Killing floor

Albert King


2004-10-30 SAT.


かって Freddie Roulette の Killing floor を採り上げておりますが、まだご本尊のは採り上げておりませんねえ。

それはともかく、今回の Killing Floor はクールなヴォーカルがなかなかいい Albert King のヴァージョンでございます。
この曲を特徴づけるカッティングのバックに(って、フツーはカッティングがバックなんだけど、この曲だけは、むしろ、このカッティングが主役だよね)、滑らかなカウンター・メロディとしてスクィーズ・ギターが入ってますが、例によっての Albert King ならではの、クィックなチョーキングが独特なテンションを生み出してるよな気がします。

ベースはそれほどでもないですが、ドラムがなかなかにファンキーでよろしい!
ま、もし自分でもやることがあったら(無さそだけど・・・)そこ、もうちょっと強調して、ベースももっとベキバキで「もろファンク」てなスタンスも面白そ。

で、カッティングにはオート・ワウなぞかけて(このバチ当たりがっ!)、さらにバックにはファンキーなクラヴィネットのリフなんか散らしたいとこだな。

な〜んて、うひゃひゃ、こうしてダラクして行くのねん・・・

てなことはともかく、ここ弘前では板どんのレパートリィになっておりまして、そんなときワタクシがギターで参加しておったら「必ず」あのローコードの「 D7 」を 9 フレットまで持ってきたスタイルで 3 弦から 1 弦まで使う例のリフを入れまくるのでございますよ。

ええ、この曲に関してだけはリードを回されるより最初っから最後までそのリフ刻んでるほうがキモチいい!

そうですねえ。曲によってはカッコつけたアドリブいれるより、そうゆう「そのリフがその曲たらしめている」てなヤツをず〜っと弾いてるほうが満足感が高いケースがあります。

Buddy Guy が Junior Wells のバックにつけてた Good Morning Lil' School Girl での定常パターンや、同じく Snatch It Back And Hold It でのクドいリフなんかもそうだな。
あのリフが入らないとあの曲にならない、っちゅ〜か(なんて、そんなワケ無いんですけどね)「欠かせないモノ」ではあるんですよね。

あ、それはぜんぜんちゃう!なんて言われそうですが、LYNYRD SKYNYRD の Swamp Music でのバックのギターの定常パターンなんかも「それ抜き」だとあの曲にならない!てな気がするよ。
それとちょっと似てて、面白いな思ったのが Clarence "Gatemouth" Brown の Got My Mojo Workin' だな。
なんか一度でいいからやってみたいのがゲイトマウスで始めて、三コーラス目からはレイナードのスワンプミュージックのリフにチェンジしちゃって「あの」なんじゃそりゃあ〜!なムチャなブレイクに持ち込む!なんてヤツね。

ま、その両方をよく知ってるヤツじゃないと面白がってはもらえないでしょうから、それをやれるチャンスなんて滅多に無いんですけど!

おちゃらけアイディアでいっちゃん笑ったのはドゥビーの China Groove のカッティングに乗せて Killing Floor、歌えるか?ってヤツでしたね。

やってやれないことはないんだけど、あのカッティングじゃサブドミナントに上がれない⋯
って、その前にそんなことする必然性が理解できな〜い!言われましたけどね。

そういえばクイーンのなんちゃらラプソディを「犬のおまわりさん」にしちゃったグッチ裕三とかってのは笑ったな。
なんかそれに似たようなのブルースでも遊んだら面白いかも。

どうもねえ、ワタクシが思いつくのって道具にされるほうもコケにされるほうも「かな〜り」ニッチなとこばっか思いつくもんで、もし「ちゃんと」できたとしても、それ見て笑えるひとってのがなかなかいないんだよな。

もっと誰でも知ってるよな曲が、これまたみんな知ってるちゃう曲になっちゃう、とかじゃないと、苦労した割にはなかなかウケない、てなことになっちゃうからね。

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