Talk to Me Baby B. J. Emery 2004-11-01 MON. | B. J. Emery?誰それ?と言いたくなるのもごもっとも。 ワタクシも江戸川スリムさまに教えていただくまではち〜っとも知らなかった「トロンボーン」奏者のブルースマンでございますよ。 は?トロンボーン?そっ、それでブルースマン? きっ、気は確かかっ!言われそう⋯ 1998 年に Appaloosa Records(イタリアはミラノにある会社らしいっす)から出た B.J. Emery & Maurice John Vaughn Horns ってえアルバムがございまして、タイトルでも判りますように、以前この日記でも採り上げました Maurice John Vaughn がギターとバック・ヴォーカルで参加しておりますが、曲によっちゃテナーでも参加しております。 このアルバムそのものはブったまげるよな選曲でスタート(よりによって、「あの」 Sly and the Family stone の名曲 I Want to Take You Higher でスタートし、しかも、それをブーギのリズムでやる、っちゅうワケ判らんアレンジに「開いたクチがふさがらない」とこへ Boon Lucka-Lucka の直撃弾を喰らってチンボツ・・・ )するのでございますが、ま、ホーン関係者としましては、あの曲をやってみたい、と思うのもまたむべなるかな、なんて立ち直りかけた頃合いに始まるこの Talk to Me Baby、なぜかホっとするのはワタシだけでしょうか? オリジナルの(あ、CHESS の Whose Muddy Shoes に収録されてるほーね) Elmore James のド迫力や、Hound Dog Taylor のいい加減さ(?)とはまたちょっと違う、独特の弾み方があるように思えますが、そこら、もしかするとホーンがメインということで、一般のギター・ブルースとはトゲの立ち方もちゃうよな気がいたします。 さて、このよーな初出のブルースマンですと、久しぶりに Biography をコテコテに調べるぞう!とリキんだのも束の間、その意気込みも虚しく、どっこにも資料がおまへんっ! ただひとつ判ったのは、本名(?)は Nathaniel B.J. Emery というらしい、ってことだけ。 2004 年 3 月 4 日には、どうやらシカゴからの御一行様、Maurice John Vaughn、Velvet McNair など、さらにはリヨン在住(らしき・・・ なんたって原資料が「おフランス語」なもんで、イマイチ確信が持てません) Fred Brousse ってえフランス人などと一緒に l'Espace Tonkin(たぶん店の名だと思うんだけど・・・ )ってとこで演ったみたい。 さらに、こちらは年月日不明ながら、 Guy Benech って(フランスだと「ギ・ベネク」とでも読むんでしょか?)ひとと Rene Malignant(ルネ・マリニャン?)って二人が Meridien(ベルギーの有名なホテル名?店名?)で Bordeaux から到着したらしい Maurice John Vaughn のライヴを見た、というレポート(だと思うんだけど)が http://www.gazettegreenwood.net/an2001/n38/numero38.htm#vaughn に載っており、そこには共演者としてギターに Byther Smith、シンガーとして Zora Young、キーボードに Lucky Peterson、そして当然、トロンボーン&ヴォーカルとして B.J. Emery の名前が出ております。 ここにもどーやら Fred Brousse が顔出してるみたいですが、Maurice John Vaughn とは互いのレコーディングに付き合ってる仲らしいです。 しかし、肝腎の B.J. Emery についちゃ、ついでに出てくるだけで、やはり、どこで生まれて、どこに住んでるか、なんてのがサッパリ判りません。 どころか(?)、 Alligator の Maurice John Vaughn のとこじゃ、名前が Nathaniel B.J. Emory となっておりまして、どうも混迷の度を深めるばかりでございます。 とゆーワケで、役に立つ情報、いっこも無くてすみません、なのだ。 |
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No.923