Put The Shoe On The Other Foot

Albert Collins


2005-01-01 SAT.


あけましておめでとうございまっす(とどっかおちゃらけてる?)
昨年の元旦には Elmore James の Person To Persons で始まったのでございますが、今年はこれ!
1991 年10月28日、Texas 州 Austin での『 Austin City Limits 』ライヴね。
あ、DVD でございます。いろいろ演ってるんですが、中でも Johnny B. Gayden のベースがいいこの曲はまさにライヴ向きですねえ。
ただし同じ曲なら、翌 1992 年、Montreux Jazz Festival での演奏のほうが Johnny B. Gayden のベースが「ドたっぷり」楽しめるんですがまあ、そこは順番どおり(?)Austin City Limits での録音から!

実は当初、ここにはドイツ、シュツットガルトの TV 局が作成したライヴからのナンバーが投稿されておったのですが、なんども観て(そう!DVD なんですよ)るとさらにさらに気色悪い「ローランド・カークみたく、サックス二本くわえてひとりハモ(?)っちゅー」バカ丸出しな Chuck Williams のサックスが赦せなくなってきたので思い切って追放!ちゅうか削除して「入れ替え」しちゃいました。

まったくねえ⋯ひとりでサックス二本咥えて吹くのが「なんの必然性も無い」演奏なんだよ。
投げ銭目当ての大道芸かよ!

とゆうことで改めまして Austin City Limits での Put The Shoe On The Other Foot です。
こちらも DVD ですからみなさんの様子が判りますねえ。
ただ⋯残念なのは、せっかくの Johnny B. Gayden が、後方のやや高いとこに追いやられ、あんまりよく見えない、ってとこなんだよね。⋯と、フと気づくと、ステージ上に九人いるんですが黒人は Albert Collins、Soko Richardson に Johnny B, Gayden の三人だけで、あとぜ〜んぶ白人⋯
まあ、ブラス・セクション(サックス 2、トランペット、トロンボーン)はイイとして、オルガンはちょとナンだったな〜。まるっきりファンキーさが足りない⋯いえ、無い!そして楽しくない!

途中デレクなんちゃらゆうギターにもソロ取らせるんですが、ほほ〜なかなかコリンズっぽくなってんじゃん?思ったのも束の間、直後にコリンズちゃんが弾き始めると「その差がスゴい!」
なるほど〜全部持ってく前に弾かせてあげよう、てな心遣いなのかもしんないね。白人の割には健闘してたソロだけどコリンズちゃん出てくるともうダメ。あ〜、やっぱホンモノはちゃうわ!ってくらい「差」がありますねえ⋯もう「あの」テレキャスターが肉体化しちゃってるよ!

ところで Johnny B. Gayden があんまりカメラまわってこないぶん(?)Soko Richardson が目立ってましたね。Albert Collins のドラムとしちゃ Casey Jones も嫌いじゃないけどね。そ、Ice Pickin' の!

Austin City Limits

Mr. Collins, Mr. Collins
My Woman Has A Black Cat Bone
Iceman
Lights Are On But Nobody's Home
Put The Shoe On The Other Foot
The Things That I Used To Do
Head Rag
Travelin' South
Frosty

Personnel:

Albert Collins ; Vocals, Guitar
Johnny B. Gayden ; Bass
Soko Richardson ; drums

Derek O'Brien ; Guitar
Reese Wynans ; Organ

Mark "Kaz" Kazanoff ; tenor saxophone, baritone saxophone
Jon Robert Smith ; tenor saxophone
Steve Howard ; trumpet
Jon Blondell ; trombone

Executive-Producer – Bill Arhos
Film Director – Gary Menotti
Photography By – Scott Newton
Producer – Cameron Strang, Gary Briggs, Jay Woods
Producer, Liner Notes – Terry Lickona

収録曲リストを見ると、こっちのほうがオレなら興味あるけどなあ、ってなるかもしれませんが「いいのです」ここはワタクシのブログですから、あくまでもワタクシが興味あるとっから採り上げるのは当たり前なのでございますよ。
つうか、特にこの曲での Johnny B. Gayden のベースは旧態依然たる化石ブルースじゃ「ない」活きたブルースとして注目しておりますので。
まあ、前世紀のなかばのアレこそがブルースだ!ゆうんならそれもいいでしょう。どうかリッパな考古学者となられますよう祈っておりますよ。ぶふふふふ

正月早々の Albert Collins、まさに「厄除け・魔除け」にふさわしいご面相ではございませんか。

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