Rainy Night Blues

Gitfiddle Jim


2005-04-13 WED.


たぶん SP から起こしたもののせいでしょうか、あの Blind Lemon Jefferson ほどではありませんが、かなりなスクラッチ・ノイズが、まるでタイトルの Rainy Night に合わせたかのように篠つく雨音みたいな気がしてまいります。

この Gitfiddle Jim こと Kokomo Arnold は 2003 年 9 月16日の Paddlin’ Blues の後 2004年 4月20日にもSagefield Woman Blues を採り上げておりますが、実にそれからほぼ 1年の間をおいてに登場でございます。
この YAZOO 1012 の解説ですが、前回もライナーでは Vestapol のオープン D とあったのが実際に音をとってみると「E」だったのでございます。
で、もちろん今回もまた D オープンとしているのですが、チェックしてみましたところ「案の定」オープン E でございました。
ま、好意的に解釈いたしますれば D オープンにチューニングして、それにカポタスト、っちゅうことなんでしょか?

うう、カポタストっていつごろから出来てたんだろ?
少なくとも、フラメンコでは Cejilla(セヒージャ)として定着しているところを見ると、おそらく新大陸にギターが持ち込まれたころにはすでに「あった」んじゃないか、とは思いますが、確実にそれを証明してくれそな記述にまでは辿り着けませんでした。

てなことはともかく、この曲、Rainy Night Blues なんてウェットな(?)タイトルなワリには、そのサウンドはってえと途中ギャロッピングっぽい快走感もあって、意外と元気のいい曲であるとこが面白いですね。

なんたってクドいようだけど、あのシマノのレーサー用のブレーキ・レヴァーと一緒になったシフトを使うくらいなら昔ながらのチューブ・マウントの不便さのほーがいい。
っちゅー「こだわり」がありますから(ま、アレを「醜い」と思わないひとって、あえて「美醜」はカンケーない!っちゅうスタンスで生きてくしかないのかも。ま、そゆひとは別にいいんでしょうが、私はゼッタイ駄目)、どーしてもいいのが見つからなかったら今の ORS の後継機種、レーサーじゃなくミニ・ヴェロなんかもいーかもしんない。

あ、誤解されないよーに言っておきますが、私が毛嫌いしてるのは、あのシフターだけでして、MTB 系のパーツなど、別にシマノでもいっこうに構いません。
現に私の下駄代わりに使ってる HARO F-1 っちゅうヘンなバイクはチェーン・ホイールはシマノのバイオなんとかっちゅう楕円のだし、このバイクそのものがシマノが提案してアメリカで流行らせよとした(ミゴトにコケましたが) F-1 っちゅう一斉に走るジムカーナみたいなレース専用車だったワケで、全身、いたるところにシマノのパーツが使われておるのですよ。

ま、それでも ORS にはスギノのチェーン・ホイールにダイア・コンペのブレーキ、ディレーラー系には今は亡きサンツアー・・・とけっこうアンチ・シマノ色が強いのですが、それもデザインで選んだらそーなっただけで、ハンドル・ステムなんかにゃシマノも使ってるし。
ただ、トップ・レーサーたる(あ、私の中では、ね)メビウス Z にはメカニシャンのクリタ氏のススメで Campagnolo の Record を駆動系に採用してますが、別にホントのレースに出ることはないので、その変速性能とか、シビアに攻め込んでませんからよく判りません。

ところでミニ・ヴェロですが、考えてみりゃ HARO F-1 って、これもミニ・ヴェロじゃん!
そっかあ、あらためて買うことはないのかも???

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