえ、現状でも、機能的にはまったく問題が無いんで、どしても替えなきゃ、ってもんでもないんですけど。

BMXって、B.B.のサイズにしても、普通のサイクル・パーツ類と、互換性がまったく無いんですよねー。
以前、乗ってた HAROの INTENSEってゆう 24インチ・ホイールのデュアル専用の MTBも、B.B.が BMXサイズでグレード・アップ出来ませんでした。
ま、オモシロい自転車だったんですけど。

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